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【完結】戦争から帰ったら妻は別の男に取られていましたが 上官だった美貌の伯爵令嬢と恋をする俺の話  作者: イヴェン


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17 .一番上のお姉ちゃん

執事エトムントの姉の視点でお送りします。


エトムントとウルリッヒたちの姉。60代のコリンナです。嫁ぎ先から、野次馬根性丸出しで遊びにやって参りました…

※箸休め的な閑話です

(※注 エトムント実家の家具屋は平民階級です)


 皆様ごきげんいかが?突然出てきてごめんなさいね。

 私、ケストナー家執事のエトムントの姉のコリンナと申します。今日は、久々に嫁ぎ先から実家に遊びに来ちゃった〜。


 50代のエトムント達より上の世代の60代。年代はぼやかしてるけど気にしないでホホホホホホ…。


 当然、その下の弟たちとはもっと歳が離れていて、小さい頃は弟たちが元気で元気でもう…大変だったわぁ。

 仲良しきょうだいだと自負していますけれど、弟たちは、私に頭が上がらないんです。昔からね。フフフ。


 家具屋を継いだウルリッヒの元に、貴族の家の執事をやってるエトムントが何やらワケアリな親子を預けに来たと聞いて、やって参りましたーー!ちょっとエト、お姉ちゃんに真っ先に知らせなさい!そういうネタは!


 【お姉ちゃん耳が早い。おそらく仲良しなウルリッヒの妻あたりからの情報…】


 なにやら揉め事のニオイ…面白そ…いえいえ、何か深ーーーい事情がある親子みたいだわね?

 

 面白い話大好きおばちゃんである私の血が騒ぐ…いやいやゴホンゴホン、あ、世間的には私もう「おばちゃん」より上かしら?まあどっちでもいいわ、おばちゃんだろうとなんだろうと。好きに呼んでちょうだい。


 さあ、お姉ちゃんに、洗いざらいぶちまけなさい……エトは、私には言わずにこっそり解決しようとしたのかもしれないけど、あんたたちのお姉ちゃんコリンナの嗅覚を舐めるんじゃないわよ、あら失礼。

 

 ほうほう…えっ……その方、戦時中の不貞行為なの??あらあら…それはご主人、さぞかしショックだったでしょうねえ。えっ?そのご主人のほうがいまあの屋敷に居候してるの?なにそれ詳しく…


◇◇◇◇◇◇


 oh……、そんな関係なのね。戦中戦後そういう話はたくさん聞いたわ。残念ながら。うちのご近所でも。戦地から復員兵の方々が戻ってきてるからねえ…。


 まあ裏切った側が悪いわよね。いくら戦争中でも。言ってなかったけど私も、新婚時代(数十年前)に夫に一時期若い女が出来たことがあったのよ…あれは辛かった。あれから長い時間が経って感じ方も捉え方も変わったけれど、あの時傷付いた経験はね、ずっと癒えなかった。傷自体は、いまもココにあるかもしれないわ。まあその後謝ってくれて、話し合って、やり直したけどねーー。現実的に当時はそうするしかなかったし、もちろん夫への愛もあったわよ?

 

 恥ずかしくて悲しくて、誰にも言えなかった。相談も出来なかった。この、おしゃべりな私がよ。信じられる?自分でも相当参ってたってわけ。

 まあ長年夫婦やってきて私達夫婦も色々あったわけよ………ってやーだ、辛気臭い昔話しちゃったわね!えっ 姉さんも大変だったんだね、ですって?あ〜……うちの弟ってどうしてこうも優しくて可愛いのかしら……ハゲようが下っ腹が出ようがいつまでも弟は可愛い私の弟だわ…!(お姉ちゃん感動)

 

 ただね、世の中そんなにスパッとさ、こっちが善い、こっちが悪い、とか線引き出来るものでもないとも思うのよ。


 人それぞれにいろんな状況があるじゃない?あ、もちろん不貞行為を良しとしてるわけじゃなくてね。

 時としてどうしようもなく愚かなことをしちゃうのも人間よねえ…。それによって周りを傷つけるのも。

 人間って、本質的にはどーしよーもない生き物なんじゃないかしら?


 あ、そういえば近所の店から美味しいお菓子買ってきたんだった。この店の名物でね〜ホンット美味しいのよ。

 そうそう、モッフモフの猫と一緒に暮らし出したのよー。知り合いから頼まれたんだけどこれが可愛くて可愛くて!今度会いに来なさいね。


 コリンナお姉ちゃんのおしゃべりは続く…


◇◇◇◇◇


コリンナも、知った秘密は守ります。可愛い弟にも関係しますし。ウルリッヒの家では、久々に皆が集まって楽しそうです。エトムントは、ふたりを預けるとすぐに屋敷に戻りました。コリンナ達がおしゃべりしてる時、イレーネとルディは別室にて休んでいました。

お読みいただきありがとうございます!ポイントを入れて下さった方々、ブクマして下さった方々、本当にありがとうございます。


ーーーお知らせーーーー

誠に勝手ながら作者都合により感想欄、レビュー欄は閉じさせていただきます。


今まで頂いた感想はありがたく拝読させていただきました。御礼申し上げます。


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