あとがき
シリーズ読了ありがとうございます!
作者の紫電です。
かなり長い作品になってしまいましたが、楽しんでいただけたでしょうか。
私は書いててすごく楽しかったです。
私の好きなモータースポーツの世界を、皆様にも楽しんで欲しくて書いた作品です。
とても思い入れがあって、完結させてしまうのが惜しいくらいです。
ですので、もしかしたら…本当にもしかしたらですが、また同じ世界線の話をいつか書くかもしれません。
その時の主人公は、瀬名と亜紀の子供になるでしょう。
名前ももう考えてありますよ。『伏見凛』くんです。
かなり未来の話になるので、近未来的な、サイバーチックなマシンたちが登場する…かも?
仮に瀬名が大学に入った年を2024年とすると、このシリーズが完結した年は2031年。
凛くんが一人前になるまでとなると、2050年近くになってしまいますからね。
時の流れは速いですねぇ。
と、まあこんな感じなのですが、今回の外伝にはちょっとした仕掛けがありまして。
サブタイトルがキャラクターのフルネームになっている回が、いくつかありましたよね?
これは各キャラのイメージソングの要素をふんだんに練り込んだ回になっているんです。
お前イメージソング考えるの好きすぎるだろというツッコミはしないでください。
自分が一番よく分かってます。
それでは!外伝編・各キャライメージソング発表のコーナー!!!!!
裕毅 :vividboooyさん RELAXING
ルイス :AK-69さん START IT AGAIN
周 :ralphさん Selfish
ジャンニ:ONE OK ROCKさん Renegades
カレル :ONE OK ROCKさん Stand Out Fit In
RELAXINGはこの外伝を通してのテーマソング的な位置づけです。
『国とか人種とかこの際良い どうでも』
『同じ時間で過ごしてるのにアイツとなにが違うの?比べる必要はないのに』
等々、読者の皆様方にも心当たりがあるのではなかろうかというリリックが綴られています。
START IT AGAINは公式PVでは、レースで父を亡くした息子の話という設定になっています。
『負けなしの頃は 浴びる鳴り止まねぇ歓声』
『勝てなくなれば そうただの鉄くず それでもI run forever』
ルイスに合う歌詞をどうやって文章に落とし込むか、長考しました。
Selfishはdrillという音楽ジャンルで、パッと聞けばイカツいイメージを持つと思います。
『日本では無理?まぁ確かに言い訳ばかりのお前らじゃ無理』
『でも俺ならできるmakeするシーン準備してくれよ手のひら返し』
周冠英の反骨精神を、この曲の力を借りて描き上げました。
Renegadesは英語が歌詞の大半を占めた曲になっています。和訳しますと…
『この壊れたシステムに僕の信頼は消えてしまった』
『やり直そう、僕たちは反逆者になれるんだ』
皆一丸となって戦おうという気持ち、そして故郷への愛なんかも歌われている曲です。
Stand Out Fit Inも、英語が主となっている楽曲になります。
『ただ自分らしくありたい ありのままで』
『はみ出してなじめ』
ジャンニのおかげで『ありのまま』を見せられるようになったカレルに、ピッタリの曲だと思います。
ここに書いた他にも、小ネタは色々と仕込んであります。
例えば、ジャンニとカレルのアーティストさんが同じなのは、サブタイトル『カレル・サインツ』の回で、ジャンニが『キミもその曲聴くのかい?』と話しかけたところから来ていたり、だとかですね。
ここで、読者の皆様にお願いがあります。
もしよろしければ、サブタイトルが各キャラクターのフルネームになっている回を、そのキャラのイメージソングを流しながら今一度読んでいただきたいのです。
お手すきの時間がございましたら、何卒よろしくお願いします。
『このセリフ、この歌詞じゃね…?』とか、新たな発見があるかもしれませんよ。
最後に一つ。
これは小ネタとはちょっと違うかもしれませんが、裏話がひとつございます。
というのも、当初の予定では裕毅が周を蹴落として、F1ドライバーとして大成していく物語を考えていたんです。
っていうか、もともとグァンちゃんは悪役として書く予定だったんです。
でも、ネームドキャラは全員愛着が湧いちゃって…読者ヘイトを向けて欲しくなくて…。
でも、結果的にはこれで良かったなと思ってます。
個人的にも『めっちゃ良い終わり方したなーーー』と思ってます。
ではでは、今回はそろそろこのへんでおいとまさせてもらいます。
次回作はもう執筆を始めているので、そろそろ投稿も始めると思います。
ちなみに次回作はSFですよ。
ほなまた~~~!!!
紫電でした!!!
P.S.
凛くんの外伝書き始めてます。
タイトルは『九分九凛の華』、どうぞお楽しみに。
あらすじだけこっそり書いておきます。
光速の貴公子・外伝『九分九凛の華』
伝説のドライバーたちに囲まれて育った少年は、モータースポーツが嫌いだった。
父の身体を不自由にし、これまでに多くの命を奪ってきたマシンたちを、どうしても好きになれなかった。
そんな彼をレースへといざなったのは、かつて父と共に戦った仲間たちの存在。
様々な国の、様々な人々と触れ合ううちに、彼の心境には変化と成長が訪れる。
サーキットの上に立つ彼の表情は、まさに。
凛とする、華の如く。




