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21. リアの誕生日

別小説【無能転生者の異世界英雄譚~冒険者パーティーを追放されたが、受け身で習得するチートスキルを悪役令嬢から授かったので英雄になれるみたいです〜ですがショタワンコにされました、ぴえん】と繋がる物語。


「出来たぞ!

魔法の応用で時間短縮したから早く終わった!」



リアのサプライズバースデーを成功させるために

大教会デウスの人たちと魔法の応用でケーキを完成させたグアル。



「ガッハッハッ!

20人分の大きさのケーキをたった1時間で作るなんて流石だな!」



「大教会の人達全員分は随時作るとしてとりあえずこれで峠は超えた」



本来、1時間で20人分作るのは少ないオーブンや厨房で作るのは難しい。

グアルの機転があってこその荒業だ。



「それならリアくんとユガレイくんを止めないと不味いんじゃないか」



「すぐに止めなければ!!」



時間稼ぎをしているユガレイを懸念するトワル。

すぐに止めないと、また大教会をまた崩壊してしまう恐れがあるので、すぐに止めないと不味いと察知するグアル。




ちゅどーん!!!!!!!



するとサプライズバースデーパーティーの準備をしていた部屋の扉が爆発した。



「扉が爆発した!?」



「NO problem. ケーキは無事さ」



「ユガレイたちか!」



扉は破壊されたがケーキは無事であることを確認するトワル。



「いててて、もう時間稼ぎは無理っぽ」



「ユガレイ!もういいぞ!!」



グアルの予想通り扉の爆発の原因は

ユガレイとリアであった。


もうケーキはできたからすぐにユガレイを止める。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



「本気出さないとは舐められたもんじゃな」



リアの圧倒的な魔力によって空間が歪んで地響きが聞こえる。

リミッターを解除しないでリアに立ち向かったユガレイに対して少しご立腹のようだ。



パンパンパパーン!!!!



リアが部屋に入ると同時に

クラッカーの音が鳴り響く



「ん? なんじゃ?」



何事かと少し驚くリア。



「リア!!」



「お誕生日おめでとう!!!!」



全員で一斉に祝うグリムリペアのメンバー。

なんとかサプライズバースデーパーティーは成功したのだった。



「大教会の方々と共同でリアのサプライズバースデーパーティーを計画していたんだ」



やっと肩の荷がおりたかのようなホッとした表情でグアルが事情をリアに話す。



「なんとか成功したね」



「結果オーライね」



「ガッハッハッ!

終わりよければすべてよし!!」



トワル、ルナ、ドナーもサプライズが成功して安心する。



「…コソコソと怪しいと思っていたら

こういうことじゃったのか。

ま、まぁ、わ、妾の為にしてくれたことには

か、感謝するのじゃ(照れ)」



みんなの様子が変であったが腑に落ちたリア。

ちょっとツンデレが発動して頬を赤くして感謝する。



「良かった良かった~。

今年でようやく300歳のロリバ…」



ちゅどーん!!!!!!!!



「バンバー!?!?」



ユガレイが300歳のロリババといい切る前に

空間圧縮による爆発を食らった。

これはリアの空間魔法で簡易な魔法ならノーモーションという完全無詠唱で使うことができる。




「…数も数えられんのかこの下等生物は。

妾は今年でピチピチの290歳じゃ」



そう、リアはまだピチピチの290歳。

あくまでもピチピチの290歳だ。



「ガッハッハッ!

いつものノリみると安心するぜ!!」



ちなみにユガレイとリアのこのやり取りはいつものこと。



「ところでキュリアがいないようじゃが…」



自分のバースデーにいない人物に気づく。

それは長年の相棒キュリア・ロザリオだ。

キョロキョロと辺りを見渡してもキュリアの姿がないことに気づくリア。



「じ、実はまた迷子で…」



「また迷子!?」



グアルの一言に驚くリア。

いつ放浪癖が発動して迷子になるかわからないとはいえ、こんなすぐにいなくなるとは思いもしなかったようだ。


そして、一度迷子になったら誰にも探すことは不可能。


キュリアは無意識に魔力を極限に押えてフラフラと迷子になるからだ。



ガチャ



そこへ壊れていない別の扉からグリムリペアNo.10 悪魔の頭脳『クレスト・キオール』がやってきた。



「ほっほっほ。みんな元気そうじゃのう。

パーティーに間に合って良かったわい」



クレストは自身が開発した飛行船を使って大教会デウスまできたようだ。

そして、その飛行船はステルス機能があり大きいが目立つことはない。



「じーちゃん!!」


ユガレイが最初にクレストに対して呼びかける。

ユガレイはクレストのことをじーちゃんと呼んでいるのだ。



「そんなこともあろうかとボスにはワシの発明品『迷子センサー』を付けておいたのじゃ」



絶対に探すことは不可能と思われていたが

最後にキュリアに会ったときにクレストの発明品をキュリアに付けていたそうだ。


そして、クレストの後からキュリアが現れた。



「いや~気づいたら南の島にいたからびっくりしたよ~」



「森のど真ん中からどうやって南の島に!?」



キュリアの迷子は異常で

森に囲まれているこの大教会デウスからどうやったら南の島にいるのだろうか?

