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プロローグ
「…腹減った…。 誰か水でも何でも良い…食べ物…。」
道端でうずくまる男…
男はここ何日も物を食べてなかった。
ガサッ…
しかし、男の目の前になぜか食べ物が置かれた。
「!?」
男に食べ物を置いたのは、見知らぬ流浪者の男だった。
そして、流浪者の男は
「お腹空いてるんですよね? だったら、どうぞ。」
と、食べ物を食べて良いと男に伝える。
「あ…ありがとうごぜえます!!!」
すると、男は久しぶりの食事に我を忘れて目の前の食べ物にがっつく。
ムシャムシャ…バクバク…
「う…プハー! う、美味かった~! あ、あり?」
キョロキョロ…
「さっきの男の人…どこに行っただ?」
しかし、男が食べ物にありつけてる間に、流浪者の男はどこかへと行ってしまった。
そして一方…
「おい、お前どこ行ってたんだ?」
「ゴメンゴメン。」
「全く…行くぞ…!」