一話 俺の夏休み
一話前の話を少し違和感を感じていたところを修正しました。
是非とも良かったら感想、レビュー、コメントなどお願いします!(土下座)
ベット脇の目覚まし時計のアラーム音で、俺、神楽坂葵は目を覚ました。
びくっとして、起きなおりーー急に目が覚める。
「ふわー、よく寝た」
親はもう仕事に行っている時間、朝ご飯を食べ、テレビを見てたりすると、ある話題が目に入った。
「なになに、【海底ケーブルが切れた?他国の仕業か!?】ってどこの国がそんなことをするんだよ」
俺は思う、2030年現在、日本はGDP軍事費ともにアメリカ、ソ連、GDPは中国に続く世界第4、3位の地域覇権国家になり、東南アジアの盟主的な存在になっている、だから喧嘩を売れる国などないに近しい。
そのままテレビを見ていると掛け時計が11時を知らせるように鳴く。
「あ、やっべ」
用事を思い出し、急いでスーパーに寄り”あるもの”を買い近くの山に行く。
そして、森の中に入り祠を探す。
「あった」
そこに祠はあった。大きさは縦横70センチほどの一般的なもので、狐が祀られている。
俺は周りを見て、誰もいないことを確認して、彼女からもらった御符を張る。そして教えてもらった呪文を唱える。
「稲荷大神の大前に 大神の家門を叩く事を 申す」
嚙みそうになりながら呪文を喋り、瞬きした瞬間、神社にいた。
「いつしてもなれないな」
「遅いのじゃ、遅いのじゃ、早くいなり寿司をくれ!」
「ごめん神天、遅くなった!」
そうして俺は彼女、神天に謝りスーパーで買ったいなり寿司スペシャルセットを渡す。
「これじゃ!やっぱりこのいなり寿司弁当が一番じゃ!おぬしも一緒に食べるぞ!」
尻尾を振りながら大声で喋る。
そして歩き始める。
神社に何故かある古風な家の中に入り冷房をつけながら食べる。
「いただきます」
「わし以外誰もいないしそんなにお行儀良くしなくてよいんじゃぞ」
そう彼女は言っているがとてもうれしそうだ、、、、、、、、
「そういえば、何でこんなにここは豪華なの?」
「本当にそういえばじゃな、、、ん~」
「それはわしがこの国ですごくえらいからじゃ」
わざとらしく誇らしそうにする。
「わしは神じゃと昨日言ったじゃろう?」
「うん」
「実はわしは不老なのじゃ」
「ぶふぉ」
お茶が口から出てしまった。
「えっ、てことは、、、」
「先に否定するが、別に実験の被検体などではなく、わしがトップにいる裏の組織があるのじゃ」
「えっ」
思ってることをあてられたことよりも思ってすらいないことを言われ、びっくりする。
だが冷静に考えてみるとこの土地不足の日本ででっかい土地を持ってるのはさすがに話ができすぎている。いや待てよ?てことは政府関係者なのか?この国でこんなことを隠せるのはどこだ?もしかして噂の、、、
「おーい、大丈夫かの?話についていけないか?」
彼女の声で思考の海から戻る。
「大丈夫だよ、少しびっくりしただけ」
「じゃあ、他にはあるか?」
「ん-大丈夫」
「それなら一緒に遊ぶか?」
「ん、そうする」
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夕日が沈んでいる。
そろそろ帰らなきゃと思い彼女に別れを告げた。
「じゃあまたのー」
彼女が手を振ってくれる
帰りと明日用の御符を2つもらい帰った。
「今日も楽しかったな」
帰り道空を眺めるとちょうど夕日が出ていた。
沈みかけた夕日はなにか非現実的で美しかった。
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