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6 .お嬢様のたくらみ

※ トルーデ視点


(短いです)

 チッ…。(←トルーデの舌打ちの音)


  基本的に禁止されている魔法、「魅了」を、初めてフランツ相手に発動してみたのだが


 なぜ…なぜ…フランツにはかからないんだ?


じい『お嬢様、伯爵家の令嬢たる者、舌打ちなどおやめ下さい。じいは、そんなふうにお育てした覚えはございません」》


「ハッ いまさら私に令嬢らしさとやらを説くか?爺」


 姿の見えぬ爺に言葉を返す。


 いやいや待て待て待て。フランツ、動揺はしているぞ!部分的に成功?


 あ、ダメだ。「友達」ってブツブツ言ってる。


 うーむ、友達のくくりに入れられるのは今は仕方ないのか……。


 くっ……、ゆうべ、酔ったフランツをこの別邸に連れてきて、ずっと触りたかったその胸筋にちょっとだけ触れてもいいかなー?と、よこしまな考えを一瞬、いだいたことは認めよう!


 だがその後に「いやダメだ、酔った意識のない男性の胸筋をこっそり触ろうとするなど、女がすたる」と思い直し


 ゆうべはフランツの寝顔を見て満足するだけに留めたのだ…


(※注 トルーデは胸筋にタッチしたかっただけみたいです。2人は、なんにもしてない仲です)

 

 ここはやはり正面突破=告白するしかないのだろうか??


じい『お嬢様、もう少しお進みになったら、からめ手で色々出来ますが…』》


「そうだな」


まあいい。


これからじっくりと罠に囲い込んで…


フハハハハハハ……!


******


 少女だった頃のトルーデ、どーしてもモフりたくて、懐かない犬や猫に「魅了」を使う…。


 結果は微妙。


 人間相手だと、士官学校時代に女子学生同士で、(低出力で)試しあいをした経験はアリ。(禁止魔法だったため。うん、ある意味当時は真面目!)


 又、向こうから勝手に好きになられて、知らぬ間にこっそりと相手からかけられた「魅了」魔法は、トルーデの防御力が高いために


 ムダだったとさ。


 トルーデさん凄い。


悪い顔になってます……


お読みいただきありがとうございます!!

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