24.エネルガンVS妖刀
別小説【無能転生者の異世界英雄譚~冒険者パーティーを追放されたが、受け身で習得するチートスキルを悪役令嬢から授かったので英雄になれるみたいです〜ですがショタワンコにされました、ぴえん】と繋がる物語。
ユガレイはグアルと共に超科学都市『ラディソス』の暗殺任務で東洋の死神の戦ったことがある。
しかし、任務完了のため決着が着くことなく退却したのだった。
「リミッター1解除」
ユガレイと東洋の死神。
因縁の戦いが始まる。
「レイブレイク」
ズキューン!!!!!
レイブレイク。
リミッター1解除状態から放たれるエネルガンの
基本攻撃。
貫通性の高い強力な赤オレンジのレーザーで
着弾すると大爆発を起こす。
キンッ!
そのレイブレイクに対して東洋の死神は刀で弾いた。
強く当てすぎると爆発するレイブレイクを
ちょうどいい加減で軌道を変えるのは至難の業だ。
ズドーン!!!
そして、刀で弾いたレイブレイクは
崖に激突して大爆発を起こした。
「やるねぇ…レイブレイクを武器で弾くか。
それならこれはどうだ?
『ガトリングレイブレイク』!!」
ズキューン!!!
ズキューン!!!
ズキューン!!!
ズキューン!!!
ズキューン!!!
『ガトリングレイブレイク』。
レイブレイクを二丁拳銃による連射。
これだけで街一つ吹き飛ばすには十分だ。
キキキキン!!
そんな『ガトリングレイブレイク』を東洋の死神は全て弾いた。
ズドドドドドドーン!!!
そして、弾いた全てのレイブレイクは大爆発を起こす。
シュバッ!
さらに、弾いただけでなく縮地ですぐにユガレイとの距離をつめた。
「おぉ! はや!」
ズガガガガガガ!!!!!
すぐさま近接格闘に入るユガレイ。
「リミッター1解除状態の俺についてこれるなんてさすがだなぁ。いや、それ以上か?」
スナイパーではあるユガレイだが基本的な武術を
習得してうえに、リミッター1解除状態になると身体能力もずば抜けているので、ユガレイの近接格闘についてこれる者はほとんどいない。
「絶技『双龍牙斬』!」
スバババーン!!!!
双龍牙斬。
地面を無数の斬撃で切った。
しかし、ユガレイは軽々と避けるのであった。
「おっと!
その技は一度見てるから…効かないね!」
ユガレイは戦闘センスもずば抜けていて
不意打ちも効かないし、一度見た技なら見切って
避けたり防いだりできる。
「絶技『龍壮斬』!」
絶技『龍壮斬』。
超高速の斬撃。
この技で斬られたものはすぐに気づかないほど
一瞬で斬られる。
「よっと!」
しかし、それでもユガレイは避ける。
ユガレイの特殊能力の一つ『殺意の視線』は
先読みに近いほど動きを読むのだ。
スガガガガガガガガン!!!!
二丁拳銃と二刀流剣技の壮絶バトル。
近接も遠距離もお互い一歩も引かない。
「属性変換チップ『氷』
フリーズブレット!!!」
ズキューン!!!
ピキィ!!!
『フリーズブレット』。
属性変換チップ『氷』によって
氷属性が付与されたレイブレイク。
着弾すると凍りつく性質がある。
そして、急いで現場に来たのはユガレイの仲間。
「おっぱじめてるな」
「す、凄いですぅ~」
「今のところ互角かな?」
グリムリペアNo.5 影法師
『グアル・パルド』。
グリムリペアNo.6 滅魔流剣士
『シエラ・ペコラ』。
グリムリペアNo.7 スレッドマスター
『トワル・アレニエ』。
3人はユガレイたちの戦いから離れたところから見物できる距離で眺めている。
「そうだな、ここは剣士であるシエラに解説を頼もう」
剣のことは素人。
だからトワルの疑問に答えるならグリムリペア随一の剣士であるシエラに聞くのが一番と判断したグアル。
「あわわわ! 無理ですぅ~!」
しかし、本人は無理という。
「大丈夫。お前さんならできる。
ほら、その腰にある刀を持って」
「え? 刀…」
チャキッ!
