表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/67

23.金龍の加護

 


 アメンボーの攻撃から逃れたのは良いが、おかしなことが起きていることに疑問を浮かべるケイ。

 そう、目の前にいる我がの従魔の姿が変わっていることに。金色の鎧や鱗から従魔にも【金龍の加護】の効果を受けているのがわかる。

 だが、何故ーーーー?


 戦闘中なのはわかっているが、【金龍の加護】の効果を見ていた。




「ん?」


 効果を見ていると、違和感を感じたのだ。【金龍の加護】の効果はこちらである。




 ーーーーーーーーーー


 ◆金龍の加護◆(SR)


 金龍は金を払うことで短時間だけ力を得る。プレイヤーのレベルが上がることによって、効果が増えていく。


 効果1……1万ゼニを払うことで、30秒だけ全ステータスが二倍になる。(一時間に一度しか使えない)



 ※この加護を持っている者は初期ステータス半減、経験値取得半減、レベルアップ時のステータスアップ半減する。


 ーーーーーーーーーー


 違和感を感じた理由がわかっただろうか?


 この加護には、対象者が書かれていないのだ。この前、ガイルに加護を見せてもらった時は対象者が加護の保持者・・・と出ていたのを見ている。


 つまり、ケイが持つ【金龍の加護】とはーーーー




(支援型の加護だということか…………)


 加護の保持者だけではなく、パーティの仲間や従魔を強化する加護ということだ。それなら、デメリットがキツくて半分の経験、能力値しか貰えないのも納得出来る。自分だけではなく、パーティの仲間や従魔を一気にステータスを二倍に強化出来るのだから、たった30秒といえ絶体絶命のような状況から逆転が可能なのだ。今の様に…………




「ウゥゥゥーー!!」

「ミュミュ!!」

「シャア!!」


 高速移動するアメンボーだが、強化されたフォックが簡単に追いつき、スノーも泡を避けず真っ直ぐにアメンボーへ向かっている。

 前より早くアメンボーを捕まえて、フォックとスノーの攻撃で一気に最後の体力バーが半分以下まで減った。アメンボーの防御が元から低かったといえ、最後の体力バーを半分以下までにするとは。




「ウゥゥゥー!」


 スノーからまた抜け出して、先程よりもスピードが上がっていた。おそらく、体力が少しだけになったらスピードが強化されるのだろう。だが…………




「もう終わりだ」


 鞭の先をフォックに持って貰い、アメンボーの先まで回り込んでーーーー




 転ばせた。





 アメンボーの脚は上げておらず、水を蹴っているので、転ばさせるのは難しくなかった。さっきまでは泡で今のような作戦は使えなかったが、今はケイのAGIは人並みになっているので鞭で防ぐこともせずに避けられるのだ。


 転ばせて、隙を作ったケイ達は最後になる攻撃を放つ。




「【打蛇】!」

「ミュ!」

「シャァッ!」


 もしかしたらMDFが高いかも知れない疑いもあるので、【鬼火】や【氷穿】を使わずにケイは鞭の攻撃、フォックへ突進、スノーは尻尾の振り回しで物理的に攻撃をしたのだ。






「ウゥゥゥゥゥーーーー…………」






 体力バーが全て真っ白になって、アメンボーは光の粒になって、消えた。同時に【金龍の加護】の効果が切れて、元の姿に戻った。





「勝ったか…………ん?」


 アナウンスが流れていることに気付いた。




『また連絡させて頂きます。それから、おめでとうございます。ケイ様が『喰虫の森』の中ボスを単独討伐をして、鍵は残り二個となりました。では、皆様も頑張って下さい……』




 このアナウンスは自分にだけではなく、他の人にも伝わっているだろう。




「やっぱり、連絡が行ったか……あ、ステータスとドロップ品は!?」


 中ボスを倒したならレベルが上がり、良い物をドロップしているだろうと確認してみたらーーーー




 ーーーーーーーーーーーーーーー


 ステータス


 名前 ケイ

 種族 人間族

 職業 モンスターテイマー


 レベル 11→14

 HP 80/80

 MP 100/100


 STR 93

 DEF 80

 AGI 73

 DEX 70

 INT 70

 MDF 70

 LUK 70


 所持金 2500ゼニ


 〈装備〉


 武器 毒棘の鞭 STR+23 (R)


