☆1章☆ 「あ、天使長やめるわ」
140アクセスありがとうございます!!
作者の時雨です。更新は送れなかったけれど、内容が少ないです(-_-;)
思いつかなかったりですいません。
☆1章☆ 「あ、天使長やめるわ」
「ルシファー様、本気ですか!!?」
ここは天界の天使長の部屋である。怒鳴り声が部屋に響き渡る。部屋には少年と老人の二
人だけ居る
背中に2つの翼を持つ、見かけ15歳の少年が言った。
「うん。本気だ 天使長やめるわ。人間界に行こうと思ってるのだが、何かまずいか?」
少年の名は、ルシファーでこの年で天使長である。老人は呆れたように言った。
「ルシファー様が天使長をやめたら、戦争は?天使長の代わりの者は? どうするつもり
ですか??」
今は、魔族と交戦中である。天界の頂点が居なければ、勝ち目がなくなってしまう。そう
ルシファーが居なければ勝ち目は───。
天使長と言うのは、より優れた者でなくてはいけない。魔法を使えるもの、政治が出来る
もの、人望があるもの・・・・・・そしてなにより“絶対的強さ”がなければならない。
「あぁ、代わりなら、弟が居るじゃん」
ルシファーの弟は上記項目にすべて当てはある。兄よりも人望もあるが・・・・・・
「ルシファー様は、100年に1人居るか居ないかの天才ですぞ!!」
そう、彼は“天才”なのだ・・・・・・しかし、それが彼を苦しめる原因でもあった。なんでも
出来てしまう、みんなから気味悪がられる。
そして、彼は自分の魔力を9割封印してしまった。彼は、それでも───。
「弟も十分才能あるぞ・・・・・・魔力なら弟の方が上だし(今は・・・・・・」
そう今は・・・・・・魔力は弟の方が少し上回っている。そう、少しだけ───。弟の魔力は、
“記録上”天界1位である。
「分かりました。ただし、条件が御座います。人間界に行くには、ルシファー様では強す
ぎです。能力を幾つか“封印”させてもらいます。」
強いと言っても、人間界には強者が沢山いる。今のルシファーを余裕で倒せるものが──
─。
「それと、子供の居ない夫婦の記憶をいじりましょう。そこの子供になってもらいます。
いいですね?」
人間界に行くのに、天使長、天使とばれては厄介らしい。それに、今は戦争中でどこの種
族も内部が荒れているからだ。
「あぁ。けど、親の魔法の属性を教えてくれよ」
子供は親と同じ属性の魔法を使える。いや、それしか使えないと言える。だから、2つ使え
る人も居れば、1個しか使えないもの、まったく使えないものなども居る。
「見つかりました。キングス夫妻です。父、ロンの属性は土 母、メアリーの能力は水と
風です。」
キングス家と言えば、人間界で有名な上級貴族だ。
「ありがとう。俺は、風と土を使う事にする。」
天使長の部屋での話は夜まで続いた。
次話から徐々に文字数、内容をがんばっていこうと思ってます。