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探索再開

ブックマークしてくださった方々、感想や評価をして下さった方々、読んでくださっている方々、有難うございます。


一応ここから章が変わります。

迷宮というものは空間がねじ曲がっている、異空間であるのではないかと言われている。

そうでなければ大きな迷宮はどれだけ地中に広がっているのだ、という話になってしまう。

それを疑問に思った者達が協力して迷宮の位置を考えながら穴を掘ってみた。

もしそれができるのならば楽に次の階層に行ける可能性もあった。

まあ、結論、無理だったのだが。

─あの頃の私は若かった。



─『迷宮と都市と冒険者』より一部抜粋


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「さて、洞窟から出れたのはいいんだが…森か?暗いってことは夜的なもんなのかってのは重要だな」


零刀が洞窟のような場所を出ることができたのはあれからしばらくしてからのことだった。


あの後出口を探すため洞窟をひと通り見て周っていた。その途中途中で魔物との戦闘があったためにだいぶ時間がかかってしまっていたのだ。


「まあ、そのお陰でだいぶ『生体魔素』も溜まってきてるしな。そんでもって『着火魔道具』も無事に拾えたしな」


と言って『着火魔道具』に『魔力』を流す。


すると、ヒビが入り、粉々に壊れてしまった。


「………は?」


零刀の手に残った粉からは『黒い魔力』が漂っていた。


というか『否定』の性質を持ち【破壊】に特化した『魔力』を物に流せばこうなるのは当然である。


「─てことは俺はこれから『魔道具』が使えねぇって事に─、いや、『変異』使って『魔力性質』を変えればいけるのか?」


と、ここまで考えたところで【魔素感知】に急激に迫ってくる反応があった。


「─っ!『魔纏』!」


【破壊】の性質を纏った剣が飛来した何かを斬った。


斬られたそれは勢い余ってで数メートル地面を滑った。


「……これは、ウサギか?『解析』っと」


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なし LV57 Age6

種族:暗殺兎アサシンラビット〔魔物〕

称号:暗殺者

体力 0/500

魔力量 45/50

魔力 100

筋力 5000

敏捷 6000

耐性 10

魔耐性 10


固有技能ユニークスキル〉:跳躍


技能スキル〉:瞬歩Lv9 隠形Lv9 身体強化Lv9


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「…ハァ!?なんつう『ステータス』だよ!暗殺に特化しすぎだろ。ただの『気配感知』じゃあ『隠形』で気づけないし、気がついたら『跳躍』『瞬歩』『身体強化』の合わせ技のスピードで死んでるってか」


ちなみに『技能スキル』の解析結果は『跳躍』は跳躍に補正。『瞬歩』は『瞬動』に比べて距離は短いが『魔力』を溜めるのに時間がかからず、連続して使用ができるというものだ。


「『瞬歩』は意外と使えそうだな。あとは─『我が魔力よ、アギトを成して喰らい我が糧とせよ』【喰らう者ソウル・イーター】っと」


零刀から黒い魔力が溢れ出し、竜の顎を成して暗殺兎アサシンラビットを喰らう。


─レベルがアップしました。


「レベルもあがったか。『ステータス』」



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神野 零刀 Lv27 Age15 男

種族:不明(現在解析中)

職業:練成師

称号:禁忌 再生 変異者 喰らう者

体力 3000/3500

魔力量 2000/2500

魔力 3500

筋力 5500

敏捷 6500

耐性 5000

魔耐性 4500


固有技能ユニークスキル〉:錬成 魔素支配 再構成 完全記憶 解析 無属性魔法 変異


技能スキル〉:剣術Lv7 瞬動Lv5 魔道具作成Lv5 痛覚耐性Lv9 魔力回復速度上昇Lv7


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「『筋力』と『敏捷』の上がりがすげぇな。レベルは上がっても結局自分より強えやつを喰らえば上書きされちまうから何とも言えねぇな」


そこまで思考を巡らせたところで、突如飛来した火の玉を【魔纏】をしたままにしていた『黒剣』で斬り払う。


火の玉はかたちどっていた『魔力』を【破壊】され、霧した。


「まあ、しっかり【魔素感知】に引っかかってたしな。『解析』」


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なし LV63 Age8

種族:コドモドラゴン〔魔物〕

称号:

体力 4000/4000

魔力量 300/300

魔力 500

筋力 3000

敏捷 1000

耐性 5000

魔耐性 900


技能スキル〉:火耐性Lv6 炎操作Lv5 炎纏Lv3 火属性魔法Lv1 硬化Lv5


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「なかなかに強えな。まあ、でもこのくらいなら。『瞬動』!」


『瞬動』でコドモドラゴンとの距離を詰めて、首を斬りつけ、バックステップで距離をとる。


「グギャアアアア!」


「っと、3分の1くらいしか斬れなかったか…。『硬化』も使われたっぽいし、やっぱ『耐性』とか『魔耐性』が高いと【破壊】も効果が薄くなるか…。【飛翔破斬】!」


黒い魔力が斬撃となり、コドモドラゴンの首を3分の1切り裂き、その後も何本か木を切り倒してからやっと止まった。

このことによってコドモドラゴンは息絶えた。


「あの時のアドルフが使ってた【飛翔魔斬】のパクリなんだがやってみると【破壊】の性質も合わさってなかなかの威力になったな。ただ最初だからといって『魔力』込め過ぎたか…」


悪魔と戦っていた時にアドルフが使っていた【飛翔魔斬】を真似してできたのが【飛翔破斬】である。


初めて使うので威力が心配だったので『魔力』を多く込めた結果がこれだ。


「のちのち要改良ってとこか。『─我が糧とせよ』【喰らう者ソウル・イーター】。………よし、あと『ステータス』は『体力』が増えたくらいか。あとは喰ったものの『解析』結果は─へぇ、喉のところに『魔力』を【火属性】に変換して増幅させる器官があるのか」


今の零刀は魔物などを【喰らう】ことによって体内に取り入れ『解析』をすることが可能になっている。


なので─


「よし、変換の仕組みは『解析』できた。属性の性質を【無属性】からさっき『解析』した【火属性】に『変異』させて─」


次の瞬間、零刀の手に黒い火・・・が現れた。


「─いや、まて。それはさすがに予想外だ。『解析』」



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魔力


使用者:神野 零刀


所有性質:『否定』【破壊】


【備考】

属性を持たない。

変異しており、本来の性質以上の効力をもつ。


属性の性質が『変異』されており、火の性質も兼ね備える。


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(…もしかして)


と思い、無言のまま落ちている枝に黒い火をつけると、枝は焼けずに、【破壊】されていった。


「えぇぇぇ、肉焼けねぇじゃん」


零刀の【喰らう者ソウル・イーター】は『生体魔素』として保管されてしまうので、お腹にはたまらないのである。



………………………………………………………………………………




この日の零刀の夕食はこの後に狩った暗殺兎アサシンラビットをコモドドラゴンの吐く火で焼き、兎の丸焼きにしたものだった。


零刀曰く、「美味しいが、調味料が欲しい」と、迷宮を出る目的がまたひとつ増えていた。



零刀がドンドン強くなっていく……。


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【『ハズレ』と言われた生産職でも戦いたい!!】
並行して書いているものです。

【ココロミタシテ】
何となくで書いた詩です。
これらもよろしくお願いします。
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