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アルビノと神様  作者: エクウス
13/23

証言13


部屋に戻り、ぐったりとしている女の子を抱き抱えてじっと待ちました。


誰か来てくれる。

何か変化が起こる。

そう信じて待ちました。


女の子が意識を失ってからどのくらい経ったのか…僕は心細くて仕方ありませんでした。

いくら待っても誰も来ない。何も起きない。

耳を澄ませても聞こえてくる音は何も無い。

薄暗い部屋の中で女の子と二人。

流れる時がとても長く、長く感じました。

もう…この女の子は助からないかもしれない…。


そう考えていた、その時。


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