主要人物紹介
ストーリーに合わせて随時更新していきます。不要な方は次話からの本編へお進みください。
主要人物は六名程度ですが、従者や侍女が登場して名前がこんがらがってしまう可能性があるので、あれ、こいつ誰だっけ?というときにさらっと確認していただければ幸いです。
こちらの人物紹介には筆者の主観が多分に含まれています。
また、本文中ではとくに必要がなければ外見の描写はバッサリ省いているので、メインキャラがどんな見た目かイメージしにくいときにご参照いただければ幸いです。
◇ターニャ
この物語の主人公。第一話時点では十歳、乙女ゲーム開始の王立学院入学時には十五歳。
前世は日本の成人女性で、ほのぼの系の乙女ゲーム『月と太陽のリリー』にハマっていた。
なぜ死んだのか、なぜ転生したのか等、考えても分からないことは気にしない。
物語に出てくるような、家事・戦闘・隠密・その他主人の望みは全て瞬時に叶えられるような、
完全無欠のばあやになることを夢見ている。
ばあや力を高めるために、はたから見ると割と謎なスキルも数多く身に着けている。
夢を叶えるために努力は惜しまないタイプ。
ご主人様至上主義。
瞳の色:ダークブラウン
髪の色:ピンクブラウン
十歳時の髪型:ミディアムボブ(天パによるウェーブ付き)
十二~十四歳時の髪型:低めのポニーテール
十五歳以降の髪型:低めのお団子ヘアー
◇リーリエ・ジプソフィラ
乙女ゲーム『月と太陽のリリー』に登場するヒロイン。
父親であるマーカス・ジプソフィラが男爵位を得たことで、急遽王立学院貴族科に通うこととなる。
平民出身だが、元々父親がやり手の実業家であったことから、裕福な家庭で育ち、マナーや教養は身に着けていた。
いきなり貴族科特別クラスに入れるほど学力も高く、全体的な能力の基礎値がチート。たぶんヒロイン補正。
性格は女の子らしく控えめで温厚だが、意志は強く、一度決めたことは必ず貫き通す。
瞳の色:エメラルドグリーン
髪の色:シルバー
十五歳(学院入学)時の髪型:緩やかなウェーブのかかったロング(緩めソバージュ+眉上でのパッツン前髪)
◇ピヴォワンヌ・ピアニー
リリーヴァレー王国第三侯爵家であるピアニー家の長女で、第一王子アルベールの婚約者。
乙女ゲーム『月と太陽のリリー』に登場する悪役令嬢で、分かりやすいお嬢様口調が特徴。
性格は良くも悪くも真っ直ぐで、大切な友人となったターニャのことが大好き。
筆者のお気に入りキャラ第一位。
瞳の色:紅色
髪の色:ダークレッド
十二歳時の髪型:ミディアムロングのハーフアップ(ストレート)
十五歳時の髪型:腰まで届くロングヘア―(ストレート)
◆アルベール・リリーヴァレー
リリーヴァレー王国の第一王子で、『月と太陽のリリー』におけるメインヒーロー。
八歳のときからピヴォワンヌと婚約を結んでいる。
硬派、武骨、真面目で真っ直ぐなところが長所だが、悪く言うとあまり融通が利かない。
恋愛に関しては不器用。
瞳の色:漆黒
髪の色:金
十五歳(学院入学)時の髪型:短髪(一見すると王子というよりも騎士のような風貌)
◆ヘクター・マグワート
第一王子アルベールの幼馴染で従者。
アルベールより二歳年上で、学院入学時は十七歳。
第一王子の固すぎる部分を補う意味もあり、長年チャラい感じに振舞っていたところ、見事に本心が読めないキャラとなる。
アルベールや心を許した友人の前ではかなり砕けた口調になるが、表に出るときは一切の隙を見せない。
主人であるアルベールに対し忠誠を誓っているが、自分の望みにも忠実。
筆者のお気に入りキャラ第二位。
瞳の色:ダークブルー
髪の色:ダークブラウン
十七歳(学院入学)時の髪型:短髪ショート(前髪あり)
◆ナディル・ディセントラ
カクトゥス大公国ディセントラ公爵家の四男で、第二学年よりリリーヴァレー王国に留学。
古くよりピアニー侯爵家と家同士の付き合いがあり、ピヴォワンヌ・アルベール・ヘクターとは数年前から面識があった。
年齢はターニャたちより一つ年上のため、王立学院第二学年への転入時に十七歳。
女性相手にはスラスラと甘い言葉を吐けるタイプだが、ピヴォワンヌに対してはとくに甘さ増量中。
