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3(3/6)-ルーの発明ちゃれんじ!-

###9 追補版 2023年7月3日2時27分執筆中   * * * * *





 朝が来た! いよいよです!

 そしてこの、今日という次の日こそは……





「……如何にかわいい孫の願いとはいえ……

 流石に錬金釜そのものまるごとを、

 実験とやらのためには、あげられないのう……」




「……そうなのですよね……」





 ざ、座礁しました! ボクの、目論見は……がくっ。

 錬金釜も、そんな安いモノではない……と、

かねてよりメイドやエリルリア叔母さまから聞いています。


 それでも、ダメ元で! と、

 ガーンズヴァルおじいさまに直談判した所頂いた答えというのが、以上なのでした……ぐすんっ。





「愚図な愚姪がなに始めたと思ったら、なによ?まったく…」



 う、ぅう、家族が揃う朝餉の時間に直談判をしたので…

毎度のごとくぶどう酒を瓶口直飲みしながらの伯母様にも聞かれちゃって、

 嫌味を言われちゃいました……

 いつか、いつか……

 見返してやりますよ、あの呑んだくれには……





 なので、作戦変更!




「オマエの思いついた、発明!ってかー」


「そうなのですっ!」




 場所は、ユウタの部屋!

 今は、ユウタに、ユウタのパソコンで、

 調べ物をしてもらってます。




「ラズベリーパイ…アルディーノ……」




 3Dプリンタというのも、

 中に入っているコンピュータモジュールがあるとのことです。

 そして要するに、

 昨日の夜のボクの思いつきは、

 それらのような電子コンピュータを乗っけて、

 錬金釜で3D出力のデータを、

 そのまま処理出来るようにする! ということです。


 なので、今、

 そんな感覚でパッケージ化した、

 そのコンピュータモジュールを、錬金釜に外部装着して、

 魔法錬金の術の、精密制御ができれば?

 と考えて、調べてもらっています。





「大丈夫だよっ♪ 動かすためのプログラムは、ボクの念写とスマートブローチの魔法の相乗で、書けるから……」


「ふうむ……」



 電波? を発生させる魔法の呪文というのを、

 ボクが肌見放さず持って使っている、魔導スマートブローチ……これのデフォルトで使える魔法呪文作成実行機能で、

 できる、というところまでは、今朝早朝起きてからの数時間で、出来るように成りました。

 要するに、れでぃお、の原理。

 それが複雑になったものということだったので、

 レディオを聞くためのトランスミッター機能の入っているボクのブローチなら、すぐに作れてしまいましたっ!



 あとは、そのまま、

 ユウタのパソコンに触れて、ボクの異能で視た、ぶるーとぅーす、や、わいふぁい、の、それの信号の送受信の、原理と実行プログラムを、

 魔導端末上で、模造再現エミュレーションしたのです!!

 どうです? ボク、すごいでしょ!!




「そりゃあまあすごいが……実際に動作したところもみて、なおさらたまげたがぁ……」



 そうして先程、

 ユウタの持っているパソコンの方で、ペアリングをしてもらって……

 送受信の実現は、無事に成功!

 なので、あとはこれと、パソコンの遠隔キー入力の機能を作って、合体させてしまえば……


 なんと! ボクは念写で!遠隔で!

 ボクの魔導ブローチの念話入力機能を経由させて、

 電子の産物のパソコンに、情報や文章を入力できてしまえるようになるのです!

 そして、すでにそのプログラムは作成済み♡


 後は、そうしてしまえば、

 ボクは“異能”で視たビジョンや情報から、

 広大なネットとそれにつながるモノの全域から、

 現代地球のプログラムのやりかた、書き方、作り方、

 というのを取り込んで、覚えてしまうことができてしまえるのです。


 なので、

 母艦となるパソコンで、

 プログラムをいくらでも作れて、書けてしまえる!!



 う~ん、♡

 ボクの異能の実力は、とどまるところを知りませんね♪




「ところで、」





 ふんふんっ♡はーい♪ なんでしょう?





「どういう動作原理なんか?」



「え、?」




……といいますと、




「いや、コンピュータ乗っけて制御するにして、

 発信側はともかく、受信側、つまり錬金釜側は、

 そのデータのキャッチと実行は、それはどうするんだ…?」




……





「……」



「………、、、。。」




………




「……うぇえええんっ!!!!!」





「あっ、コラ! 泣くなよ!!?」





「うかづ(迂闊)でした! も゛うでん(盲点)でした!

 そうだった!! そうだったのです! そうだったのでしたぁ!!!


 うえぇええええええええええん!!!!」




「 あー、この泣きん坊め……」






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