9(9/9)-発明ちゃれんじ!後編-
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プラセメントでの接着性というか、溶着性も持たせられるのか?
……そのあたりは、樹脂の組成をいじれば、なんとでも!
そんな先程のルーとのやり取りも思い出す。
「る、ルーのやつにも、いろいろしてあげられる……な……
そうだ、そういうことだ。そうしよう。そういう方便と、しよう、させてもらおう……うへ、うへへ、うへへへ……」
「ユウタっ!」
「うぉっ?!!」
おっとぉっ?! 俺ちゃんのハート♡が大ピーンチィッ!
「ど、どどど、どうした、???」
「きょう、ボク、大活躍でしたねっ?」
「あ、ああ、そうだな……」
「きょうまで思いつけて、実現できたものだけでも……
たくさんありましたね……
なにより、
帯魔化のための、ホビー用小型魔導実装機。
これが作れたから、もうボクは、縛ってくるものがありませんっ!
それからビー玉と、おはじきのこと。
これは、とっても、とっても、な、大発見でしたっ!
これの安定供給があれば、
ボクの世界のアリスティリゥも、ユウタの世界みたいな、
高度情報社会、それに届くはずなのですっ。」
「そ、そうか…」
「出来事がたくさんありすぎて、ボク、のぼせちゃったよぅ。」
だろうな……って、
「へとへとになりました……ぅぅうっ……」
って、おい。
「 鼻血がでとるぞ!? 」
あぅ?
…あ、本当だ。
「まぁあったく!
とりあえず、ティッシュ箱から大量に、紙をふんだくって……
「とりあえず、紙はまだあるからな。」
「あ、ありがとうございますっ
ユウタは、優しいな……
大好きですっ」
「お、おまえな~…」
とりあえず、服にちらばって付いた、血だとかを、ごしごしと拭いていってやる……
「あ、あぅ、あぅ……/////」
「まぁったく……」
………、、、、。。
「そのあぐらの、膝の上に、すわらせてくださいっ。」
「あ、え、あ、ああ……?」
ルーはにこり、と微笑むと、
「お金稼ぎ、いいですよっ」
「え゛っ !? あ、あああ、あああ、あああ……」
……、、、。。。
「よし、わかった……来い。」
「やったっ」
…………
「くわぁ、…………」
ユウタに、抱きしめられてる……
……
………
「ユウタ、?」
「ねちゃった、のかな……?」
…………
「//////」
ボクにとって、とってもしあわせな時間っ!/////
いつまでも……続くといいなっ……//////
……………
がちゃり、
ひゃぅっ?!
「おとうとくん? すこし、頼まれごとをお願いしたいんだが…?
…え゛」
「あにき、ばかおにぃー、わたしの、プ・リ・ン、どこやった?
なんならあねきの分の牛乳プリンの追加と合わせて、
買いに行かせてやってあげる刑を、
くれてやってやってもいいんだぞー?、っ……て……」
その時、ユウタのお姉さんといもうとさんが、またも現れてしまいました。
「 」「あ……」
「……
ねぼけてんじゃねー! この、クソ兄貴っ!!!!!」
「ぐえっぶっ?!!」
……な、なんなんだよーっ?!!
「…、ゆぅくん……おとうとくん、流石にその趣味は改めてほしいかな?
姉としては……
やはりわたしのことをしっかりと見ていてほしいのでね。
津々浦々…くまなくすみなく……別け隔てなく……
……そうして…分け入ってほしい……わたしの中に、
そして……く、く、く、くくく、フフフ……ふふ………」
あねきも紛らわしいこと言うな!?
「あーも゛ーーーー!!!!
この家には、ぼけ。しかおらんのか!!!!?」
そんな感じで、三日目は経っていきました。