11(11/17)-異世界っ娘がやってくる-
連続投稿中でございます…
あと六話ございます…
###11(11/17)-異世界っ娘がやってくる-
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「シャンプーハットがないからな……
ルー、しっかり目、おおってろよ!」
「わ、わかりまし…………」
じゃあわぁあぁぁ、と、
「す、水量が、ちょっと、おおい、すごいぃっ……//////」
「ちゃんと注意して洗うから、ルーは呼吸と目元おおうことだけかんがえてりゃいい。そら、はじめるぞ!」
「あっ♡ あっ……」
かしゅ、かしゅ、……
じゃああああぁぁぁ
「ひゃぁあぁっ//////」
しゃかしゃかしゃか……
一気に、しかし丁寧に、髪の毛と頭皮を揉み洗っていく…………
「わっ、ひゃ、ひゃあ♡」
がしょがしょがしょ、と
洗われてくれる、ルー。
「なにか、スースー、します…………////////」
夏だから、メンソール系のシャンプーを使ってしまっていた、とユウタ。
しかし、よくよく考えたら、向こう……異世界は秋の季節なのだし、
もっと選べばよかったか、ともゆうたは、終わった後でそう思った……
「はー♡ はー♡ あふぅ…………♡////////」
みみかきの時に続いて、
ふたたび絶頂した、ルー。
「それからな……」
ゆうたは、ひとつ考えていたことがあって、
「足のあかすり、だけ、やらせてくれ!」
「ひゃうっ?! えぇ、えっぇぇと、あう、はぅっ?!//////////」
とっさのことだったが、身のこなしで、ルーはなんとか、己の局部が暴露することは防御できた……
のはおいといて、
ボディブラシ、それの妹専用のを脱衣所から取り出して、ルーの奴を洗浄する。
ボディブラシの毛に、がっしょがっしょと、ボディソープを点下してやって、……
「ぁぅ?! あぅ、……あぅっ?」
「あっ…………毛が柔らかくて、なんというか…………♡」
「あぅぅ~…………♡」
こしこし、こしこしこし、と
中身を出したあとの卵の殻を、割らずに擦ってやるように、丁寧かつ、やさーしく…………
「あぁあ、きもちいい…………♡」
ふたたび、ルーは絶頂した………………
「~~♡//////////」
「さーて、と、」
ボディーブラシを、脱衣所の物干しに戻しておくのも、忘れずに……
さて、
除湿機が稼働している為、
数時間後にお風呂に入ったゆうたの妹……道寺橋、舞依……が
使用する際には、
すでに乾燥は完了していて、
ゆうたによるルーテフィアへの使用は、
妹は気づかなかった、という…………
それはさておき、
「身体にタオル巻いて、入りたい??」
「は、はい…………♡//////」
「まあいいさ、」
そうして、
ばちゃり、と入浴する音が、ふたつ。
…………
「はー、休まるな。…………」
「へぅーーーーーっ…………/////////」
しばらく、湯船で一息ついた。
「お湯、お湯のおふろのなかに浸かるのが、こんなに気持ちいいなんて……////」
「そうだなーっ」
「ユウタ、おふろ、気持ちいいですね……、、、//」
「そりゃあなによりだぁ…………はぁ~っと、」
…………
「ユウタっ、」
「なんだぁ?」
一拍の間を挟んだ後、ルーはゆうたにそう声を掛けて、
「ボクに教えてくれた、キミの名前っ! だから、ユウタの名前を呼びたくなったんですっ/////」
「そうかい……?」
「ユウタの名前、さっき、教えてくれましたからっ……/////」
「そおかぁ……」
「うんっ!」
ルーは、咲くような笑顔で、
「今日という日は、ボクの宝物なのですっっ!
ユウタの名前を教えていただくという宝物を頂いて、そうして、このオフロという体験までっ///」
「そ、そうか…?」
そうなのですっ、とルーは続けて、
「ありがとうございますっ、ユウタっ!/////
キミのご厚意で、ボクはこんなに元気になれましたっ!
昨日までのおいしいごはんと、このすばらしい健康保養の設備を、使わせてくれてっ////
ボクは感謝しきれませんっ/////」
「…ふーん…」
いわれてみれば、今のルーは、見違えたように、元気はつらつである。
肌と顔色には生気が宿り、
見ただけで、ほかほかとした体温さえも感じられるようになった。
ほーん、即席チャイルドシッターのあやしつけとしては大成功というわけだな……
………………
ゆうたは一拍の間ほど、沈黙したのち、再び口を開いて、
「さっきは意地悪、に、なっちゃって、ごめんな、」
「……?」
そう、ゆうたはつぶやいた。
「…………、、、」
ぴたっ、と、
「…ん?」
ルーはそれに、返事というように、
湯船の中で、ゆうたの肩に、己の身体を、ぴたっ、と、くっつけさせた。
「ユウタっ…もしキミがよければ、いつまでもこうしていても、いいでしょうか…?」
「今度はなによ」
「あ……//// も、もしかしたら、肌寒さが勝ってしまったのかもしれません…ね?」
おいおい、そっちの異世界は秋だろうけど、こっちは初夏だぜ?
「ゆ、ユウタがあったかいから仕方ないんですっ/////」
「う、うーん……?」
「そうなのです。ユウタはとっても、あったかい人なのですっ…////」
……
「これがボクの、返事ですっ///////」
「……ふーん……」
ゆうたは、しばらく黙った後、
ぱちゃり、と湯船の中で、半水没した水位で、腕の両手を組ませると、
ゆうたは、軽いひらめきのつもりであった……
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