あらすじ
ポートフォリオに使用していた作品の供養
無断転載、自作発言等NG
何かあれば対応を行います
桜の花が舞う季節の水の都の東京。
江戸時代に大規模な治水工事が行われ、その後も発展を続けた東京は水の都と呼ばれるようになった。
主人公の壱岐燈は警視庁から近い国立の図書館で働いて日々を過ごしていた。
ある日、本を探しにきていた警視庁捜査一課所属の日向透に出会う。本音を隠して上辺だけ明るい姿に気付きながらも探し物を手伝っていると、盗難事件に巻き込まれて隠していた[能力]がバレてしまう。
彼女の[能力]は読んだ本を記憶の中に仕舞うことが可能で、その[能力]を保護するという名目で、存在が秘密とされていて単独で捜査を行う集団の「Untitled(通称:無題)」という警視庁捜査一課の裏部所に強制で所属することになる。
しかし、彼女の本当の選ばれた理由は別に存在していた。
何も知らずに捜査一課では解決できない事件を調査する傍ら、多忙な日々を送ることとなり、様々な孤独を持つ「Untitled(通称:無題)」のメンバーと出会う。
メンバーは独自で捜査可能な頭脳を持っていて、同期の自殺によって平和な日常を諦めた篠崎遥や命を救えなかった出来事で生きる理由がわからない末永灰、過去に囚われて恋や愛の温もりを知らない奈賀由和、ある後悔と家のしがらみにより他人の幸せしか願わない水枷杜季、仲間を見守るために自分を否定して責め続ける水影彼方、とある事件を終わらせるために自らを犠牲にする道に突き進む雨宮夕貴で構成されている。
やがて、主人公の燈の過去と彼らの孤独が繋がったとき、歴史には残されなかった「水の一族」と、ある隠蔽事件と立ち向かうことになり、彼らの孤独と孤独の反対の意味を知り、恋を知る。
「孤独の反対はなんですか?」