プロローグ ダイジェスト縦読み漫画版…
*ぷろろーぐ*
初夏のある日……
俺とこの子供……ルーテフィア……との今最近の日常としては、このようなものだ……
そんなこの日に、来訪者が現れた。
女の子がふたり!
まあもっとも、その矢印は俺ではなく、ルーのやつに向いているのだろう…
…やれやれ。
アリエスタはルーのおうちの御用商人のお嬢さんで、
コンラートは、異世界の国家の正規軍の、
俺たちに対する窓口役、兼、お目付け役のようなことをやっている少女軍人だ。
そのふたりは、何かの要件を持ってきたらしい……
アリエスタの方は内容に知らなかったようだ。
そういってコンラートは宥めてくれる。
アリエスタはカンカンだが……まあ、後で仲直りしてくれよ?
それよりも、る、ルーよ。
ホント、お前は毎度そう迫ってくるな?!
なにかモノローグというか、思惟?のようななにかで語りかけられた気がするが、
しかし、ルーよ。
というか、おまえのおじいちゃんもそうだが、
スマヌ、俺は気配で意思を伝え合う能力は無いのだ…
コンラートとアリエッタはどうなったかな?
それについてはわからんが、しかし、うまく着地できた……と思いたい。
まあ、支度はこれで完了だ。
馬のいななきが聞こえたのと同時の頃に、シミターに乗り込んだ俺とルーは、機体を起動させた。
晩餐会の立ち会いには、アリエスたとコンラートも同席する。
その二人が、馬に乗って、俺たちの先導をしてくれる……
まあ、なにが待ち受けているかはわからないが、それでも、数週間前のあの悪夢からすれば、
子供のお使いみたいな難易度であろう。……そう思いたいが。
……すべては3ヶ月前の時点にさかのぼる。
to be continued