10/21
VO10
自然と彼女の手を握る自分...
そして、彼女の手をひいたのであった。
小さくて柔らかい彼女の手の感触...
この感触が自分の心を温かく包んでくれたのである。
すると、彼女が言った...
ホッペが赤いよ...♡と。
自分は、はっきり言って照れていた...
彼女に、こんな形で触れる事が出来たのだから...
顔が真っ赤になるのも当然なのである。
ただ、この時...
照れてはいたが、彼女に触れた事によって、
自然とプール以外で彼女を誘う事が出来る様な気がしてきたのだ。
自分の何かが変わり始めていた...
今だったら...
彼女を誘える...
そう思って仕方がなかったのである