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第2話 プロローグ その2

草原だと思っていたが実は小さな丘だったらしい。

二人の後をついて少し下るとテントのような物がいくつも建てられている場所についた。


「少し此処で御待ちください。直ぐに飲み物を用意しますので。」


そう言ってもう一人の男性が離れていった。


「さて、本来なら自己紹介が先でしょうがそれはもう少し御待ちください。この後の予定ですが都で王と御会いして頂くことになります。

その場で今後の事を含め質問等をお願いします。」


「フム、それまでは問答無用と言うわけか?それで都までどれくらいかかる?まさか何日もかかるのか?」


「都には今日中に着きます。本日は城内に部屋を用意して有りますので其処で御休みください。明日の朝に謁見となるでしょう。」


「分かった。それで自己紹介が後回しなのは何故だ?」


「それは.....ああ、来ましたね。あの方を待ってたんです。」


彼女の視線を追うと先程の男性に加えて新たに女性が一緒に歩いてきた。

その女性を見たとき、頭の中でカチッとピースのような物が嵌まった気がした。


「お待たせいたしましたわ。お話は何処まで進んでいるのかしら?」


彼女は飲み物を用意しながら問いかけると


「これか「成る程、そういうことか<ラキシス>?」


「「「「「!?」」」」」」


「やはり<マスター>にはお分かりになりましたか?」


「そりゃあ、これだけピースが揃えばな。」


そう、ピースは幾つもあったのだ。一緒に寝ていた3人の年格好、迎えに来た二人の外套、極めつけは……


「幾らなんでもわざとらしくないか?その着物とリボンは?」


そう、ラキシスは白い着物に猫耳のようなリボン、和傘という出で立ちだった。


「マスターならこれで分かってくれると思いましたから。」


「見事に家の<猫>勢揃いか。これはまだ何か有るな?」


そう、この場に居る<6人>はかつてもしくは現在家に居る<猫達>なのだ…………




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