前へ目次 次へ 2/7 根我茶部 利夫 ハイテクな街といえど、人は人であってほしい。 それを、誰かが望んでいても、いなくとも……。 高級住宅地の、とある一軒家で、 利夫は、姉に言った。 「お姉さん、たまには風呂に入るか、シャワーを浴びてみては…?」 「…ほら、シャワーとかって、渇いた肌が水分、吸っちゃうでしょ……減量中の私には…」 「お姉さん、カルピスの元、1日1本、空けるのを止めてみては…。」 その場を去ろうとする、利夫に、リビングでテレビを見ていた彼の母が言った。