異世界貴族っ子、お風呂に入る。- 改定・高解像度版(5/6)
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「ごほん、ゴホン……そ、それからな……」
そんなルーの内面の心象はともかく、ゆうたは、ひとつ考えていたことがあって、
「足のあかすり、だけ、やらせてくれ!」
「ひゃうっ?! えぇ、えっぇぇと、あう、はぅっ?!//////////」
今度はルーが意表を突かれる番だった!
とっさのことだったが、身のこなしで、ルーはなんとか、己の局部が暴露することは防御できた……
のはおいといて、
ボディブラシ、それの妹専用のを脱衣所から取り出して、ルーの奴を洗浄する。
ボディブラシの毛に、がっしょがっしょと、ボディソープを点下してやって、……
「ぁぅ?! あぅ、……あぅっ?」
「あっ…………毛が柔らかくて、なんというか…………♡」
「あぅぅ~…………♡」
こしこし、こしこしこし、と
中身を出したあとの卵の殻を、割らずに擦ってやるように、丁寧かつ、やさーしく…………
(あぁぅ、さらに、こんなに、大切に、/////
ボクのからだの、はだを、脚を、清めてくれるなんて、あぅ、ぁう、ユウタ、ユウタぁ……
あう、ぁぅ、ぁぅぅっ//////)
感覚の快感を、貪るように感じるしか無い。
そのように……今はただ感じるのみの、ルーである。
「あぁあ、きもちいい…………♡」
ふたたび、ルーは絶頂した………………
「~~♡//////////」
「さーて、と、」
……なんだか、痙攣したかのように……というほどの重篤なわけではないが、
なんだかションベン出した後の気持ちよさを味わっているように、
小刻みにぷるぷる震えてる、ルーのやつ。
吐気はあらく、呼吸の息継ぎと息遣いも、熱っぽいかんじになってしまっている。
目と、それから顔の表情は、ぼぅってなっていて、
なんだか熱で溶けた、蕩けたアイスクリームみたいなことになってるし。
へんなの!
まあそれはおいといて、
ボディーブラシを、脱衣所の物干しに戻しておくのも、忘れずに……
さて、
除湿機が稼働している為、
数時間後にお風呂に入ったゆうたの妹……道寺橋、舞依……が
使用する際には、
すでに乾燥は完了していて、
ゆうたによるルーテフィアへの使用は、
妹は気づかなかった、という…………
それはさておき、
「身体にタオル巻いて、入りたい??」
「は、はい…………♡//////」
「まあいいさ、」
そうして、
ばちゃり、と入浴する音が、ふたつ。
…………
「はー、休まるな。…………」
「へぅーーーーーっ…………/////////」
しばらく、湯船で一息ついた。
「お湯、お湯のおふろのなかに浸かるのが、こんなに気持ちいいなんて……////」
「そうだなーっ」
「ユウタ、おふろ、気持ちいいですね……、、、//」
「そりゃあなによりだぁ…………はぁ~っと、」
…………
「ユウタっ、」
「なんだぁ?」
一拍の間を挟んだ後、ルーはゆうたにそう声を掛けて、
「なんでもありませんっ♪
……ボクの、かみと、からだを洗ってくれたの、とっても嬉しかったですっ♪
だから……ユウタの名前を呼びたくなったんですっ/////」
「そうかい……?」
「ユウタの名前、さっき、教えてくれましたからっ……/////」
「そおかぁ……」
………………
ゆうたは一拍の間ほど、沈黙したのち、再び口を開いて、
「さっきは意地悪、に、なっちゃって、ごめんな、」
「……?」
そう、ゆうたはつぶやいた。
「…………、、、」
ぴたっ、と、
「…ん?」
ルーはそれに、返事というように、
湯船の中で、ゆうたの肩に、己の身体を、ぴたっ、と、くっつけさせた。
「ゆうた、ユウタっ」
「今度はなによ」
「♪ 特に理由はありませんっ♡」
「うん?」
「だけど、これがボクの、返事ですっ///////」
「……ふーん……」
ゆうたは、しばらく黙った後、
ぱちゃり、と湯船の中で、半水没した水位で、腕の両手を組ませると、
ゆうたは、軽いひらめきのつもりであった……