6(6/7)-恋のオーバーフロゥ-
「どうしよう、どうしよう……アリエスタちゃんにばれちゃった……」
「だから、何が…?」
うぅーっ、とルーはぐすりを止めると、
「ばかぁ!」
「ぐへぇっぶ?!」
いっぱつ!、殴られた…
「ねぇ、ユウタ。」
「……はは、は、……はぁ、ルー。どうだったか? おまえ、これでカノジョ持ちになれて、最高のプレゼント、だったろう?」
「最高、なんかじゃない!」
えっ……とゆうたは、顔を困惑させ、
ルーテフィアの方は、無表情……で塗りつぶしきれない、
激しい感情を押し込めた、そんな表情の顔で、
「なんで、なんで、ユウタ、なんで! 」
「あ、あ、ぁん? 一体どうしたんだよ、」
「ありえすたちゃんなんか、いらないよぅ!!」
は?
「ボクが欲しかったのは、キミだったのに!!」
へ?
そうといわれても、こまる、のだが……
「なんで! どうして、アリエスタちゃんなんかで、ボクに、ボクのユウタの代わりに、なるとおもったの? ねぇ!」
なんか、って、なんかって、なんだ。。
いっぱしのお金持ちお嬢様美少女、というやつだぞ?
世の中で手に入るモノの中でもかなり上位に入るだろう、入手難度・高に類するだろう、そんなシロモノだぞ????
しかも、むこうからはゾッコンだぞ???
おまえ、じぶんの言ってることがわかるのか?!
……とゆうたは喚いた後、
「おまえ、な、……はぁ、」
「とは言うがよぉ… ルー、おまえ俺のふとももで、夜になると!」「あぅっ!?///////////////」
「…そ、そうだね、そうなんだね、?」
「あの、あの、あの……ゆうた、ボク……ね……?」
「アリエスタに犠牲になって貰おう、という思惑がなかったわけでもない……「このぉ!」ぐへぇっ?!」
この頃までにはアリエスタも復活していて、
横から際の、アリエスタの振りかぶった一撃によって……
バキっ、という修正の音がげんこつグーパンチの一撃と共に俺の頬で鳴った。
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「あの、あの、あの……ゆうた、ボクね……?」
「待ってくれ、訂正だ、そう!訂正させておくれ……
アリエスタに犠牲になって貰おう、と考えたわけじゃないぞ、
そ、それだけで、こんなことやりもおもいつきもするもんか?!
あいつ……アリエスタは、本当に、オマエのことが大好きで……」
「………――ぁ………」
「わかって、……くれないんだね」
「じゃあ、じゃあ、ボクと!
きょう、もういちど、いっしょに寝よう?!
ボクに不満がないって、ボクがユウタのことを愛してるって、
ユウタがボクにやさしい、って、
一緒に確かめ合おうよ!
ボ、ボク、怖くないから…………
はじめて……あげる、から………」
「ねぇ、ユウタ……」
「接吻、して…………、」
「俺、実は、その、な?」
「……~~~そんなぁ、、、、」
言外に、悟ったらしい。
さみしげ、とか、失望、とか、怒り、とかじゃないほどの、
絶望、というほどに、ルーの顔は、沈んだ。
「……――アリエスタちゃんがいなかったら、!!」
「だから、それいうなら、アリエスタを悪く言うのを、
何度も言うのなら、俺だって、怒るぞ!?」
激高、しかけた、俺、
「俺は、あ、あ、あ、ありえす、た、の………………――~~~っ!」
「あんたに好かれてもどうしようもないわよぅっ!!
今更ルーテフィアさまに粗相するなんて、無理だけどさ!!」
がぁん!
と、俺、裕太は、この瞬間、絶望した。
「ま、まさかこんなオチだったとは……さよなら……あたしの初恋……」
「……――あ、」「あ、あ、あっ!」
「え?」
「え、え……――、っ、、、……――」
アリエスタの奴の、半裸、……が、がっつり見えた。
・・・・・・・・・・。。。、、。。。
「あんたが犯人だ!」「え、ええぇと……「くらぁ!」ぎゃ!?」
不条理にもほどがあるアリエッタの逆ギレに、俺はやられるがままでしかなかった。
「ちぇすとぉーっ!?」「ぐえーっ?!」
な、なぜアリエスタにたこ殴りにされなばいかんのか……
「どうしよう、どうしよう……アリエスタちゃんにばれちゃったよぅ……!」
「だから、何が…?」
うぅーっ、とルーはぐすりを止めると、
「ゆうたの、ばかぁっ!」
「ぐへぇっぶ?!」
ルーのやつにも折檻された。俺。
へなちょこなグーパンチなのに、涙の味がするくらい、痛かった……
「ばか、ばかっ! ボクの、ボクのいちばんなのはキミなのにっ! どうして、どうして、!!!」
「ぐえ、ふぎ、ぎゃほぉん?!!」
万年ニートには恋のキューピッドになれる資格も、なかったらしい。
あぁ……刻が見える……
「ユウタの、ばかーっ!」
そう叫び、半身を振りかぶった、ルー。
るーのやつの、全力の右ストレートが、おれのぽんぽんにはなたれた……
……普段鍛えている、ルーの奴だけあって、もやしの俺には相当な一撃と、なったのであった……
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