22/23
証言22
僕も、仲間も、みんな白い大人を信じていました。誰も疑いませんでした。
元気に外で遊べると聞いたから、検査も注射も受けました。
しかし本当は、僕達を使っていただけの、それはそれはおそろしい人達だったのです。
そんなおそろしい人達から逃げることが出来たのは、他でもない"あの子"のお陰です。
僕はその時わかりました。
あの子は僕に救いの手を差し伸べた
"神様"
だったのだと。
神秘的な姿。圧倒的な力。そして何よりも、美しい…
僕の…神様…
もう一度、会いたい…