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11(11/17)-異世界っ娘がやってくる-

連続投稿中でございます…

あと六話ございます…

###11(11/17)-異世界っ娘がやってくる-


     * * * * *








「シャンプーハットがないからな……


 ルー、しっかり目、おおってろよ!」




「わ、わかりまし…………」




 じゃあわぁあぁぁ、と、




「す、水量が、ちょっと、おおい、すごいぃっ……//////」




「ちゃんと注意して洗うから、ルーは呼吸と目元おおうことだけかんがえてりゃいい。そら、はじめるぞ!」




「あっ♡ あっ……」




 かしゅ、かしゅ、……


 じゃああああぁぁぁ




「ひゃぁあぁっ//////」




 しゃかしゃかしゃか……





 一気に、しかし丁寧に、髪の毛と頭皮を揉み洗っていく…………




「わっ、ひゃ、ひゃあ♡」




 がしょがしょがしょ、と

 洗われてくれる、ルー。



「なにか、スースー、します…………////////」




 夏だから、メンソール系のシャンプーを使ってしまっていた、とユウタ。


 しかし、よくよく考えたら、向こう……異世界は秋の季節なのだし、

 もっと選べばよかったか、ともゆうたは、終わった後でそう思った……





「はー♡ はー♡ あふぅ…………♡////////」





 みみかきの時に続いて、

 ふたたび絶頂した、ルー。








「それからな……」




 ゆうたは、ひとつ考えていたことがあって、

 



「足のあかすり、だけ、やらせてくれ!」



「ひゃうっ?! えぇ、えっぇぇと、あう、はぅっ?!//////////」




 とっさのことだったが、身のこなしで、ルーはなんとか、己の局部が暴露することは防御できた……

 のはおいといて、




 ボディブラシ、それの妹専用のを脱衣所から取り出して、ルーの奴を洗浄する。




 ボディブラシの毛に、がっしょがっしょと、ボディソープを点下してやって、……





「ぁぅ?! あぅ、……あぅっ?」




「あっ…………毛が柔らかくて、なんというか…………♡」



「あぅぅ~…………♡」




 こしこし、こしこしこし、と

 中身を出したあとの卵の殻を、割らずに擦ってやるように、丁寧かつ、やさーしく…………




「あぁあ、きもちいい…………♡」







 ふたたび、ルーは絶頂した………………








「~~♡//////////」




「さーて、と、」






 ボディーブラシを、脱衣所の物干しに戻しておくのも、忘れずに……





 さて、



 除湿機が稼働している為、




 数時間後にお風呂に入ったゆうたの妹……道寺橋、舞依……が

 使用する際には、

 すでに乾燥は完了していて、

 ゆうたによるルーテフィアへの使用は、

 妹は気づかなかった、という…………





 それはさておき、





「身体にタオル巻いて、入りたい??」




「は、はい…………♡//////」




「まあいいさ、」




 そうして、

 ばちゃり、と入浴する音が、ふたつ。




…………





「はー、休まるな。…………」


「へぅーーーーーっ…………/////////」





 しばらく、湯船で一息ついた。





「お湯、お湯のおふろのなかに浸かるのが、こんなに気持ちいいなんて……////」




「そうだなーっ」




「ユウタ、おふろ、気持ちいいですね……、、、//」




「そりゃあなによりだぁ…………はぁ~っと、」




…………




「ユウタっ、」



「なんだぁ?」




 一拍の間を挟んだ後、ルーはゆうたにそう声を掛けて、




「ボクに教えてくれた、キミの名前っ! だから、ユウタの名前を呼びたくなったんですっ/////」



「そうかい……?」



「ユウタの名前、さっき、教えてくれましたからっ……/////」




「そおかぁ……」



「うんっ!」


 

 ルーは、咲くような笑顔で、



「今日という日は、ボクの宝物なのですっっ!

ユウタの名前を教えていただくという宝物を頂いて、そうして、このオフロという体験までっ///」


「そ、そうか…?」



 そうなのですっ、とルーは続けて、



「ありがとうございますっ、ユウタっ!/////

 キミのご厚意で、ボクはこんなに元気になれましたっ!

 昨日までのおいしいごはんと、このすばらしい健康保養の設備を、使わせてくれてっ////

 ボクは感謝しきれませんっ/////」

 

 

「…ふーん…」



 いわれてみれば、今のルーは、見違えたように、元気はつらつである。

 肌と顔色には生気が宿り、

 見ただけで、ほかほかとした体温さえも感じられるようになった。

 ほーん、即席チャイルドシッターのあやしつけとしては大成功というわけだな……



 ………………


 ゆうたは一拍の間ほど、沈黙したのち、再び口を開いて、




「さっきは意地悪、に、なっちゃって、ごめんな、」



「……?」



 そう、ゆうたはつぶやいた。




「…………、、、」




 ぴたっ、と、



「…ん?」



 ルーはそれに、返事というように、

 湯船の中で、ゆうたの肩に、己の身体を、ぴたっ、と、くっつけさせた。




「ユウタっ…もしキミがよければ、いつまでもこうしていても、いいでしょうか…?」



「今度はなによ」



「あ……//// も、もしかしたら、肌寒さが勝ってしまったのかもしれません…ね?」



 おいおい、そっちの異世界は秋だろうけど、こっちは初夏だぜ?



「ゆ、ユウタがあったかいから仕方ないんですっ/////」



「う、うーん……?」



「そうなのです。ユウタはとっても、あったかい人なのですっ…////」



……



「これがボクの、返事ですっ///////」





「……ふーん……」




 ゆうたは、しばらく黙った後、



 ぱちゃり、と湯船の中で、半水没した水位で、腕の両手を組ませると、



 ゆうたは、軽いひらめきのつもりであった……











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