説明と確認
最近、いつも通る自販機にあるプリンの缶ジュースにハマっております。
甘くて美味しいですよね。
【戦いたい!!】の説明と確認の2つの回を統合させて頂きました。
零刀の『ステータス』をこちらでは変更させて頂きました。
「初めまして、エリヒド王国第一王女エレーナ・エリヒドと言います勇者様方。」
その言葉を聞いて一瞬、僕達がポカーン、としていたがすぐに
「何だよそれ!帰らせろよ!!」
「そうよ!帰してよ!」
とザワザワし始めたが、光輝が
「みんな、一回この人の話を聞いてみよう。彼女達にも何かしらの事情があるかも知れないからね。」
と言ったことによって一時的に落ち着き、僕らが話を聞ける状態になったのでさっきの王女様――エレーナが話し始める。
「いきなりのことで混乱をしているかもしれませんがとりあえず、私の父―国王から説明がありますのでこちらに」
と言われたので、移動し始めたエレーナに続いて移動する。
移動しながら、零刀は考えていた
(さっきの話からするとこれは召喚であり、僕ら全員が勇者、もしくは僕らの中の誰かが勇者という事だろうか。ラノベとかで読んだ感じだと魔王討伐かな?でも国王自体がひどかったり最悪、隷属させられるのもあるしな…、どうなる事やら)
と、そこで目的地につくことになり、考察は中断させられた。
「この部屋が、謁見の間になります。」
(これ以上は考えていても仕方ないか…。とりあえず会ってから判断するべきかな。)
そして、エレーナに
「どうぞお入りください」
と言われたので、みんなで入っていった。
そこは、ザ・謁見の間と言った感じの部屋だった。その見た目に呆気に取られていると、これまたザ・国王といった感じの人がおり、エレーナに
「エレーナ、成功したのだな?」
と問いかけると、
「はい、見ての通り成功いたしました。」
と答えた。
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「我はアノルド・エリヒドである。勇者たちよ、此度はいきなり召喚してしまい、申しわけない。」
と国王が言い、頭をさげたので周りの貴族っぽい人達が慌て始めた。
「こっ国王様っ、一国の王が頭を下げるなど…」
と言ったが
「我らの都合で関係の無いものたちを呼んでいるのだ。頭を下げるべきであろう。」という一言によって鎮まった。
「して、勇者たちよ。貴殿らには、魔王の討伐を頼みたい。」
この言葉に対して、真っ先に反応したのは桜先生だった。
「ふざけないでください!!みんなは戦うどころが武器すら持ったことのないような子達です!!そんな子たちにそんな危険なことなんてさせられません!!帰してください!」
彼女は気弱ではあるが、生徒のことを第一に考えてくれる先生だ。
だからこそ、今回のことが許せなかったのであろう。
しかし、
「すまぬが、今すぐ元の世界に戻すことはできぬ。勇者召喚の術式は光神リム様がお作りになられたものでるが故に我々にはできないのだ。しかし、リム様は魔王を倒したあとに送還することが出来るとおっしゃられた。」
(ここまでは予想どうり。国王も悪い人ではなさそうだし、帰る方法は無さそうな気がするけど…。とは言っても、まだわからないことだらけ、か。)
と零刀は考えていた。
「でもこの子たちは、戦う力なんてありません!!」
「元の世界でどうだったかは分からぬが、リム様曰く召喚された勇者などはみな強力なスキルやステータスを持っているらしい『ステータス』と唱えてみてくれ。」
「「「ステータス?」」」
「うむ、見ようと思いながらとなえると、自分の強さなどを見ることができるのだ。」
と言ったところで光輝が、
「みんな、とりあえず確認してみよう。」
と言ったことによって、戸惑っていたみんなが一斉に
「「「「『ステータス』!!」」」」
と唱えた。
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神野 零刀 LV1 Age15 男
種族:人間
職業:練成師
称号:異世界人
体力 100
魔力量 10
魔力 400
筋力 70
敏捷150
耐性 50
魔耐性 200
〈技能〉:練成Lv1
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(これは、どうなんだ?)
「確認したら騎士団長のアドルフからステータスプレートをもらって確認させてくれ。こちらとしても把握しておきたい。」
「紹介されたアドルフだ。今から渡すステータスプレートは身分証にもなるからなくすなよ。針も一緒に渡すから血を一滴垂らしてくれ。わからないところは、プレートののスキルを押せば詳細がわかる。」
と言われて、その通りにすると文字が浮かび上がってきて名前がカタカナ表記になっている以外さっきのみたステータスと同じだった。
(とりあえず確認してみるかな?)
気になるところを押すと言われた通り詳細が表示される。
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異世界人
称号
召喚された場所の国が使っている言語を理解できる
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これは分かる
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練成Lv1
物質をほんのすこしだけだけ操作する事ができる。
レベルが上がればポーションなどを作ることができるようになる
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これだけって、アレ?もしかしなくてもヒドイ?
いや、まだLv1だから希望はある…はず。
さらに、ステータスの平均は100らしい…。やっぱり偏ってる。
「良し順番に見せてくれ。」
と、零刀がすこし落ち込んでるところにそんな声がかかった。
みんなが順番にアドルフさんにステータスプレートを見せていると、いきなり歓声が上がった。
「コウキ君、君が勇者だ。Lv1でこのステータスは羨ましいよ。」
と言われた光輝のステータスはこうだった。
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コウキ ヒジリカワ LV1 Age16 男
種族:人間
職業:勇者
称号:光の勇者 異世界人
体力 500
魔力量 500
魔力 500
筋力 500
敏捷 500
耐性 500
魔耐性 500
〈技能〉:勇者Lv1【剣術Lv1 光属性魔法Lv3 闇耐性Lv1】
〈加護〉光神の加護
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ス、ステータス高っ!
ちなみに聞いた感じだと
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光の勇者
称号
光神の加護を受けた勇者。光属性に+Lv1
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勇者
職業
勇者に贈られる称号。闇以外の属性魔法に適正を得る。光属性に+Lv1 LvUP時ステータス上昇率増加。
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光神の加護
加護
称号に勇者があると、光の~が付く。
光属性に+Lv1
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勇者Lv1
【包括スキル】
剣術Lv1 光属性魔法Lv1 闇耐性Lv1
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である。はっきり言ってチートだ。
「最後は君だな、見せてくれるか?」
と、自分の番がまわってきたのでステータスプレートを渡す。
すると、アドルフさんがプレートを見ては目をこすっている。
だよね、ステータスは一部を除いて低いし…。
「す、すまない。」
そういえば今さらだけと、魔力量はわかるが、魔力ってなんだ?
と思ったらアドルフさんが説明してくれた。曰く、魔力の出量、出力らしい。だからこれだけ差があるのは異常らしい。
「それに、〈練成〉に『練成師』か、ポーションを作るにも〈魔力操作〉と、〈調合〉のスキルがあればできる上、Lv5にならないと作れない。Lvを最大の10まで上げれば金属などの形状を変化させる事もできるようになるが触れて魔力を通さなくてはならないし、〈練成〉で作った武器は、密度が低く脆い。それに『練成師』は魔法陣を使った魔法以外の魔法が使えないんだ。」
その言葉に落ち込んでると
「まあ、個人差はあるが、魔力量は使えば、その分増えやすくなる。これから頑張ればいいさ。」
と言われたのであった。
少しずつ向こうと変更点を加えていきます。