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サー・コショウ

「わたしのことは、サー・コショウとお呼びください。星によって各年齢での信頼度がことなります。われわれは、その星で最も信頼される年齢になって行動しています。」

 子供の姿のコショウが移動しながら説明をした。

「コクウ、わしの行動はイチゾウに筒抜けになるので、代わりにドルードがついていく。おまえは、ミロク観光の御曹司ということになっておる。帝国内で新しい観光を始めるための視察という名目だ。いろいろな星の現状を見てくるといい。わしは、すこしやっておくことがあるので時がきたら、ここへ迎えにこよう。」

 そういうと、転送施設の前で、ジゾウは一人街のほうへと消えた。


「冷凍凍結って、また生き返れるのかな。」

 ドルードは生まれながらのテレの住人だった。貧しい農家で、他の星へも行ったことがない。がっしりとした体格に似合わず、慎重で臆病だった。

「お二人とも始めてということで、登録に時間がかかります。その間に、練習用のヒューマノイドで操作に慣れておいてください。コントローラ代わりのスーツを着ると、体中がつぱった。

「スーツの安全装置によって、慣れるまでは動きが制限されています。力加減が理解できたら徐々に解放します。実際のヒューマノイドでは、空を飛んだり海底を散歩したりもできるようになります。」

 インストラクターのアンドロイドが解説をする。

「今回のタイプは完全感覚同期ではなく、憑依型とよばれる自立型のものになります。自身の体というよりも別人を操作しているような感覚になります。緻密な動きはできませんが、初心者でも、歩くつかむといった基本動作はすぐに使えるようになります。このタイプは、感覚は移行しませんので通常の生命維持装置の使用になります。万全は期しますが、万一の場合にそなえて契約書にサインをお願いします。」

 アンドロイドは精一杯の愛想として、引きつったような不気味な笑みを浮かべた。そのためか、体の奥からカタカタと音が鳴り続けた。

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