シエラは刀を持つとオドオドした性格から
冷静沈着に変わり、ペラペラとテンポよく解説し出した。
「東洋の死神の剣は私と同じ『鎖ノ国』特有の剣、刀と『気』を使用。
二刀流でユガレイくんに斬り掛かるけど
エネルガンで防御しつつカウンターで
攻撃に展開する攻防戦が繰り広げられています。
互いに引けを取らない互角の戦いですが
ユガレイくんの方が接近戦は若干不利なようで
距離を起きながら中距離攻撃を仕掛けて
それを東洋の死神は刀で弾いて防いでいます」
めちゃくちゃ詳しい解説だ。
そして、シエラは東洋の死神同様『気』という力を使えるようだ。
「解説ありがとう。『気』というのは
最近、魔力とは別の力が発見されて
超科学都市『ラディソス』が研究している
生体エネルギーの事だな」
実は『気』は既に発見されているらしい。
しかし、まだまだ実用はできないのが現状だ。
「だが俺は気になる点がある。
やつは何故、刀を4本所持しているかだ」
東洋の死神は両手に刀を持っている。
それなのにも関わらず腰にまだ二本の刀を持っていることに疑問を持つグアル。
「脇差かその類いじゃないのかい?」
トワルは刀が折れた時に使用される予備の武器ではないかと指摘する。
しかし、
「刀の長さからすると両手に持っている刀と同じ長さなので脇差とは呼べません」
シエラ曰く。
予備の武器である脇差は本来短いものだ。
しかし、東洋の死神の持っている刀は、手に持っている刀と同じ長さなので
予備のために持つことに疑問があるというシエラ。
「気をつけろユガレイ。
やつはまだ力を隠しているぞ」
理由はわからない。
しかし、何か意図があるはずと懸念するグアル。
「うーん、強いなぁ。
こんなに歯応えがある相手は久しぶりだぜ」
リミッター1解除状態でここまでついてこれる者は
そうそういない。
久しぶりの互角の戦いにワクワクしているユガレイであったが。
「……唸れ、焔」
ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
東洋の死神が刀を高々と空へ向かって上げた。
すると刀からとてつもなく巨大な龍を模した
火柱が放たれた。
「おわ! すんごい」
「な、なんだあのバカでかい炎は!?」
上空を突き抜けるほどのとてつもない火柱に
驚くユガレイとグアル。
「妖刀流『炎龍覇斬』」
そして、東洋の死神はその巨大な火柱を振り下ろした。
ズガーン!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!
その火柱は崖と森ごと炎の斬撃で切り裂いた。
「崖を森ごと焼き斬りやがった!」
「とんでもない威力だね」
あまりの威力に驚愕するユガレイとグアル。
「あれは…妖刀!」
「妖刀?」
東洋の死神の刀は『妖刀』だというシエラ。
「妖刀は『鎖ノ国』に住む魔物、
『妖』と呼ばれる生物を素材に作り
妖力を秘めた刀。
妖力は素材にした妖によって様々な力を扱います」
『鎖ノ国』には『妖』という生物がいる。
その『妖』から取り出した素材を刀に埋め込むことによって
妖力を秘めた刀『妖刀』になるという。
「妖力…こっちでいう魔力ということか。
すると妖刀は魔剣のようなものか」
一般的には妖ではなく魔物と呼ばれている。
そして、魔物から取り出した素材を剣に埋め込むことによって『魔剣』というものができあがる。
グアルはすぐに『妖刀』と『魔剣』は似たようなものだと考察した。
「属性変換チップ『水』
『ガトリングアクアブレット』!!!」
ズキューン!!!
ズキューン!!!
ズキューン!!!
『ガトリングアクアブレット』。
属性変換チップ『水』によって
水属性が付与されたレイブレイクの連射。
炎を鎮火させる性質がある。
「裁け霹靂。
妖刀流『雷龍爪斬』!!!」
ズガーン!!!
