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ダークヒーローが僕らを守ってくれている!  作者: 重源上人
VS.アイドル魔法少女キューティクルズ編
63/76

《状況が分からなくなった人のための》 これまでのあらすじ 《要約》

感想にて話の前後がわからなくなってきたとのお話あり、これまでの大筋を投稿いたします。

 第一章 法律戦隊ジャスティスレンジャー編


 怪人王ゾシマが歴代ヒーロー戦隊に撃滅されて二週間後のお話。


 ジャスティスレンジャーは怪人の残党狩りに明け暮れていた。


 そんなある日、港の埠頭にて、主人公であるクロスはその不幸な見た目から怪人と間違われて殺されかけてしまう。


 なんとかその場から脱出することに成功したクロスは、偶然にも助けてしまったコイン怪人のユダに、どうか助けてほしいと頼まれてしまうことになってしまった。


 強いのは誤解だとクロスはその申し出を拒否するが、ユダたち怪人の強引な説得により、その日一日だけ食事に付き合うことを承諾してしまう。


 するとものの見事に駅前でばったりヒーロー戦隊と出くわしてしまった。なし崩し的に次々と仲間の怪人たちは戦闘に巻き込まれ、怪人たちはお約束と言わんばかりに撃破されていく。


 やがてついにユダの敗北する番が回ってきた時、クロスは観客の中から駆け出して、コンクリートブロックでヒーロー戦隊をぶん殴ってしまっていた。


 あげく観衆の面前でヒーロー戦隊をボコボコにしてしまい、クロスは徹底的に悪役として認識されてしまうようになる。


 しかしクロスは、一般人と相対した時は変身できないというヒーロー戦隊の弱点を付き、夜のカフェバーにてヒーロー戦隊を襲撃、封印された歴代怪人たちの救出にも成功した。


 そうして怪人たちは秘密基地である採石場地下で再誕を果たす。

 だが、同時にジャスティスレンジャーは歴代ヒーロー戦隊を引き連れて、怪人たちに逆襲を仕掛けてきた。


 復活したばかりで満足に戦えない怪人たちを守るため、クロスは単身でヒーロー戦隊に戦いを挑んだ。


 クロスは自身の完全動体視力という特殊能力に気付き、一時はヒーロー戦隊を圧倒するも、ジャスティスイエローによる敵味方問わない必殺技に大ダメージを受けてしまう。


 絶体絶命となったクロスを助けるべく怪人たちが応援に駆けつけてきたが、ジャスティスイエローが一瞬の隙を突いてクロスを人質にとり、秘密基地に逃げ込んでしまった。


 さらにジャスティスイエローは怪人の命の源であるコアを六法全書に封印、怪人たちをたやすく殺戮出来るだけの力を得るようになり、怪人たちはその力の前にただ殺されるだけの存在になってしまう。


 だが、ジャスティスレッドがここで怪人の味方に付いた。理想論者のレッドは怪人との和平を模索する道を探すため、ジャスティスイエローと敵対する。


 そしてジャスティスレッドとジャスティスイエローの一騎打ちになろうとした。そんな瞬間、怪人のコアが六法全書と融合し、イエローの変身が解かれてしまった。


 追い詰められたジャスティスイエローは、起死回生の策として自ら自殺してみせる。すると怪人王のコアを取り込み、ジャスティスイエローは怪人王として復活した。


 ジャスティスイエローは怪人王ゾシマの娘であった。


 実は怪人王ゾシマは、ヒーロー戦隊の必殺技がいずれ世界を滅ぼす兵器への足がかりとなる事を知り、ヒーロー戦隊が必殺技を使うことのない平和な世界を模索していた。

 そのために怪人王ゾシマは自らジャスティスレンジャーを結成し、裏で操っていたのだが、時間が足りずにヒーロー戦隊に殺される羽目になってしまっていたのだ。

 

 ジャスティスイエローはその意志を受け継ぎ、怪人を一人で永遠に滅ぼし続けることで平和を成し遂げようとしていた。完全な怪人王へとイエローは変貌してしまうと、ヒーロー戦隊すらも皆殺しにして平和を作ろうと決戦を挑んでくる。


 怪人王イエローも最初はヒーロー戦隊をも圧倒して見せたものの、ヒーロー戦隊に変身を解除されると一般人保護セーフティーが発動して攻撃力が激減してしまう。

 ヒーロー戦隊と怪人の共同戦線と一進一退の攻防を広げるも、クロスの特殊能力に翻弄され、最後は父親の怪人王ゾシマと共に開発した強制変身装置を起動されて怪人王イエローは敗北した。


 この決戦で協力関係にあったヒーロー戦隊と怪人は互いに信頼し合い、融和することを決意した。


 しかし怪人との因縁の深い1990年代組のヒーロー戦隊は歩調を合わせてはくれなかったが、ジャスティスレッドを筆頭にヒーロー戦隊と怪人は共存の道を歩み始めたのだ。


 だが怪人王イエローはそんな共存など長くは続かないと吐き捨てて逃走する。怪人とヒーロー戦隊の皆殺しを宣言して。


 しかしその後、ジャスティスイエローはクロスの前にだけ現れ、怪人たちとの共存を影ながらフォローすると伝えにきた。

 しかしイエローは失敗すれば遠慮なく殺しに行くとも宣言してみせ、ヒーロー戦隊と怪人の共存に必要な最低限の要素として、イエローは正義の味方として怪人王を名乗ることを決めたのであった。


