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土地神ライフ  作者: KUMA
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第6話 新【神】違いのようです

目を開けると青空が広がっていた。

さっきまで私は本殿にいたはず。

恰好は変わっていないが、周囲の景色は明らかに違う。


「雲の上……でも天国にしては何か現代的な感じが」


確かにここは雲の上、より正確に言えば白い石材でできた広場に立っていたんですが……

その先にはお店らしき建物や街灯が建っており、さらに奥にひと際大きなモノがあります。


神界(じんかい)役場 ヤマト? 」


屋上にデカデカと設置されている看板にはそう書いてありました。

……まずは行ってみますか、真直ぐ進めば良いみたいですし。

そこで色々聞ければ良しとしよう。




~神界役場 ヤマト~


石煉瓦の重厚な見た目とは違って、内部は木材を使ってできていた。


アットホームな雰囲気で良いですね、照明もレトロなモノを使用しているのも中々。

とりあえず番号札を取り、待合の椅子に座って辺りを見ましょうか。


ジャケットと赤い袴の組み合わせた服装は此処の制服なのだかな? カッコいいかも……

ほとんどの方が日本人、ん? 外人っぽい顔立ちの人もチラホラいますね

皆さんバタバタと動いていて忙しそうです。


「ちょっとソコの君、何をサボってるの!

制服の上着も着ないで……ん? その袴の色、もしかして新人さん?」


最初は別の人に声を掛けたのかと思ったのですが、どうやら周囲で待っている中で水色の袴は私だけみたい。他の人は町人のように楽な恰好か、地味な色の袴ばかりだ。


「私ですか? まぁ、なったばかりなので新神(しんじん)……なのかな? 」

「なるほど袴の新しい色は空色か……こっち来て」


制服を着たお姉さんに連れて行かれそうになった時、アナウンスが鳴る。


『番号札157番の方、準備ができましたので10番窓口までどうぞ~』


「あ……私のだ」

「もしかして集合場所がわからなくて番号札まで取ったの? まったく……」


彼女は胸元のマイクで窓口と連絡を取ると


『番号札160番の方、準備ができましたので10番窓口までどうぞ~』


……キャンセルされてしまいました。


「ほら、行くわよ。来ていないの貴女だけなんだから」

「研修って新神(しんじん)さんは皆受けるんですか? 」

「……当たり前でしょ」




更衣室につくと、ジャケットと研修中と書かれた名札を渡される。

言われるがまま着替え、彼女からは「似合ってるじゃない」と褒められました。

まずは此処の事を聞いてみますかね。


「ここって何をする場所なんですか? 」

「何をって……地上に降りている神々のサポートに決まってるじゃない。人間や妖怪からの依頼についての相談、各種手続き、徳に関する書類管理、式神札等の道具を販売……やる事は多いのよ、聞いてこなかったの? 」

「……どれも初耳ですね、ここに来たのも初めてですし」


返答に眉間に手を当てる。少し間を開けると……


「あ~わかった、他の神界からの新人研修ね。名前は? 」

「……(担当者のかな?)」

「あなたの名前は? 」


イライラしてますね、何か不快になる事をしてしまったのでしょうか?


「マコトです」

「マコトさんね、ちょっと待ってて」


そう言うと更衣室から出ていかれました。

外からは怒った口調の声が聞こえてくる、誰かと電話してるのかな?

私自身、心当たりは特にないのですが……


「分かったわ、その代理はアタシがする。あの人はまた報告もしないで……」


相手との話が終わると、外から着いてくるように言われました。


             ※※※


窓口の奥に通され、椅子に座らされる。

木製の事務机には大量の書類が置かれており、近くにはハンコと朱肉が。


「コレはいったい……? 」

「新人達の研修その1よ。大丈夫、ハンコを押すだけの簡単な仕事だから。この2か所へトントンってやるだけ。その様子から初めてだろうしアタシも見てあげるから(楽できるし)」


実際に作業を見せてくれる、これは単純作業で眠くなりそうですね。

どうやら担当者の代理は彼女らしい。




……いやコレ絶対違いますよ。

今気づいましたけど、陽光さんこんな事説明してなかった。

そもそも私は神社について相談に来たんだし、ハッキリ言わないと。


「さぁバリバリやるわよ」

「あの、私―――」

「無駄口を叩かないでっ、いつまでも終わらないから!」

「だからっ、わた―――」

「……」


現場の空気が張り詰め、何も言えない雰囲気になってしまう。

無言にギラリと鋭い目付きで睨んできましたよ、この人。


仕方なくハンコを手に取り、謎の書類にペッタンペッタン押していく事になりました。




ペッタンペッタンぺッタン……




山のように積もった謎の書類にハンコを押し続けて約2時間経ちました。

単純作業で私、かなり眠いデス……。


「……ねえ」



私何しに来たんだっけ?


駄目、もう意識が限、界……




「マコトさん、寝ちゃだめよ! 」

「ひゃいっ?! 」



ゴン…………グラッ




驚いた拍子に私の肘が積まれた書類へぶつかる。

後は、わかりますね?


「あ―――」


ドザザザッ……と倒れ、私は書類の波に飲まれていきました。

これからどうなるのでしょうか? 私、先行きが不安です。

今度は土地神の更新。

ど~も、KUMAです。


4月ですね、太陽の光が暖かい……風は若干冷たいけど。

昨日から自分も本格的に動き始めました、内容? まぁ色々とですよ。

新年度からと言うよりも先月の終わり際からバタバタとしているでやはり月1になりそうですが、ご理解をば……。


今回は短めになっていますが、どうかよろしくお願いします。

それではまた次の機会に……



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