表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

174/278

6(6/6)-ルーのおもちゃばこ-

###6




……それから格闘すること、3時間。





「量産型ガンキャノンっ♡

 ユウタに教えてもらいながら、

 ボクが作った、量産型ガンキャノンっ!/////」





 よろこびはしゃぐルーは、今か今か、と3Dプリンタちゃんの前でわくわくと小躍りしながら……




 筐体からのビープ音。

 よっし、出力は完了だ!





「ぉお………☆ で、できた!」




 ああ、できあがったな。


 

 さて、出来上がった出力物の量産型キャノン君が諸々の工程を経て、その目の前に現れたとき、 


 ルーのやつは、にこぉっ!……って。

 この上ない笑顔として、喜びを溢れさせた…




「それからなぁ、ルー?」


「! はいっ、なんでしょうっ?」




 今日作ったの、全部、おまえにあげるからな~

 遊んであげてくれよな!




「! うん、うん!!//////」




 ルーは目尻に涙までうるませながら、




「ありがとう、ございますっ/////」




 まったく、反応がいちいちオーバーなのか、

 それとも初々しいのか……





    * * * * *



 

 その日の夜…

 異世界側、ルーの屋敷。




「きょうは、きょうはねっ!

 ボクの特技ですごいことができてねっ、

 ユウタがそれをほめてくれてねっ!

 ユウタと、たくさん遊べて、楽しかったな…/////」




「けれど、ルーさま……」


「そうです! そんな怪しげな、呪術かまじないの代物、

 そんなモノ、

 どんな厄が祟ってくるか……わかったものじゃあ……」




「 だいじょうぶですよ、タチアナ、イリアーナっ。

 ユウタは、邪悪な人ではありません…決してっ。

 3Dぷりんたあ、というのも、同じはずなのですっ!」





 今日あの後もいっぱい作った、

 ガンダムやパトレイバーなどの、

 メカのミニマスコット立体、



 それらに見守られながら、

 ルーは満足気に安心して…、今日の夜の眠りに付いた……








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