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勇者になれなかった男

掲載日:2024/11/23



ある日、突如、異世界に召喚された。


僕は生まれつき耳が聞こえない。

だから状況をすぐに飲み込めなかった、


けれど、神官っぽいお姉さんが文字を書いてくれたので、意思疎通ができた。


そのお姉さんに僕は一目惚れした。


緊張しながら説明を聞いてみた。


今、魔王が暴れて世界の危機に堕ちている事。

強大な魔王を討ち取れるのは勇者だけである事。


それらを知った僕は喜んで勇者になる事を選んだ。



結論から言おう。


勇者としての旅路、めちゃくちゃしんどい。


都市の外に出れば、朝夜問わず敵に襲われるし。

都市に戻れば、変な人に見られるし。


今は強い騎士に守られているが、一人でも戦えるようになりたい。


そんな思いが強くなって、訓練を真面目に取り組んだ。

戦い方を覚えて、立ち回りを覚えた。


それでも対人戦には勝てない。

指導官に諦めたような目で見られた。


僕に戦いの才能は無いかもしれない。


それでも勇者になる事を諦めきれず、毎日剣を振るい続けた。

全ては魔王を倒して、一目惚れした神官のお姉さんと結婚する為に。



変わり映えしない日々がしばらく続いた。


商店が並び立つ大通りに歩いても、人々に無視されるようになった。


承認欲求に刺激されて、怒りが湧いた。

けれど、暴力に頼っては駄目だ。

6秒待ってから冷静に立ち回った。


そうだ、酒場に行こう。

ふと、僕は思った。


<旅人の酒場>。

僕がお世話になっているあそこならば、何故無視されるようになったか、調べる事ができる。


早速、酒場に向かった。



色んな人に聞き回った結果。


『国王が別の勇者を召喚した。その人がとても優れた才能を持ち、イケメンなので、国外問わず、高い人気を集めている』


という事が分かった。


僕の承認欲求が荒ぶった。


こうなったら、僕も世界最強になって賞賛を集めてやる!


そう決めた。



そうして10年が流れた。

鍛えまくった僕は魔王城に向かった、


そこは平和になった魔大陸があった。


僕はやる気が消えて家に帰った。


そして、僕は遊びすぎてあっさり死んだ。


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