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異世界貴族っ子、お風呂に入る。- 改定・高解像度版(5/6)







*****





「ごほん、ゴホン……そ、それからな……」




 そんなルーの内面の心象はともかく、ゆうたは、ひとつ考えていたことがあって、

 



「足のあかすり、だけ、やらせてくれ!」



「ひゃうっ?! えぇ、えっぇぇと、あう、はぅっ?!//////////」



 今度はルーが意表を突かれる番だった!

 とっさのことだったが、身のこなしで、ルーはなんとか、己の局部が暴露することは防御できた……

 のはおいといて、




 ボディブラシ、それの妹専用のを脱衣所から取り出して、ルーの奴を洗浄する。




 ボディブラシの毛に、がっしょがっしょと、ボディソープを点下してやって、……





「ぁぅ?! あぅ、……あぅっ?」




「あっ…………毛が柔らかくて、なんというか…………♡」



「あぅぅ~…………♡」




 こしこし、こしこしこし、と

 中身を出したあとの卵の殻を、割らずに擦ってやるように、丁寧かつ、やさーしく…………




(あぁぅ、さらに、こんなに、大切に、/////

 ボクのからだの、はだを、脚を、清めてくれるなんて、あぅ、ぁう、ユウタ、ユウタぁ……

 あう、ぁぅ、ぁぅぅっ//////)



 感覚の快感を、貪るように感じるしか無い。

 そのように……今はただ感じるのみの、ルーである。



「あぁあ、きもちいい…………♡」







 ふたたび、ルーは絶頂した………………








「~~♡//////////」




「さーて、と、」




……なんだか、痙攣したかのように……というほどの重篤なわけではないが、

 なんだかションベン出した後の気持ちよさを味わっているように、

 小刻みにぷるぷる震えてる、ルーのやつ。


 吐気はあらく、呼吸の息継ぎと息遣いも、熱っぽいかんじになってしまっている。

 目と、それから顔の表情は、ぼぅってなっていて、

 なんだか熱で溶けた、蕩けたアイスクリームみたいなことになってるし。


 へんなの!



 まあそれはおいといて、


 ボディーブラシを、脱衣所の物干しに戻しておくのも、忘れずに……





 さて、



 除湿機が稼働している為、




 数時間後にお風呂に入ったゆうたの妹……道寺橋、舞依……が

 使用する際には、

 すでに乾燥は完了していて、

 ゆうたによるルーテフィアへの使用は、

 妹は気づかなかった、という…………





 それはさておき、





「身体にタオル巻いて、入りたい??」




「は、はい…………♡//////」




「まあいいさ、」




 そうして、

 ばちゃり、と入浴する音が、ふたつ。




…………





「はー、休まるな。…………」


「へぅーーーーーっ…………/////////」





 しばらく、湯船で一息ついた。





「お湯、お湯のおふろのなかに浸かるのが、こんなに気持ちいいなんて……////」




「そうだなーっ」




「ユウタ、おふろ、気持ちいいですね……、、、//」




「そりゃあなによりだぁ…………はぁ~っと、」




…………




「ユウタっ、」



「なんだぁ?」




 一拍の間を挟んだ後、ルーはゆうたにそう声を掛けて、




「なんでもありませんっ♪ 

 ……ボクの、かみと、からだを洗ってくれたの、とっても嬉しかったですっ♪

 だから……ユウタの名前を呼びたくなったんですっ/////」



「そうかい……?」



「ユウタの名前、さっき、教えてくれましたからっ……/////」




「そおかぁ……」




 ………………


 ゆうたは一拍の間ほど、沈黙したのち、再び口を開いて、




「さっきは意地悪、に、なっちゃって、ごめんな、」



「……?」



 そう、ゆうたはつぶやいた。




「…………、、、」




 ぴたっ、と、



「…ん?」



 ルーはそれに、返事というように、

 湯船の中で、ゆうたの肩に、己の身体を、ぴたっ、と、くっつけさせた。




「ゆうた、ユウタっ」



「今度はなによ」



「♪ 特に理由はありませんっ♡」




「うん?」




「だけど、これがボクの、返事ですっ///////」





「……ふーん……」





 ゆうたは、しばらく黙った後、



 ぱちゃり、と湯船の中で、半水没した水位で、腕の両手を組ませると、



 ゆうたは、軽いひらめきのつもりであった……





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