第1話 プロローグ その1
「どうなってるんだこれは?」
その日は普通に仕事をして、普通に家に帰り、飼い猫の飯を用意して、チューハイ2本を飲んで寝た筈だった。
そう、普段どうりの一日だったはずだ。
1つ、なぜ天井がない?
1つ、なぜベッドで寝てたはずなのに草原で寝ている?
そして最も解らないのは周りに3人の男女が同じように寝ており、さらに外側に大勢の武装していると思われる集団に囲まれていることだ。
目覚めての第一声がこれでも、誰にも文句は言われないだろう。
兎に角分からないことだらけで混乱してる内に周囲を囲んでいた集団が割れて二人の人物が歩み寄ってきた。
「Ajsuiq...mwissqoi」
「aooo........これで私の言葉がわかりますか?」
指先に仄かに光をともし何事か呟いた一人が声をかけてきた。
「.....理解は出来るが言葉の意味があっているかは解らん......取り敢えず状況をわかる範囲で説明してもらえると助かる。」
「驚きました。随分と冷静なのですね? てっきりわめき散らされると思っていましたが......」
「周りを刃物で武装した集団に囲まれていればこうなる。冷静なんじゃない、怯えているんだよ。」
そう、周りにいるのはまるで中世の鎧に槍や剣で武装した集団なのだ。夢だと判断してもおかしくはないだろう?そう思わなかったのは余りにもリアルだったからだし、最近ラノベなんかでよく出てくるネタに状況がにていたからだ。......当事者になるとは夢にも思わなかったが.......
「承知いたしております。向こうに落ち着いて話が出来る場所を用意しておりますのでまずはそちらに。お連れ様もそろそろ目が覚めるようですので。」
「連れ?俺には見覚えないんだが?」
「それも向こうでお話しします。他の方々はあなた様のよく知る方たちの筈ですので。」
「「「う~~ん.....」」」
タイミング良く寝ていた3人が動き始めた。
仲良く3人とも同じタイミングで目が覚めた....と言うより、会話内容に会わせて動き出したって所か?
「フミャ?....此処は?」
「...あ.....にいさま?」
「.....zzz.....」
聞き捨てならない一言が聞こえた気がするが、放っておくとまた眠ってしまいそうなので取り敢えず移動するか。
「分かった。このままじゃ何も解決しなさそうだし、話を聞かせてもらおう。あと、居心地悪いからせめて回りを囲むのは止めてくれ。」
「承知いたしました。では此方へどうぞ。」
はてさて、これからどうなることやら… これが異世界1日目の最初だった。
はじめての小説ですので色々間違ってたり、誤字脱字等あると思いますのでドンドン指摘してください。
今後自分のブログの方にも掲載するかも?




