第十六・五話 いざ! 東の摩天楼へ!
数ある作品の中から興味を持っていただき、本当にありがとうございます!
“ 東の摩天楼 ” を目指す長旅に出かけた僕たち。
次回、新章開幕!!!!!
「..........忘れ物なぁい? ハンカチ持った? お金忘れてなぁい?
転移箇所の登録終わった?」
「.......はい!!! 大丈夫です!!!!!」
僕が旅に出る決断をしてから数日後。
たくさんの準備や手続きがようやく終わり、とうとう “ 東の摩天楼 ” へと旅立つ日を迎えた。
僕、レム、ナキシーさんが旅立つのを見送るべく、大勢の人が王都の東門へと詰めかけていた。
「..........みなさんっ........!!!! どうか、ご無事で............!!!!」
「.....タヴァータ殿が空間転移魔法の謎を解明できるよう、祈っていますぞ!!!」
「........オレ.........いつまでも、待ってるからな!!!!!!」
「..........兄ちゃんたち、達者でなぁ。 またどっかで会おうぜ!!」
「.......なにか問題が起きたら、すぐに相談するのじゃぞ!!!
わが国総出で救助に向かうからのぉ。 ふぉっふぉっふぉ!!!」
「...........みなさん..........ありがとうございますっ!!!!!」
僕が、出来るだけ大声で誠心誠意お礼を言う。
もうしばらくみなさんと会えなくなるのかと思うと、僕の胸がきゅーっと締め付けられる。
「...............おみやげ.....................もってくる....................。
まってて........................!!!」
「.........ええ。 必ずや、無事で戻ってまいります。」
レムやナキシーさんもみんなとお別れの言葉を済ませ、いよいよ出発の時間が迫ってくる。
名残り惜しいが..........そろそろお別れのようだ。
僕は瞳に涙をいっぱい貯めながら、心を込めてさけんだ。
「..............今まで僕が生きてこられたのも..........みなさんのおかげですっ............!!!!!
..........本当に...........本当に、ありがとうございました!!!!!!!!!!!」
僕がそうやってぺこりと頭をさげる。
思い返せば........ここに来てからいろいろな事があった。
最初はいきなり知らない場所に飛ばされて、どうなることかと思ったけど.........
僕が持ってきた “ まんが ” のお陰で、この街のみなさんやかつて奴隷だった子どもたち.........
ひいては、この国じゅうの人たちも幸せにすることができた。
沢山の人に助けられて、僕はいまここに立っている。
僕も、その恩を返したい。
もっともっと、僕が大好きなマンガやアニメの力でみなさんを幸せにしたい。
僕は、僕に出来る精一杯のことをするんだ!!!!!
「「「...........いってきます!!!!!!!!」」」
3人の声が、あたりの景色に響き渡る。
これから、僕の新しい旅が始まるんだ.........!!!!
どんなにつらくても、苦しくても、絶対に諦めないぞ!!!!!!
僕はその思いを胸に熱く刻みながら、門の外へと大きく足を踏み出した...........!!!!!!
読んでいただきありがとうございました!!
少しでも「面白そう!」「続きが気になる!」などと思っていただけたら、リアクションやポイントをつけてくださるとものすごく嬉しいです!!!
なにとぞよろしくお願いいたします!!




