Ep.VII‐最悪の魔道具
‐各キャラ紹介‐
霧崎 琴音
十六歳・女性
高校二年・学院一回生
高校生にして魔法学院に入学した数少ない人物
桃園 蘇蘿
二十四歳・男性
六双神・天に所属してる
白髪で、膝くらいまでの長さ。
六双神最強にして、最年少。武器は二メートル超えの杖
遠永抻 薫
ファルシン寮・四回生
少しチャラいけど、やるときはやる男。
好きな調味料は薄味醤油
咲栄崎 稜也
ファルシン寮・四回生
無口で他人とかかわることが得意ではない。
実力はある。蘇蘿さんにも認められているし、蘇蘿さんを尊敬している。
劚蘿 珠帝
ファルシン寮・五回生
劚蘿家の長男
茶葉から作る生粋の紅茶好き
ファルシン寮に戻った蘇蘿、ある道具を持っている
「あ、蘇蘿さんお帰りなさい。」
「嗚呼、今戻ったよ。すまないね、君の歓迎会なのに遅れてしまって」
「いえ、全然私は気にしてないです。」
「私から一つ、贈り物をあげよう、受け取ってくれるかい?」
出てきたのでは、金色っぽい腕輪だった
「魔道具使うのは知っているよね、ファルシン寮のみんなは俺が作ったものを渡しているんだ、君は、これだ。」
それを受け取り、左腕にはめる。
「これで、大丈夫ですかね?」
「そうだえね、あ、これは肌身離さず持ち歩いてね、途中で外しちゃうと・・・そうだね。腕が吹き飛ぶかも」
すこしぞっとした、でもブレスレットと思えば何も苦ではない
「蘇蘿さん!」
「どうした、薫」
「これ食べてみてください」
それは、料理が下手な稜也が作った、誰も食べたくはないこの世のものとは思えない料理だった。
「いいのかい?」
「どうぞどうぞ。」
その時、蘇蘿が一口食べる。
「うん、おいしいね」
蘇蘿は、世界で一番と言って良い程の強さを持っているが・・・
とてつもなく馬鹿舌であった。
ぱくぱくと、とめどなく食べ進める蘇蘿がこんなことをいう
「誰が作ってくれたんだい?」
「俺が・・・作りました」
「おいしいよ、稜也」
「ありがとうございます」
「よかったな、これも慈悲だよ、慈悲」
小声で薫が、稜也にささやく
「やっぱり料理上手だね稜也は」
稜也が赤面して顔をうずくめる