もし星がおとせたら
駄文です
星魔法それは星に願いを捧げることで
うまれる奇跡
魔法とついてはいるが厳密には神のちからの極々一部を一時的に借りるもの。
夜空の下
ひとりの少女が今まさに星魔法を行使しようとしていた。
祈る少女だが…
「来て!お星さま!」
しかし星は現れない…
「んんーこないなー」
「また今日も失敗かー」
だがそんなことは気にしないとばかりに少女は祈りを続ける
祈る祈る祈る祈る祈る
いのるいのるいのるいのるいのる
少女の祈りが届いたかは定かではないが
「おおーなんか来たー」
「体の底からちからが湧いてくるみたい」
「よしはつどーーう!!!」
瞬間、空からいろとりどりの星が連なる
赤青緑黄と様々な色だ。
「うわーきれいー!!」
「魔力の流れもきれいだなー!」
しかし思わぬ誤算は起こるもので
「あれ…?制御できてない…」
冷や汗をかく少女
心当たりがあるとすれば
日頃の鍛錬を怠って母親に怒られる図だろうか
いやそうに違いない
星が少女目掛けて飛んでくる
10メートルほどの隕石である
猛スピードで隕石が迫ってくる
「いやいやそんなことはないよね!!!」
と叫ぶ少女
が…時は待ってくれないのである
隕石は避けられそうにない
思い描かれるのは
愛しい妹、厳しい母、それとも優しい父だろうか
とにかく少女は走馬灯らしきものを見た。
「……………あ」
マヌケな声と共に少女は星と激突した。