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女神エルノ

 この地より数億光年の彼方にある星々は、密集しており、交流もさかんだった。

「われら、光の女神エルノに感謝致します。」

 神への謝辞に続いて、会議が始まった。

「すでに帝国の半数以上の星が移動圏外へと去ってしまった。このままでは、帝国は衰退の一途をたどる。しかし、同志諸君。安心してくれたまえ。ついに、念願の超高速亜空間通信に成功した。くわしいことは、スタイン博士に説明しただこう。」


 耳の長い、白い毛で覆われた老人が解説を始めた。

「われわれの世界の物質はプレートという薄い膜のうえにのっているようなものです。そこにひものような状態ではい回っているのです。ですが、このプレートから離れることができれば、より速く移動することができます。残念ながら、肉体は物質ですので、プレートにくっついて離れることはできません。しかし、情報である意識は自由に移動することができるのです。プレートに浮いた状態で滑らせます。かつてレールの上を摩擦で移動していたものが、超伝導で浮かせて移動するようなものです。しかし、どこでもできるわけではありません。ですから、まず、各地に中継基地を設置します。そこまでは従来の通信で可能です。5Z中継基地間を亜空間通信を行います。これにより失われたかつての帝国全土が再びひとつにつながることができるようになるでしょう。」


 5Zと呼ばれる亜空間通信は、何億光年という距離を瞬時に通信できた。それでも、ヒューマノイドで行動できる惑星間通信となるとタイムラグがある。VRでのお手軽体験というわけにはいかなかった。

 女神エルノのもと、新たな帝国エルマンがつくられ、長年見捨てられた星々がふたたび統治されはじめた。その力は、女神エナイとともに残され人々のすむ惑星、テレに迫っていた。

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