 そして徹底的に無関係だったクロスは、念願の無数の友人に囲まれ、ハッピーエンドを迎えることになる。その日、信頼すべき友人ユダに女性用下着売り場に引きずり込まれ、地獄を見るなんてことはまだ知らない。



 第二章 アイドル魔法少女 キューティクルズ編


 クロスたち怪人ヒーロー戦隊一同は、ショッピングモールに親睦会にやって来ていた。


 しかしそんな楽しいひと時に、シャドウと呼ばれるキューティクルズの敵役の襲撃を受けてしまう。


 そんな突然の事態に陥りヒーロー戦隊も怪人も混乱していると、怪人王となったジャスティスイエローが先手を打って、キューティクルズの暗殺予告をわざわざヒーロー戦隊側・・・・・・・に送り届けてきた。


 その暗殺予告を受けてジャスティスレッドは、シリーズ間の不可侵の原則もあり、キューティクルズの護衛を一般人のクロスにお願いする。


 その襲撃の翌日、大人気アイドルグループ、ブロードウェイ・スーパースター・キューティクルズの事務所には、怪しげな外国人が出入りしていた。


 怪人王イエローの暗殺予告をヒーロー戦隊から聞かされたスーパースター・キューティクルズの三人は、プロデューサーであるブラックの指示により、初代キューティクルズであるレッドローズの家にお泊まり会をすることになるのであった。

 

 しかし絶対に安全であるはずのローズの豪邸で謎の悪魔型シャドウの襲撃を受ける。


 三人は停電ゆえに変身も出来ず、ローズも姿を隠してしまい、いたしかたなくローズの高級車を借りて命からがら豪邸から脱出することにした。


 その後、変身するための光を求めてショッピングモールに三人は逃げ込んだのだが、しかしそこに怪人王ジャスティスイエローが現れた。


 キューティクルズの三人は護衛であったはずのクロスを殺人鬼と勘違いしてショッピングモールの奥へ奥へと逃げ込んでいってしまう。


 ジャスティスイエローは正面玄関から動くことなく、その後ショッピングモールにやってきた黒幕であるブラック・キューティクルとローズを撃退する。

 この時点で誰もが計画は分からないながらも、見事イエローは黒幕の初動を牽制した。


 クロスは苦労を重ねてようやくキューティクルズの三人を拘束することに成功していた。

 しかしクロスもジャスティスイエローの襲撃を受け、アカネとミドリという二人のキューティクルズをイエローに誘拐されてしまう。


 クロスとサファイア・キューティクルであるアオバは、ヒーロー戦隊の説得を受けて和解することができた。

 この時クロスはジャスティスイエローの意図に気付きながらもその事を誰にも説明しなかった。手を出すなとだけジャスティスレッドに伝え、自身は今後に備えてパソコンの前に向かうのであった。


 ジャスティスイエローは黒幕を索敵しており、この騒動の元凶は、アメリカの副大統領リチャード(通称:プロフェッサー)によるものだと突きとめた。


 プロフェッサーの目的は、ヒーロー戦隊とキューティクルズで戦争状態を作り、ヒーロー戦隊の必殺技を研究して核兵器以上の兵器を開発すること。および、世界の不安定化に貢献して人類が人類らしい姿でいられる事。

 

 そうしてジャスティスイエローが黒幕と戦っている最中、誘拐していたアカネとミドリをブラックとローズに奪還されてしまう。ブラックとローズは二人を深淵に引きずり込み、シャドウという心の闇を介して二人を操ろうと画策していた。


 ヒーロー戦隊との戦争状態への移行には、現役キューティクルズの宣言が必要であった。


 キューティクルズはヒーロー戦隊と怪人の親睦会を襲撃し、数人の怪人を人質に取った。そしてショッピングモールにヒーロー戦隊を誘導し、ついに戦争への足がかりを手に入れる。


 そんな戦争のさなか、ショッピングモール屋上ではプロフェッサーが階下の戦闘状況を収集していた。


 ジャスティスイエローがそんなプロフェッサーから情報を得ようと話しかけていると、クロスが現れ、プロフェッサーの情報端末をハッキングで瞬く間に破壊してしまった。


 これにより、驚くほどあっさりとデータの悪用を防ぐことに成功。プロフェッサーのたくらみは完全に崩壊してしまう。


 さらにはクロスがキューティクルズとの戦いに参入。事態を解決に導くつもりだった。だが、クロスの意図にジャスティスレッドが気付かず、状況はさらに混乱することになってしまう。


 そこでジャスティスイエローも飛び入り参加を決めた。ジャスティスイエローはブラックから深淵の力を奪い取り、自ら進んで悪役を名乗って見せた。


 イエローは自身から深淵王の力を切り離し、ダークネスイエローとして独立させる。さらにはダークネスイエローもディアボロ・キューティクルを取り込み、深淵王ダークネスとして変化していった。


 そんな深淵王の誕生により、キューティクルズはヒーロー戦隊との闘争を止め、通常のヒーロー活動を再開させた。さらにはイエローの携帯型強制変身解除装置の力によりヒーロー戦隊の変身も封印すると、クロスオーバーの危険性も排除できて正常なヒーロー活動の土台が出来上がっていた。


 あとは決着を待つばかりとなると、ジャスティスイエローは今後怪人王として戦う敵対ヒーローとしてクロスを選んだ。

 クロスが敗北することない本当の正義の味方であると信じるために、クロスに互いの命を掛けた決戦を挑むのであった。


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