第3回
『お、美味しい』
俺は今、空の上でフルコースを食べている。
相手国のサッカー大好き王子様がファーストクラスに乗せてくれたからだ。
飛行機だけじゃない病院だって国1番の病院で最高の治療をしてくれた。もちろん代金は向こう持ちだ。
えっ?何だか怪しいって、まぁ不正を疑う者がでるかも知れないがそんな事言ってもしょうがない。
超大金持ちがポケットマネーで出しただけだし日本の協会は別に断ることもできた。しかし、負けてしまったとはいえ好意を素直に受けて友好を深めておくことはとても大事な事だ。
食事を終えて一休みする。
選手としてはもう終わってしまったが、サッカーはできなくもないし今後の展望も暗くはない。
実家が病院で俺も東大卒だ病院を継ぐこともできるし何ヵ国も話せるから通訳になったりしてサッカーに関わっていくこともできるし他にも色々可能だ。
東大卒でサッカー選手になるなんてとよく言われたが逆だ、父親との約束でサッカーを続けるために東大を卒業したのだ。
親はいずれ病院を継がせるために俺はサッカー選手になりたかったから東大を卒業した。
J3でプロデビューし2年で昇格そして数年でJ1に昇格してとあるきっかけで代表入りする事ができたのだ。
俺の才能はたいした事は無い偏差値はエリートだがサッカーは凡人であった。
代表入りはできすぎだったのだ!