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第二話 露美悪の憂鬱

今回は聖人視点です。聖人の心中は……

「はぁ・・・・・・」

今は昼休み。俺こと越智聖人は屋上(俺達の喫煙所になっている)に悪友達と寝転んでいる。

「なんかさぁ・・・最近面白いことねぇよなぁ・・・」

横では親友の龍斗(たつと)がぼやいていた。

「そだな・・・。」

俺もぼやく。

「そういやぁ聖人!!ジュリエットの後ろの席だろ?!仲良くなったか?!」

またそれかよ・・・。ジュリエットというのは俺と同じクラスで前の席の香坂音色の通称だ。

俺の中では「ジュリエット」より「嬬離悦吐」って感じだけど。

俺は前後の席になったということで周囲の人間達から羨望の眼差しを受けた。

挙句の果ては「お友達になれ!!」という指令まで出る始末。

確かに香坂は可愛い。ダントツで可愛い。しかもなんか良い匂いするし。花の匂いみたいな。

ヤンキ−なのに下品に見えないし(育ちが良いからだろう)スタイル良いし細ぇし白いし、それなりに勉強できるし運動だって実は得意だし。とりあえず可愛い。強がってるっつか冷たく言葉をなげかける感じもまた可愛い。噂では拒食症らしいけど、みんなが「俺こそが香坂を救ってやりたい!!」と思ってしまうようだ。

でも!!俺は苦手だ。つうか香坂は絶対に俺を嫌ってる。

「仲良くなれねぇよ。昨日なんかキモイ言われたし。」

俺が言うと龍斗は笑いながら言った。

「マジで?!お前今までの人生で初めてじゃねぇか?!キモイって言われたの」

・・・本当だ。今までキモイなんて言葉を投げかけられたことが無かった。

「初めてに決まってんだろ!!」

龍斗は意地悪い微笑を浮かべた。

「・・・で、どうよ??キモイ言われた感想は??」

「最悪」

俺、香坂に何かしたっけ?!まぁいいさ。俺が密かに狙ってんのは香坂じゃなくて香坂と親友の高田優子だし。高田も香坂に負けず劣らずスタイルが良い。それに綺麗系だ。

俺は可愛い系より綺麗系が好みだし。久しぶりに彼女でも作るかな。

考えながら伸びをした時、携帯が鳴った。電話だ。

俺は液晶画面を見て着信拒否にした。

「誰だよ??どうせまた女だろ!!」

龍斗は呆れたように新しい煙草に火をつける。

「先週一回遊んだ女。しつこいんだコレが。」

俺は携帯をポケットに入れる。

今から夏真っ盛り。さてと、そろそろ本命の彼女を作るかな。

俺は透き通るような青い空を眺めながら高田の顔を思い浮かべていた。

はい、花想です。続きでございます!!学校のアイドル二人はすれ違いのようで…。さぁこれからどう展開していくか!!楽しみですねぇ(他人事かよ!!)こんな作者でスイマセン↓これからもどうぞよろしくお願いします。

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