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勇者side:迷宮上層・1

数話ほど勇者sideの話が入ります。


時系列は前回の勇者sideからひと月後くらいです。


それでは、どうぞ


──迷宮都市『オルデール』に到着した馬車の中に彼らはいた。


「もうひと月も経ったのか」


『勇者』である光輝は感慨深そうに言った。


「やっと、また来れた」


そう言うのは光輝達のパーティーに新しく入った『剣士』【坂本りあ】だ。


「そうだね。ここにレイくんが……」


『治癒師』である彩が言う。


「そうだな、というか零刀なら俺らが助けに行かなくても一人で帰って来そうな気もするんだがな……」


「でもなにもしないで待ってるなんて、できないでしょ?」


ぽつりとつぶやいた隆静に鈴がすこし笑って言った。


「まあ、それもそうなんだが」


隆静が少し頭を掻く。


(あれだけ迷宮の危険性と生存率の話をしたんだが…一度も死んだって会話が出てこない。それだけ信頼されてるってことか。いや、光輝は仲間が死んだってことを認めたくないだけか)


同行しているアドルフが皆の会話を聞いて思う。


(それにしても新しく入ったリアってヤツは何故これほどまでに信頼している?他のヤツらはアレを知っているからってのはわかるが。確かリュウセイに聞いた話の中にはいなかったはずだが……っと、着いたか)


宿に着き、思考を一旦終わらせる。


「で、お前らはすぐに探索しに行きたいって話だったか。…今度は死ぬかもしれないぞ」


すこし低い声でアドルフが言う。


「僕はもう、仲間を失いたくないんです。だから、【魔王】を倒すためにも強くならないと」


光輝の意思を確認して、次に隆静たちを見るが


「なあ、アドルフさん。俺らにそれを聞く必要はあるか?」


アドルフが何かを言う前に隆静が強い意思を持った目を向けて言った。


「それもそうか。よし、荷物を置き次第行くぞ」


「「「了解!」」」


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「『我、求めるは光の力。我が敵を切り裂く光よ、我が剣に宿れ!』【光の剣(シャインブレード)】!」


光輝の【光の剣(シャインブレード)】がゴブリンを切り裂く。


力の差を感じたのか、残りのゴブリンが逃げ始める。


「『魔力は燃え盛り、熱を持ち、燃え盛る。それは、やがて爆炎と成りて我が敵を焼滅させんとする。』【爆発(エクスプロージョン)】!!」


彩の魔法が逃げ始めたゴブリンたちを消し飛ばす。


「ごめん、一匹逃した」


「大丈夫だよ、彩ちゃん」


鈴はそう言って大槌を振りかぶる。


「『土の魔力よ、形成せよ』【土球(アースボール)】」


鈴の魔力が集まり、土の球体を形成する。


「はぁぁあ!」


気合いの入った声を出しながら【土球(アースボール)】を大槌で殴り飛ばした。


「グギャ!?」


かなりの速度で飛ぶ【土球(アースボール)】は一直線に飛び、ゴブリンの頭を吹き飛ばした。


------------------------------------------------------------


「本当に、ないのね」


五階層のボス部屋の直前まで来たところで全員が一度止まる中、りあがつぶやいた。


そこはあのとき、宝箱があり、罠であったところだ。


「そう、だね。もしまだあればレイくんを助けに行けるかもしれないのに……」


彩が寂しそうに、悲しそうに言う。


「まあ、心配なのはわかるが下に落ちたんだ。なら、下の階層まで行けばいるかもしれないだろ」


「リュウセイの言う通りだ。ならば迎えに行くためにも、お前らはもっと強くならなくてはならない。そのためにも、まずはこの階層の階層主(フロアボス)を倒さないとだろ?」


隆静の肩を叩きながらアドルフが言った。


「そうだね。ここで一旦休憩して『ステータス』の確認と作戦会議にしよう。」


光輝がそう言い、『ステータス』を見せ合う。


その『ステータス』がこれだ。



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コウキ ヒジリカワ LV9 Age16 男

種族:人間

職業:勇者

称号:光の勇者

体力 900

魔力量 900

魔力 900

筋力 900

敏捷 900

耐性 900

魔耐性 900


〈固有技能(ユニークスキル)〉:獲得経験値量増加


〈技能(スキル)〉:勇者Lv3【剣術Lv7 光属性魔法Lv5 闇耐性Lv3 鑑定Lv4 アイテムボックスLv3】

火属性魔法Lv1 水属性魔法Lv1 魔力操作Lv4 身体強化Lv5


〈加護〉光神の加護

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サヤカ シラセ LV9 Age15

種族:人間

職業:治癒師

称号:

体力 600

魔力量 1800

魔力 1570

筋力 280

敏捷 350

耐性 350

魔耐性 730

〈固有技能ユニークスキル〉:回復魔法


〈技能スキル〉:魔力操作Lv7 身体強化Lv3 火属性魔法Lv4 光属性魔法Lv5 水属性魔法Lv2


------------------------------------------------------------


------------------------------------------------------------

リン キノ LV9 Age15

種族:人間

職業:槌操師

称号:

体力 900

魔力量 580

魔力 200

筋力 1560

敏捷 670

耐性 600

魔耐性 280

〈技能スキル〉:槌術Lv5 身体強化Lv6 土属性魔法Lv3 魔力操作Lv3


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------------------------------------------------------------

リュウセイ キムラ LV9 Age16

種族:人間

職業:守護騎士

称号:守護者

体力 1630

魔力量 420

魔力 360

筋力 1660

敏捷 780

耐性 1800

魔耐性 1590

〈技能スキル〉:守護Lv2【身体強化Lv6 鉄壁Lv4】 剣術Lv6 魔力操作Lv2


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リア サカモト LV9 Age15 女

種族:人間

職業:剣士

称号:

体力 1200

魔力量 600

魔力 600

筋力 1400

敏捷 1800

耐性 700

魔耐性 600

〈技能スキル〉:剣術Lv7 身体強化Lv6 風属性魔法Lv5 魔力操作Lv4 瞬動Lv3


------------------------------------------------------------



「だいぶ強くなったよね」


「やっぱ光輝の『固有技能(ユニークスキル)』ちょっとチート過ぎねぇか?」


「ほんとだよね。『鑑定』」


そう言って自分の『固有技能(ユニークスキル)』を『鑑定』する。


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獲得経験値量増加


レベルが5まで上がったことによって『光神』より授けられた『固有技能(ユニークスキル)』。

一度の戦闘で得られる経験値量を増加させる。

------------------------------


「この『固有技能(ユニークスキル)』って『鑑定』には出てないけどパーティーメンバーにも効果があるみたいだしね。なんかズルしてるみたいだけど……」


「私たちにそんなこと言ってられる余裕なんてないでしょ。今はとにかく、何が何でも強くならないと行けないのだから」


「りあの言う通りだ。それに強くなれるに越したことはないだろ」


りあが冷たく言い放ち、その意見に隆静が同意する。


「ま、まあそれは一旦置いておいて作戦の話をしようよ」


彩がそういったことにより、作戦についての話し合いが進んでいった。



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【『ハズレ』と言われた生産職でも戦いたい!!】
並行して書いているものです。

【ココロミタシテ】
何となくで書いた詩です。
これらもよろしくお願いします。
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