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10.三大闇ギルド

別小説【受け身で習得するチートスキル~冒険者パーティーを追放されたが、ドM向けな魔法を悪役令嬢から授かったので英雄になれるみたいです〜ですがショタワンコにされました、ぴえん】と繋がる物語。


大教会の周りに配置した特殊な糸により相手の位置を感知することができるトワル。

大教会に5000人の敵が攻めてきているのが分かった。


その軍勢は『ジャブラ』。

最強と謳われる三大闇ギルドの一角だ。


そんなジャブラがいる森の中。



「大教会デウスはまだかぁ~?

何にも見えねぇぞ!」



ジャブラ幹部 蛇刀の『アングイス』。

長髪で蛇のタトゥーを全身に入れている剣士。

蛇のように舌が長いのが特徴。



「ガルルル、臭いもしない、近いのか?」



ジャブラ幹部 ビーストアーマー『ガレオ』。

ライオンの人獣のような姿をしている。



「もう近いのでは? ねぇマスター」



ジャブラ幹部 ネクロマンサー『キマネ』。

目を布で覆っていて、黒いローブを来ている。

少年のような姿だがれっきとした幹部だ。



「デウスは結界で守られているからわからんのだよ、おやここだな」



ジャブラギルドマスター『フォルザトラ』。

ツバの長い魔女のような大きな帽子に黒いローブと翼を持つ中年男性。



「しっかし、世界帝国『ヴェルト』はよく俺たち闇ギルドを雇ったもんだな」



世界帝国『ヴェルト』は侵略国家とはいえ内部事情はそうでもない。

表向きは良い国を作るために国民のために死力を尽くす善良国家だ。


なのに、闇ギルドをやっとったと知られては評判を落とすのではないかとアングイスは疑問に思っていた。

するとフォルザトラが説明を始めた。



「雇った最大の理由は2つ、まず大教会デウスに送り込んだゲンガーさんのお陰で場所がわかり、結界を解除できるから。

もう1つは全員虐殺すること。

汚れ仕事は正規ギルドは受けないし表面上は綺麗でいたいから。徹底的に殺すことが目的。

アラク以外にも保険をかけるとは慎重で良いことです。

この日に全ての決着をつけるつもりでしょう」



アラクというのはユガレイたちが倒した最凶最悪の傭兵団。


世界帝国『ヴェルト』はいくつもの闇の組織とも関わっているようだ。



一方その頃。


グアルはクレストが開発した魔導具「スコープ」で敵の様子を伺っていた。



「あいつらは.......最強と謳われる三大闇ギルドの1つ『ジャブラ』。

予想外すぎて笑っちまいそうだ。

この軍勢もほとんどがジャブラだ、だからこんな短期間にこの人数でやってきたのか。

さらにゾンビの兵士が3割か」



世界帝国『ヴェルト』が侵攻してきていると思ったら予想外の敵。


グアルは何故ヴェルトがジャブラを差し出したのかすぐ察して、そのずる賢いやり方に苛立ちを覚える。

ヴェルトは表向きは良い顔をするため汚いことは闇ギルドに任せているのだろう。



「最初は焦ったけど【六帝王】が来ないだけマシだね。しかし結界があるから中に入れないはず」



トワル曰く、六帝王がやってきたらやばかったらしい。

とはいえ、戦力差は変わらないが。


ただ、大教会『デウス』には結界があり、結界を担う聖石と共鳴する証がなければ、侵入どころか見つけることすらできないはず。


グアルも同様にそのことについて疑問に思っていたが、それはすぐに打ち砕かれた。



「さぁ、デウスを取り囲む結界が解除されますよ!」



ゴゴゴゴゴゴ



バリーン!!!!


