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快楽に生かされて

作者: つるつる


僕たちを生かしているものは何だろう、水、食べ物、電気、それともネット?

ライフラインだけが僕たちを生かしているのだろうか?

そんな人もいるのかもしれない。

みんながどうして生きているのか、そんなのは僕にはわからない。

少なくとも僕は...


週末の月曜日、僕は配信サイトでアニメを見ていた。


「今週たまった分はすべて見てしまったなぁ」


自分の好きななろう小説はすべて読んでしまったし、何もすることがないな。


コロナが流行って以降、人付き合いというものは仕事にかかわるもの以外どうもなくなってしまった。

友人がいないわけではないが、やはりその友達に会うということ自体のハードルはどうしても上がってしまった。


「まだ土曜のお昼なのに、もうすることがないよ。まいったね。K市には何もない...」


何もすることがないとやはり心が滅入る。ただでさえ最近は友人たちとも会ってなくて気が滅入っているのに、1週間雨が降り続けて外に気軽に出ることもできない。まぁ、もともとコロナだからマスクしていかないといけないし気軽に出れないことには変わりないんだけどね。


「「退屈だ」」


休日に暇を持て余していると突然知り合いから電話がかかってきた。


「なぁ○○。聞いたか△△が死んだって」

「そんな、いったいどうして...」

「詳しいことはわからないが、昨日警察から母親に連絡があったそうだ。」

「そうか、わかったよ」

「とりあえずまたなんかわかったら連絡するわ」


まさかあいつが死んでしまうなんて。しばらく会ってはいなかったが、まさか死んでしまうとは。


「次のニュースです。K市にて先日都立公園のオープン記念式典がありました。」


テレビからニュースが聞こえる。K市といえば△△が住んでいた場所だ。

あいつは散歩が好きだったな、一緒に行ってやれれば。

そう...少しの後悔を抱いた。



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