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『花子とアン』~ 涙活

最近、サブスクで昔のドラマや映画を観る事にはまっている。


先日は2014年のNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』を一気見した。

といっても半年分だから、たとえ1話15分だとしても到底文字通り「一気」という訳にはいかず、1日に1週間分位を少しずつ見進めていった。


この物語は、『赤毛のアン』の日本語訳者である村岡花子の半生を元にしたフィクションで、村岡花子を吉高由里子さん、その夫の英治を鈴木亮平さんが演じている。

元々私はこのお二人の事が好きだったので、いつか観てみたいとは思っていたのだが、今年が2022年だから随分と年月が経ってしまったものだ。


だが、昔のドラマを今観る事で気付ける事もある。

それは、このドラマのキャスティングが驚くほど豪華な事だ。

当時から活躍中の俳優はもちろんの事、無名かそれに近い俳優も、時を経て今ではほとんどが主役をはれる方ばかりだ。

出演者をざっと挙げてみると、仲間由紀恵、黒木華、賀来賢人、窪田正孝、土屋太鳳、芳根京子などなど、そうそうたる面々だ。

そしてその豪華な俳優陣の中でも断トツに今ブレイクしているのは、英治の弟、郁弥を演じた町田啓太さんだろう。

そしてここからはネタバレとなるので、今後観る予定のある方はご注意頂きたいのだが、その町田さんが演じる郁弥の存在が私に驚きの現象をもたらしたのだ。


郁弥は花子の妹、かよにプロポーズした直後に関東大震災に見舞われ亡くなってしまう。

そこで、私の涙腺が崩壊した。ただ涙が出るだけではなく、嗚咽を止める事が出来ないくらいだった。

しかも、郁弥が亡くなった事は英治と、かよによって語られるのみで、亡くなるシーンは映像で表現されていないのにも関わらずだ。そしてそれは、亡くなった事が語られた時だけでなく、後々写真が映し出されたり、周りの登場人物が郁弥の事を語るだけでウルウルくる位だった。


大人になってから、あんなに泣いたのは飼っていた猫が死んだ時以来だと思う。

どうしてそんな状況に陥ったのかは自分でも判らない。

そこで、「泣く」という事について少し調べてみた。


今、「涙活」という言葉が聞かれるように「泣く」という事には様々なメリットがあるらしい。

・ストレス発散(ストレス物質を涙と共に排出できる)

・安眠効果(副交感神経が優位に働き、リラックスした状態で眠れる)

・ダイエット効果(快眠効果で新陳代謝がアップし、ストレスによる暴飲暴食も防げる)

・美肌効果(ストレス解消により、老化の原因物質である活性酸素を抑えられる)

・免疫力アップ(副交感神経が優位な状態で眠る事により免疫力アップにつながる)

細かく見ていくとまだまだあるようだが、ざっと洗い出すとこんな感じだ。

つまりは、泣くことによってストレスを解消する事が色々な良い効果をもたらすようだ。


だとすると、その時私はよほどストレスが溜まっていたのだろうか。(確かにそうかもしれない)

そして丁度そんな時に「郁弥の死」がトリガーとなって涙腺崩壊にいたったのだろう。あの大泣きは体が欲していた行為だったのかもしれない。

その時は「涙活」というものは全く意識していなかったし、それで本当にストレスが発散されたかというと定かではないが、たまには思い切り泣くのもいいかもしれない。


大人になると我慢する事ばかりで、「人知れず泣く」という我慢しなくていい事まで何となく我慢してしまっている。

もうこの歳になったら、我慢しなくていい事は我慢しない、無理しない、それがいつまでも健康でいる秘訣なのかもしれない。


ただ、その時もそうだったのだが、翌日のまぶたの腫れには要注意だ。

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