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怒涛の日々

どこから、そしてどこまで記せばいいのだろう。

2024年、新しい年が明けてから早4か月が経ってしまった。

昨年秋には、2週間に一度は更新する!と息巻いていたのにもかかわらず数か月で挫折してしまった。


年末からは、まさに怒涛の日々だった。

まず、仕事がかなり忙しかった。

年末年始は毎年忙しいのだが、今年は更にいろいろなことが重なって残業も多かった。

残業と言っても夕方はなるべく早く帰宅しないといけなかったので、毎日少しずつ早めに出社したり、在宅勤務の時に夕方少しずつ残業したりしてこなしていた。


そして、やっと仕事が落ち着いた頃、私生活ではこれまで以上に母の介護に時間を費やすことが多くなった。

前の章でも書いたが、夜間母を起こしてトイレに行かせる必要が出てきたため、自分の睡眠を削ることになってしまった。

起こし始めてから、トイレに付き添い再びベッドに寝かすまで最低でも30~40分はかかる。

ホントに誰かが自分の代わりに寝てくれて、私が昼間も元気でいられるならそれでもいいとさえ思う。


また、トイレの問題はそれに付随して他にも問題を引き起こす。

単純に可燃ゴミの量が増える。

最低でも、朝晩紙おむつを交換し、さらにパットを併用しているからそのゴミも増える。

これまでは、燃えるゴミは週に1回出せば間に合っていたが、週2回出さなければいけなくなった。

その週2回のゴミ出しも雨降りの時は最悪だ。

車いすでは両手がふさがるから傘がさせない。かっぱを着るか、濡れるのを覚悟でダッシュで行ってくるしかない。

それでも無理そうな大雨の時はゴミをまとめるだけまとめておいて次のごみの日に一緒に持っていく。


そんなこんなの毎日の中、思いもよらない事件が起きた。

母親がデイサービスから帰ってきた直後に転倒してしまったのだ。

確かにそれまでも何度か転倒することはあったが、今回はゆるゆるとしゃがみ込む感じでそれほどの衝撃はないように見えたのに、受診したところまさかの両足骨折。

もともと骨粗しょう症で骨がもろくなっていたこともあり、手術はしたものの固定するのは大変だったらしい。


全治2か月。もともと筋力が弱っていた上に、その間立つこともできずにいたので更に筋力が弱くなり、みるみるうちに足もやせ細ってしまった。

生活のリズムが大幅に変わったせいもあり認知症の症状も大幅に進んでしまい、たぶん自分が骨折して入院している事も理解できていなかったと思う。


入院中も色々なことがあった。

まず、無事手術が終わって執刀医から手術の経過や今後の治療方針について説明があった。

先にも書いた通り骨粗しょう症で骨がもろくなっていたため、なかなかうまく固定できず、手術は文字通り「骨が折れた」ようだった。骨がうまくつくかどうかわからないと。

そして認知症のため、病院でのリハビリは困難だろうということだった。

確かに普通の会話もなりたたないのだから、リハビリでの指示などはいっていかないだろう。

そうなると歩けるようになる可能性はほぼ無いというのが医師の見解だったし、実際私自身もそうだろうとは思っていた。そしてそんな状態で自宅に帰ってくることは難しいだろうなと薄々感じてもいた。

だが、その直後に看護師から「退院先はどうされますか?」と尋ねられた時は正直動揺した。要は自宅に戻るのか、そのまま介護施設に入所するのかということだ。

ようやく手術が無事終わってホッとしていたところだし、どのような状態になれば退院許可が出るのかもわかっていない状態で、退院先をその場で決めるのははっきり言って不可能だったし、家族側の心情からしたら酷な問いかけだった。

当然その場で結論を出さなくてはいけないわけではなかったが、早めに方針を決めておいて欲しいということだった。


10年以上前に母が入院した時はリハビリも含め5か月くらい入院して、自宅に戻れるようになってから退院となった。しかし今は、その頃と比べると全国的にも病院の総病床数は1割くらい減少しているそうで、そうなると病院側としてもこれ以上病院での回復が見込めない患者は一刻も早く退院させることが必要となるのだろう。

例えば退院の許可が出た患者であれば、自宅での生活が難しい状態であっても、入所できる施設が見つからなければ自宅に戻ってくるしかないということだ。

実際、母の場合も退院のタイムリミットぎりぎりまで、入所できる施設が決まらずどうなることかと心配した。


病院は早く出なくてはいけないのに、施設にも空きがない。

これはうちに限ったことではないと思う。

それでも既存の病床数は国が基準とする病床数よりまだ多いようで、これ以上増えることはないだろう。

更に介護士不足なども問題になっているから、介護施設の拡充も期待薄なのかもしれない。

もちろん、病院や施設にお世話にならずに最期を迎えるのが理想だが、まだまだこれから増え続けていくであろう高齢者にとっては生きにくい将来が待ち受けているようで、不安しかない。

近い将来そう呼ばれることになる私にとっても、自分事として考えさせられた出来事だった。

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