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アルビノと神様  作者: エクウス
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証言9


僕がついてこないのに気づいて、白い大人はすぐに戻って来て、どうしたのか聞きました。

僕はすぐにあの子について聞きました。

白い大人は少し考えた後、あの子はもう手伝いが終わったから別の場所に移動になってね、今はその準備をしてるから見えないようにしてるんだよ。と言いました。

どこに移動になるのと聞くと、この施設じゃないところ、もう見ることは出来ないと思う。…そう言われました。


僕は、この時初めて"絶望"というものを味わった気がしました。


あの子がいなくなるなんて。

あの綺麗な姿を見られなくなるなんて。


僕は心の拠り所を失ったのです。



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