『雷龍爪斬』。
居合の構えから雷の斬撃。
龍の爪のように一振で複数の雷の斬撃を繰り出す。
そして、
「ユガレイの攻撃を一振りで相殺しやがった」
ユガレイのガトリングアクアブレットは雷の斬撃により相殺された。
水属性は炎属性に強いが雷属性には弱いのだ。
「右手に持っているのが炎の妖刀。
左手に持っているのが雷の妖刀ですね」
シエラ曰く。
東洋の死神は『炎の妖刀』と『雷の妖刀』
の二刀流だそうだ。
「属性変換チップ『炎』『電離気体』
『フレアトニトレスブレット』!!!」
『フレアトニトレスブレット』。
属性変換チップ『炎』を右手のエネルガンに
属性変換チップ『電離気体』を左手のエネルガンにそれぞれ付与してレイブレイクを二発発射。
ズバーン!!!!!!!!
しかし、東洋の死神の『焔』と『霹靂』によって
『フレアトニトレスブレット』は真っ二つにされた。
ズドーン!!!!!!!!
「おわ!!!」
「真っ二つとは…」
エネルガンが全く効かない妖刀の力に驚愕するユガレイとグアル。
ズガガガガガガ!!!!!
そして、ユガレイは激しい接近戦に持ち込まれた。
炎の刀と雷の刀の斬撃に押され始めるユガレイ。
不利と思ったユガレイは一瞬だけ距離をとる。
「ぐっ!属性変換チップ『光』
切り札!
『パワールーメンブレット』!」
『パワールーメンブレット』。
属性変換チップ『光』によって
光属性が付与されたレイブレイクのタメ撃ち。
『光』は属性変換チップの中で
レイブレイクと最も相性がよく
貫通性、スピード、着弾した時の爆発全て上がる。
更にそれを数秒エネルギーを溜めて撃つことにより、隕石すらも破壊する威力を誇る。
「妖刀流『雷炎龍鋼斬』!!!」
『雷炎龍鋼斬』。
炎龍と雷龍が入り交じって雷炎龍の息吹をもたらす斬撃。
ズガーン!!!!!!!!!!!!
パワールーメンブレットは雷炎龍鋼斬で相殺された。
「これもかよ!!」
ユガレイは自身の切り札を防がれて
悔しがる。
「隕石すら破壊する切り札が…」
トワルはジャブラ戦の時に隕石を破壊した威力を知っている。
それを相殺する東洋の死神の力は凄まじい。
その一瞬を狙って東洋の死神の斬撃。
ズガン!!!!
というフェイクでユガレイの腹を蹴りを入れる。
「がは!!!」
ヒュン!
ズガーン!!!
ユガレイは東洋の死神に蹴り飛ばされて
崖に直撃した。
ユガレイが立ち上がる前に、東洋の死神は両手の刀を納めて別の刀を持った。
「刀を持ち替えた!!!」
必要以上に刀を持つ東洋の死神の謎が
明らかになる。
「切り刻め颯。
妖刀流 絶技『風龍牙斬』!!!」
妖刀流 絶技『風龍牙斬』。
風の妖刀を覚醒させた状態で居合抜きをすることで、とてつもなく鋭利な飛ぶ斬撃を生み出す。
ズバーーーーン!!!!!
その斬撃はユガレイに向かっていき
崖がえぐれた。
「なんて威力だ…」
「あれは風の妖刀ですね。
刀の斬れ味、使い手の技量、風によるカマイタチ。
これらが合わさることによって生み出した斬撃は大地をも斬る」
「刀4本を所持しているのはそれぞれ別の属性の妖刀だからということか」
東洋の死神はなぜ刀を4本持っているのか
シエラの解説とともに理解したグアル。
それぞれの属性を使い分けて攻撃スタイルを変えたり、弱点の属性をついたりするようだ。
「あっぶねぇー!
今の当たったら痛てぇじゃすまねぇぞ!」
東洋の死神の斬撃を直撃したかと思われたが
間一髪で避けたユガレイ。
「粘り強く食らいついていたが
所詮貴様もこの程度か。
全ての闇は俺が斬り捨てる」
全ての闇は俺が斬り捨てる。
この言葉に強い重さを感じさせるように喋り出す東洋の死神。
「なんだ、まともに喋れんじゃん。
そんならついでにもう1つ上のステージに案内してやるぜ」
ユガレイはそういうとエネルガンのリミッターをいじる。
「リミッター2解除」
「面白かった!」
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