階層探索・6
忙しかったのでこの時間の投稿です。
最近【戦いたい】ばかりだったので久しぶりですね。
それでは、どうぞ!
「ウォォォオオオ」
黒剣を構え駆け寄る零刀に死刈りが鎌で切りかかる。
その鎌を黒剣で弾き返そうとするが、音もなくそのまますり抜ける。
「これが『霊化』か。なら──」
零刀は黒剣を構え直すと、向かってくる鎌を無視して死刈り目掛けて突きを放つ。
その突きは先ほどの鎌のようにすり抜けてしまうが──
「これでいい!」
「オオオオ?」
零刀は身体ごと突っ込み、死刈りをすり抜けた。
そしてそのまま先にいる屍鬼を切り飛ばした。
「遠距離攻撃できるヤツと速いヤツは先に潰すのが定石だろ?っと」
動死体が腕を振り下ろすのを避け、切り捨てる。
「……数が多いな。っと、【破黒飛炎斬】!」
背後から魔霊が【火球】を飛ばしてくるが、その【火球】ごとまとめて黒炎の斬撃を飛ばして切る。
「ラァァアアア!」
斬って、躱して、斬って、躱して、斬って斬って、躱して斬る。
時折飛んでくる【魔法】は【破黒飛炎斬】でまとめて切り払う。
「てか、コイツらどっから湧いてやがんだァ?」
そんなことを続けていると、ふと疑問に思う。
「斬っても斬っても減らねェし、さっきまでいなかったヤツもいやがるし」
また一体、切り捨てる。
「──まさか」
何かに気がついたようで、魔力を一気に高め、黒剣に、より一層激しく黒い炎を灯す。
「ちょっとばかし消費魔力がデケェが……仕方ねェか」
黒剣を水平に構える。
「薙ぎ払え、【破黒飛炎斬】!!」
零刀が黒剣を振るった瞬間、黒い爆炎が辺りを支配した。
「調整ミスった感があるが……まあいいか。『瞬動』」
不死者が、吹き飛ばされる中、零刀は駆ける。
「──ッ!やっぱりいやがったか!『解析』!」
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なし LV102 Age1235
種族:高位死霊術師〔魔物〕
称号:
体力 30000/30000
魔力量 76000 /90000
魔力 89000
筋力 3000
敏捷 4000
耐性 2000
魔耐性 80000
〈固有技能〉:死霊術 死霊召喚 統率強化【死霊・不死者】
〈技能〉: 魔力回復速度上昇Lv5
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よく見ると次々に魔法陣を作り出し、そこから不死者を生み出しているようだ。
「肉体疲労のねェ不死者を作りまくっての物量戦かよ。しかも自身は生み出すだけで高みの見物かァ。気づかなかければいずれ体力が尽きて死亡。たとえ気がついたとしてもこの量の不死者を押しのけられなけりゃあ死亡」
死霊術師を見据える。
「──ったく、【理不尽】だなァ!」
再度黒剣に強く、黒い炎を灯すと、『瞬動』を使い距離を詰めるその過程で邪魔な上位の動く鎧などの不死者を黒炎を纏った一刀のもとに切り伏せる。
があと少し、と言うところで死霊術師が盾型の死霊──動く盾という不死者を召喚する。
が、零刀にとってそれは大した時間稼ぎにすらならない。
「その盾もろともぶっ壊す!オラァ!」
零刀の振るった黒剣が動く盾に当たり、その瞬間【破壊】される。
「オラァ!」
「ア"ア"ア"ァ"ァ"……」
そしてそのまま死霊術師を切り裂き、【破壊】した。
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「ふぅ、これでラストか」
襲ってきた屍鬼を切り伏せた。
死霊術師を倒した後、召喚され、統率されていた不死者たちは消えるわけでも無く、途端に統制を無くし、唯一不死者で無い零刀に殺到してきたのだ。
「これで一息つけるな。っと、忘れるとこだったな。『ステータス』」
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神野 零刀 Lv62 Age15 男
種族:不明(現在解析中:89%)
職業:練成師
称号:禁忌 再生 変異者 喰らう者 適応者
体力 75000/80000
魔力量 90000/90000
魔力 89000
筋力 80000
敏捷 75000
耐性 80000
魔耐性 80000
〈固有技能〉:錬成 魔素支配 再構成 完全記憶 解析 無属性魔法 変異 瘴気耐性 熱耐性 並立思考
〈技能〉:剣術Lv8 瞬動Lv8 魔道具作成Lv6 痛覚耐性Lv10 高速思考Lv3
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「……なんかもうすげぇな。『魔力量』なんてもう少しで10万超えそうだもんな。それにもう少しで俺の種族もわかるのか」
自分の『ステータス』を見て、言う。
「まあ、【理不尽】さえ跳ね除けられればいいか」
そう言って歩みを進めた。