フォルザトラがそういうと地響きと共に結界が解除された。


その瞬間、ジャブラの目の前に大教会デウスの姿が現れた。



「おー見えた見えた」



「ガルルル、臭うぞ、色んな種族の臭いが」



「新しいゾンビを調達したいと思っていたところです。腕の立つ戦士を殺して私の手足にしたいですね」



ジャブラ幹部のアングイス、ガレオ、キマネもデウスを目視することが出来た。



「やはりな…無闇に攻めてきているわけじゃなかったか! しかし、なんで結界が解除された!?

どうやったんだ!?」



結界を解除されたことに驚くグアル。

一方、大教会の最上階では、



「クラルテ様! 結界を担っていた聖石が何者かに破壊されています! やはりアイツらが!」



彼は大教会の大司教の側近の一人、ウェンディーネ。

大教会デウスの中で闇ギルドであるグリムリペアと組むのは反対する者も少なくはない。

その一人が彼である。


ウェンディーネはグリムリペアが結界を担う聖石を破壊したのではないかと疑っている。



「落ち着きなさい。彼らには結界の聖石のことを話しておりません。考えたくはありませんが大教会内部の仕業でしょう」



大司教クラルテは、グリムリペアではなく内部犯がいると考えている。

どうやら心当たりがあるようだ。



「この大教会に裏切り者が!?」



その言葉に驚くウェンディーネ。

純粋な彼にとっては衝撃であった。



そして、ジャブラはフォルザトラの指示の元、動き出していた。



「さぁ、行きなさい。私はここで【ゲンガー】さんの連絡を待ちます」



雄叫びとともに5000人もの軍勢が大教会に攻め込もうとした。



その時。



「No problem.」



シュル…。


ガッ!



ジャブラの雑兵が大教会の領地に足を踏み入れた瞬間、100人ほど木や地面から糸が出現して縛られた。



「うおお!?」



「動けない!?」



そう、これはグリムリペアNo.7 トワル・アレニエが仕掛けた罠だった。



「トラップか!」



「ガルルル、生意気な」



アングイスとガレオは、トラップに気づく。



「『トラップスレッド』。

暗殺ギルドが何もしないで待機するなんてことあると思うかい?」



トワルの仕掛けた『トラップスレッド』は足を踏み入れた瞬間に鋼鉄並の高度を持つ糸に絡め取られる。



「あれは大教会デウスの守護獣ミノタウロスですね」



キマネがトラップに引っかかった雑兵を眺めていると、更に奥の方から守護獣ミノタウロスたちがやってくるのが見えた。



「モオオオオオオオ!!!!」



ドゴーン!!!!



ミノタウロスはジャブラの雑兵たちを次々と倒していく。



「ここは大教会デウスの本拠地だ。

戦闘専門ではないとはいえ俺たちがいなくても十分な戦力がある。

まぁ、あいつらはそうはいかなそうだなぁ」



その姿を眺めていたグアルは、ミノタウロスを倒す幹部を目の当たりにする。


ガブッ!


ブチブチ!!


ガレオはミノタウロスを牙で噛みつき、鋭い爪で血祭りにあげていく。



「グオオオオオオ!!!!」



キマネは多くのゾンビを従い、多勢に無勢でミノタウロスを押し潰していく。



「やはり、ここは俺たちが幹部を仕留めよう。

特にゾンビを操るやつを仕留めれば戦力が大幅ダウンする」



「あわわわ! 怖いですぅ~!」



グアルの提案に怯えるシエラ。



「あの大軍を超えて幹部に行くのかい?」



流石にこの数を超えて幹部の元に辿り着くには骨が折れるので、トワルはグアルに作戦を聞く。



「俺の『影移動』なら一瞬で背後を取れる。

しかし、3人いっぺんにできないからこの中で1番戦闘力の高いシエラに大軍の真ん中で注目を集めてもらおうと思う」



「あわわわ! 無理ですぅ~!」



「大丈夫。お前さんならできる

ほら、その腰にある刀を持って」



「え? 刀…」



刀を持ったシエラは突然雰囲気が変わった。

それまで人見知りで怯えていた少女が、同じ人間とは思えないほど冷静沈着になった。



「今から『影移動』で大軍の真ん中にお前さんを送る」



「はい」



「一通り暴れたらこっちに来てくれ」



「はい」



「よし。法術『影移動』」



その瞬間、軍勢の真ん中にいた兵士の1人の影からシエラが現れた。


そして。



ズバババババババババ!!!!