いつもながらとはいえ驚くグアル。



「便利な道具を作ってくれてありがとうクレスト。

これで心置き無く迷子になれるよ」



「いや、迷子治してくれ!!」



心置き無く迷子になれるなんてセリフは聞いたことがない。

すかさずキュリアにツッコむグアル。



「そうだ、リアの誕生日プレゼントに南の島でこれを用意したんだ。

海の秘宝と呼ばれる魔石『ラ・メール・ジェム』」



迷子という偶然からリアの誕生日プレゼントを用意してきたキュリア。




「な、水の魔石の中でも更に希少の魔石じゃないか!?

海で何百年に数個しか取れないという水石をよく見つけたな」



魔石『ラ・メール・ジェム』。


魔石というのは魔力のこもった石であり

聖石、水石、炎石などがある。


その中でも希少なものがあり

水石で最も希少なのが『ラ・メール・ジェム』だ。



「違うよ、闇魔法で無理やり海を圧縮して作った」



しかし、見つけたのではなく作った。


『ラ・メール・ジェム』は何百年とかけて海水が結晶となり凝縮して、魔力がこもることでやっと1つできあがる代物。


それをキュリアは自身の魔法で圧縮して作ったという。



「規格外か!」



そんなキュリアの魔力に思わずツッコむグアル。



「というわけで受け取ってくれるよね、リア」



そして、キュリアはリアに向かって手を差し出して『ラ・メール・ジェム』を見せながら渡そうとする。

しかし、



「な、な、な、な、なんてもの持ってきてんのよあんたは!!!!

どういう意味かわかってんの!?

こ、こ、こ、こんな、ひ、ひ、人前で!!!!」



リアの口調が変わり、顔も赤くして

ものすごく動揺する。



「お、おい、どうしたんだ?」



「あらあら、凄く動揺しているわね」



その姿に驚き思わず声をかけてしまうドナーとルナ。


誰が見ても明らかにおかしい。



「べ、別に、な、なんでもないわよ!

貰えばいいんでしょ!貰えば!!

こ、このアタシが貰ってあげるんだから、

か、感謝しなさいよね!!!」



するとキュリアの手のひらにあった『ラ・メール・ジェム』をすぐにパッと取ったリア。

顔を赤くしながらツンデレだ。



「ありがとうリア。感謝してるよ」



そんなツンデレに真正面から最高の笑顔で受け止めるキュリア。



「~~~~~~~!!!」



あまりの恥ずかしさになんて声を出していいかわからず真っ赤にするリア。



「なんかよく分からんが…」



この一連の流れを理解できないがとにかく

仕切り直そうとするグアル。



「というわけでこれよりリアのバースデーと兼ねて、ジャブラ討伐と大教会とグリムリペアの懇親会を始める!

みんな、楽しんでくれ!」



うぉぉおおおおおお!!!!!!!!


グアルの一言で一斉に騒ぎ出す大教会デウスの方々。

大半がエルフ族ではあるが、魚族、小族、ドワーフ族など色んな種族がいる。



そして、



「宴だーー!!!!!」



「酒だーーー!!!!!」



ユガレイもドナーも騒ぎ出す。

そんな中…。



「それでは!!

グリムリペアとデウスの友情の証に僕が喜びのダンスを!」



と言いながら踊り出すトワル。

踊るのが好きらしく、生き生きしている。



「あらあら、楽しくなりそうね」



そんな光景を見て楽しそうにするルナ。

大人の女性らしくゆったりしている。



「もっと酒持ってこーい!!!!!」



サラマンダーも酔いが回って更に酒を飲もうとする



「こっちは水をお願いします!!

シエラさんがお酒の匂いだけで酔って目を回してます!!」



「ふへへへへ~~」



一方で酒の匂いだけで顔を真っ赤にして酔っ払うシエラを介抱するシルフ。



「ほんとに騒がしくなったな」



そんな光景を見て程々になっ。

という眼差しをするグアル。



「(ふふ、ラ・メール・ジェムは魔界での石言葉で『海より深く末永く貴方を愛します』という意味なんだけど、どうやらリアは気づいたみたいだね。これからもよろしく、リア)」



リアへのプレゼント。

これは子どもの頃から280年の付き合いであるリアへの感謝と想いを伝えるものであった。


これから起きる戦いで、もしかしたら言えなくなるかもしれない。


そうなる前に伝えかったキュリア。


つまり、これからの戦いはそれだけ過酷なものだ。


それはキュリア自身、身をもって知っている。


10年前のあの日。

まだグリムリペアを結成したばかりで

キュリア、リア、グアルの三人しかいなかった頃。


グアルリペアは一度、壊滅したのだった。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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