ステータスと検証
9月最後の投稿になりそうです
「ん、」
朝、異世界転移してから2日目である。
そうだ、あれをやろう
「…知らない天井だ。」
うん、これはやりたかったんだよね。
と、零刀がネタをやり終わると服と扉をノックする音が聞こえてきた。
「レイ様。起床のお時間です。30分後に朝食なのでそれまでにお着替えを済ませ、食堂まで移動して下さい。今日の服はこちらの方で準備をさせていただきました。明日からはクローゼットの中にありますのでその中からご自由にどうぞ。では。」
と、メイドさんが言って立ち去ってしまった。
(さて、着替えるか…)
服はやはり向こうの世界程質は良くなかった。化学繊維も無いしね。それでもここで用意されているのはまあまあいい服ではあるのだが…。
「うん、何だかファンタジーって感じがするね!」
彼は少しズレている。というか少しアホである。
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「良し、お腹すいたなぁ。でも、まだ朝食まで時間あるしすこし検証でもしようかな。『ステータス』」
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神野 零刀 LV1 Age15 男
種族:人間
職業:練成師
称号:異世界人
体力 100/100
魔力量 10/10
魔力 400
筋力 70
敏捷150
耐性 50
魔耐性 200
〈技能〉:練成Lv1
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(とりあえず、ステータスについては知っておかないとだよね…。「魔力」とかは説明を聞いたし、「筋力」や「敏捷」、「耐性」はそのままの意味だろうし…わからないのは「体力」かな。生命力なのかスタミナなのかわからないしね。とりあえず…)
「走るか…」
そうして零刀は部屋の中を走り回ったのであった。
~10分後~
「ふぅ、はぁ、さすがに、部屋の中を走り回るのはキツや。『ステータス』」
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神野 零刀 LV1 Age15 男
種族:人間
職業:練成師
称号:異世界人
体力 100/100
魔力量 10/10
魔力 400
筋力 70
敏捷150
耐性 50
魔耐性 200
〈技能〉:練成Lv1
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(変化なしか…ということは生命力っていう可能性が高いかな。ついでに身体を動かしても魔力は消費されないのか…。魔力を消費するためには…)
(そうだ、スキルを試してみよう。
えーっとどうすれば使えるんだ?触れて魔力を流すのかな??
んーと、とりあえず念じてみるかな、ドアノブのサビを落とす感じで『錬成』!!)
その時、零刀のからだから力が抜け、倦怠感が襲う。
(うっ、『ステータス』)
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神野 零刀 LV1 Age15 男
種族:人間
職業:練成師
称号:異世界人
体力 100/100
魔力量 0/10
魔力 400
筋力 70
敏捷150
耐性 50
魔耐性 200
〈技能〉:練成Lv1
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(魔力量が0か、アニメとか本で言うと魔力枯渇ってところかな。きついな。でも、アドルフさんが言ってた使えば増えるって超回復と同じ原理かな?)
10分くらいして少し楽になってきたので食堂まで移動することにする。
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食堂は騎士達と共同でビュッフェ形式である。
零刀が着くと、食堂はザワザワしていた。
(うーん、意外と空いてないな。…あっ、光輝達のところが1人分空いてる)
「みんな、おはよ」
「おはようレイくん。」
「あれ?レイちゃん?」
「レイおはよう。」
上から順に彩、鈴、光輝である。
「意外と似合ってるなレイ」
そう聞いてきたのは、木村 隆静。
召喚前は一緒には居なかったが本来は光輝、彩、鈴、隆静の4人に僕と言った感じのグループである。
「そうかな?でも何だかファンタジーって感じがするよね」
「そうだな」
と言って笑いあう。
「さて、そろそろ食べようか」
「そうだよね!早く食べよ!」
「鈴ってば、相変わらずだね」
「さて、じゃあ─」
「「「いただきます!」」」
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ちなみにみんなのステータスプレートを見せてもらうとこんな感じだった。
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サヤカ シラセ LV1 Age15
種族:人間
職業:治癒師
称号:異世界人
体力 100
魔力量 600
魔力 500
筋力 50
敏捷 70
耐性 100
魔耐性 500
〈固有技能〉:回復魔法
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リン キノ LV1 Age15
種族:人間
職業:槌操師
称号:異世界人
体力 300
魔力量 150
魔力 50
筋力 700
敏捷 200
耐性 300
魔耐性 150
〈技能〉:槌術Lv1
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リュウセイ キムラ LV1 Age16
種族:人間
職業:守護騎士
称号:守護者 異世界人
体力 600
魔力量 100
魔力 100
筋力 600
敏捷150
耐性 700
魔耐性 500
〈技能〉:守護Lv1【身体強化Lv1 鉄壁Lv1】 剣術Lv1
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(ステータス高いなぁ。それに、戦闘職だからレベルアップでも補正がかかるだろうし…)
「レイ、君のことは俺が守るから…。だから─」
「その時はよろしくね」
「レ、レイくん!もし怪我しちゃったら私が治すから!」
「うん、お願いね」
と、ここで食べ終わったので聞いてみる
「今日って午前中が一般教養だよね、午後はなんだっけ?」
「午後は自由時間じゃなかったっけ?」
「俺達はここを見てまわろうと思ってるけどレイはどうするの?」
と、光輝が聞いてくるので
「図書室に行きたいかな。」
と答えた。
「レイくんらしいね。」
「そうかなぁ?」
「そうだよ!」
「そっか…」
と言ってレイが笑みを浮かべ部屋に戻って行った。
「さて、私たちも戻ろっか!」
「うっ、うん」
「隆静、僕達も戻ろう」
「…ああ、分かった」
その後は他愛もない話をしながら一旦部屋へ戻って行った。