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詩集  作者: 空束 縋
9/13

コーヒー









 マグカップの中の黒い液体

 いつもは白い塊を 二つばかり 投げ込むけれど

 そのまま口を付けてみる

 やっぱり苦くて 美味くない



 机に置いて 棚の上から

 シュガーポットを手に取って

 いつもより 二つばかり 多く摘まんで

 白い塊を投げ込んだ


 金色の匙で くるくる混ぜて

 もう一度 口を付けてみる

 やっぱり甘くて 美味くない


 それでも 苦くて飲めないよりは

 ずっと ずっと 優しく思えた



 いつも飲み込む 苦いこと

 もう嫌だって言いたいことも


 一旦 置いて 砂糖を混ぜて

 優しく出来たら良いのにな











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