筆者のお気に入りキャラ第三位。
瞳の色:濃い灰色
髪の色:アッシュグレー
十七歳(第二学年転入)時の髪型:短めの天然ウェーブ
◆イーサン・オリアンダー
第一伯爵家であるオリアンダー家の長男で、エヴリンの双子の兄。
算術と統計学が得意で、将来を期待されている。
情報収集・分析・操作も得意だが、こちらは半分趣味で、面白いことを探すために常に国中の噂を集めている。
空気は読めるが、敢えて読まないことが多い。
幼い頃から従者としてそばにいるアールを困らせることが日課だが、内心ではちゃんと信頼している。
瞳の色:ライトブラウン
髪の色:オレンジブラウン
十五歳(学院入学)時の髪型:おかっぱ(顎の位置より少し短め、やや前下がりスタイル)
◇エヴリン・オリアンダー
第一伯爵家であるオリアンダー家の長女で、イーサンの双子の妹。
好奇心旺盛で、一度興味を持ったり閃いたりしたら、誰にも止められない。
学院入学前から様々なアイテムを開発しており、家族には内緒にしているが、発明家として生きていきたいと思っている。
乙女ゲームでは良くも悪くも彼女のアイテムでトラブルが多発するが、この世界では比較的落ち着いている。
面白いことが大好きですぐに人をからかうが、友達のことは彼女なりに大事にしている。
瞳の色:ライトブラウン
髪の色:オレンジブラウン
十五歳(学院入学)時の髪型:顎下の長さのおかっぱのハーフアップ(サイド編み込み)
◇サラ
ピヴォワンヌの侍女。学院入学時は十八歳。
ピヴォワンヌの乳母の娘であったことから、幼い頃よりピヴォワンヌに仕えており、互いに姉妹のように思っている。
十二歳までは妃教育や家でのストレスから心を閉ざし気味であった主人のことを案じており、
彼女を明るく前向きに変えてくれたターニャに感謝している。
年齢的に周囲から結婚の心配をされることが密かにストレスで、
自分のことよりもピヴォワンヌの幸せが第一だと思っている。
実は学院の男子生徒からお姉様的な存在として人気があるが、本人は気付いていない。
◆アール
イーサンの従者。学院入学時は十九歳で、貴族科Sクラス最年長。エマの兄。
クラス内では背が一番高く、スクエア型の眼鏡がトレードマーク。
実は使用人科Sクラスの卒業生なので、学院に通うのは二度目というレアな存在。
イーサンとエヴリンが生まれたときから世話役としてついていた。
トラブルメーカーの双子に対応できてしまうほど優秀だったために、一生振り回され続けることになったちょっと可哀そうな人。
◇エマ
エヴリンの侍女。学院入学時は十七歳。アールの妹。
兄と同様に、幼い頃からイーサンとエヴリンの世話を焼いている。
双子にはよく振り回されているが、本当に面倒なことは要領よく兄のアールに押し付けている。
エヴリンとは友達のような関係で、困らされることも多々あるが、時には一緒に悪ノリすることも。
◆カイ
ナディルの侍従。
ターニャたちより二歳年下のため、転入時点でSクラス最年少の十四歳。
祖母がリリーヴァレー王国出身でリリーヴァレー語が堪能だったこともあり、ナディルの侍従に選ばれた。
頭脳明晰なだけでなく剣術も得意で、カクトゥス大公国の一部では神童と呼ばれていた。
身長が低いことが密かにコンプレックス。
弟的な可愛さで王立学院のお姉様方から隠れ人気が高い。
◆ロータス先生
ターニャたちの通う王立学院貴族科の第一学年特別クラス担任。ちなみに担任は三年間持ち上がり制。
第五伯爵家であるロータス家の三男で、二十代後半の美青年。
肩に着く長さのサラサラの青髪+神官のような白くて丈の長いローブを纏っている。
ゲームのプレイヤーには一部に熱狂的なファンがおり、二次創作によく使われるキャラだった。
一部の同人誌で描かれた、「第一王子を筆頭に錚々たるメンバーが揃うクラスの担任を任され、
陰で神経をすり減らす苦労人」という設定が浸透していたが、現実の彼がどう思っているのかは誰も知らない。
身分問わず生徒一人ひとりを大切にするため、学生たちからの信頼は厚い。
2020/07/22 主要人物更新完了しました。登場順ではなくストーリーに関しての重要度で並べています。