瞬く間にシエラは雑兵を切り払う。


グリムリペアNo.6 シエラ・ペコラはグリムリペア唯一の剣士で、【滅魔流】の使い手。


滅魔流については後ほどまた語られるが、シエラは大軍相手に全く引けをとることなく戦い始めた。



「刀を持つと性格が変わるシエラを何度観ても凄いな」



「彼女一人で雑兵は全滅させられるかもしれないけど、やはり幹部狙いが妥当だろうね」



驚くグアルに対して、作戦通りが妥当というトワル。



そして、ジャブラの幹部たちは、



「なんか軍の真ん中が騒がしいな!」



「ガルルル」



「誰かが交戦しているようですね」



シエラの戦いに注目を集め始めた瞬間。



シュン!


キマネの後ろにグアルとトワルが現れる。


グサッ!


そして、キマネの後ろからポイズンダガーを刺すグアル。



「ぐはぁ…なに…もの…」



ビュン!


すかさずガレオを糸で拘束するトワル。


しゅば!


拘束されたガレオにグアルはダガーを投げて刺す。


グサッ!



「ガルルル! 動けぬ! 身体が痺れる!」



拘束されたガレオに刺さったダガーの毒が効いて痺れてきているようだ。



「うぉ! なんだなんだ!?」



一瞬の出来事に驚くアングイス。

これで幹部はアングイスただ一人となった。



「さて、あとはお前さん1人だ。

俺のポイズンダガーで刺されたらもう戦闘不能も同然だからな」



「それはどうですかな」



すると木陰からキマネが現れた。



「!? バカな!なんでそこに!

じゃあこいつは…」



グアルがダガーで刺したキマネと思われていた人物は顔が剥がれてゾンビが現れた。


そう、キマネが操るゾンビだった。



「それは身代わりのゾンビ。備えあれば憂いなしですよ」



「ちっ偽物ってわけか」



ブチブチ!


更に、ガレオは怪力でトワルの糸を引きちぎった。



「ガルルルル! グアアオ!!!」



「鋼鉄並の硬度を持つ僕の糸を切るなんて凄い怪力じゃないか」



「それだけじゃない、あいつは間違いなく俺のポイズンダガーが刺さった。なのに何故まだそれだけ動ける!?」



ガレオは少し溜めてドヤ顔で口を開いた。



「…ガルルルル…免疫力だ!」



「いや常識外れかよ!」



毒が効かないのではなく、毒の耐性を数秒で身につけたという恐ろしい免疫力。

いや、免疫力だけで解釈してもいいのか?



「さて、私のゾンビになる準備はできましたかな?」



「…影移動」



シュン!



その瞬間、キマネの後ろにシエラがキマネの影から現れた。


ヒュン!


刀を振り上げて後ろからキマネの首を狙う。


一度狙われたから二度目はないだろうと油断しているキマネへの斬撃。


ガキン!!


しかし、それを防ぐため、遠く離れた所からアングイスの剣が伸びて止められた。



「おーとっとっと! 油断できねぇなぁ!」



「危ないところでした。感謝しますよ、アングイスさん」



完全に油断していたキマネを助けるアングイス。



「伸縮自在の刀…厄介ですね」



伸縮自在の剣は間合いに入りずらく多くの剣士の天敵とも言える。




「仕方がない、一人一殺でこの場に切り抜けるぞ!」



そして、グアル、トワル、シエラ。

ガレオ、キマネ、アングイスの死闘が始まる。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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