 頭防備 蒼布のバンダナ DEF+5 AGI+3

 体防備 皮の鎧 DEF+5

 腕防備 なし

 脚防備 皮の靴


 アクセサリー


 その一 なし

 そのニ なし

 その三 なし


 称号


 New!【見習い従魔使い】


 従魔


 ・フォック レベル20 (HC)

 ・スノー レベル14 (HC)


 加護


 ・金龍の加護(SR)


 スキル


【テイム】・【召喚】・【鞭術】・【魔力の涙】・【ステップ】


 ーーーーーーーーーーーーーーー




 ーーーーーーーーーーーーーーー


 ステータス


 名前 フォック

 種族 フレイムフォックス (HC)


 レベル 16→20(MAX)

 HP 214/214

 MP 258/258


 STR 93

 DEF 69

 AGI 184

 INT 207

 MDF 77


 〈装備〉


 アクセサリー


 その一 紅晶のネックレス INT+3

 その二


 スキル


【鬼火】・【ステップ】・【嗅覚感知】


 ーーーーーーーーーーーーーーー




 ーーーーーーーーーーーーーーー


 ステータス


 名前 スノー

 種族 スノウバイト (HC)


 レベル 9→14

 HP 256/256

 MP 78/78


 STR 104

 DEF 214

 AGI 73

 INT 76

 MDF 209


 〈装備〉


 アクセサリー


 その一 〈十字架のネックレス〉 DEF+2 MDF+3

 その二


 スキル


【氷霧鎧】・【氷穿】・【毒牙】・【熱視感知】


 ーーーーーーーーーーーーーーー


 次にドロップ品。



 単独討伐報酬


 〈【爆泡】覚醒石〉



 先行討伐報酬


 〈スキル原石〉



 通常報酬


 〈スキル原石〉×3

 〈蟲の魔石〉(R)

 〈蟲の血〉(R)



 うん、気になることが多かった。一つずつ内容を調べていく。まず、フォックのレベルに関してだ。レベルが20でMAXとはどういうことか?だ。

 もうフォックは強くなれないかと少しガッカリしていた時、一つのコマンドが浮かんでいることに気付いた。




『進化』




 進化、つまりフォックはまだ強くなれると言う証拠だった。ケイはすぐさまにコマンドを押してみると…………



 進化素材が必要になります。今は進化素材が足りないので、進化は出来ません。


 〈炎石〉×2

 〈狐の尾〉



 と出ていた。この素材があれば、フォックは強くなれると言うことだ。




(うーむ、素材はあとでリンダに聞いてみるか)


 直ぐに準備は出来ないので、あとでにして次のを見ることに。




(次に単独討伐報酬の〈【爆泡】覚醒石〉か、名前だけでも何なのかわかるな……)


 覚醒石とは、スキル屋でスキル原石と交換出来て、使うとスキルを覚えることが出来るのだ。

【爆泡】とは、あのアメンボーが使った技のことだろう。効果はーーーー



 ーーーーーーーーーー


【爆泡】 MP5


 何かに触れた瞬間に、衝撃波を撒き散らす。(一度に出せる数は10個まで)


 ーーーーーーーーーー


 ケイは使い勝手のよい技だと思った。一度に出せるのは10個までだが、ケイはまだMPが少ないからこのくらいがちょうど良いのだ。


 単独討伐報酬は先着一名だけだが、先にパーティでクリアされても単独での討伐が初めてならば貰えるのだ。ケイは勿論スキルを習得するのだった。




「へぇっ、指から出せるのかぁ」


 人差し指から泡を出すイメージをしたら、アッサリと出た。地面に放ったら、ドバッ!とアメンボーの程ではないが、威力は高そうだった。




「STRとINTのどちらかになるんだろ?」


 魔法に近いが、衝撃波はSTRっぽく感じるから判断は出来なかった。




「ミュ~?」

「あ、ゴメン。街に戻ろうか?」

「ミュ!」

「シャァ!」


 肩に乗っていたフォックがまだ?というような声で、ケイはスキルに夢中になっていたことに気付いた。

 とりあえず、街へ戻ることにすることに決めた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