1(1/4)-シャンプーとひみつと編んだ髪…-
書き溜めがだいぶ溜まってきたので、本日より日刊投稿を開始します…
みなさま、ごゆるりと~…
###アリエスタの図書室
その日はまず、およばれされて、アリエスタの屋敷にお邪魔していたわけだが……
「ボクのお家には、古い本しかないのです……」
「そんな貴方様に、わたしがご用意したとっておきがありますっ!
ルー様!」
それというのは…、
「わたくしが念入りに厳選と吟味をした、ルー様専用の、大図書室なのですわ!」
「お、おぉっ☆」
「将来の結婚生活を見越して、わたしが幼少の折よりコレクタブルして蒐集してきた、
よりぬきの本たち!!
ほら、今はこのような本がよろしいのでは?
これとか、これとかっ、これとかぁっ、!
どうでしょう、どうでしょうでありますか? ルー様ぁんっ!!!!//////」
「あ…、…、ご、ごほん、こっほんっ、……
アリエスタさん? ボクは、あなたに気を許したわけではありません。
そこのところは、わかってますね?」
「ひゃあぁんっ?!!!」
アリエスタは絨毯敷きの床へと、しなだれるように崩れ落ち……
「嗚呼あ、なんで、なんで、こうなるの……わたしの恋ぃ~~~~……」
(、…ちょっと、可愛そうなことしたかな、……)
「で・も、それが、恋の、愛の醍醐味っ!
あ・あ・、今のこの瞬間こそが、至福かつ、そして味わえるのは今だけ! の、後に得難い貴重な時間そのもの……
ぁあっん……//////
きゃあきゃあ~~!!!!//////」
「………」
たいしてダメージにはなってなかった様らしい。
****
「……、、、。。。、、、」
はたしてその後…
ルーは、己の胸元に手を当てて……必死に考えていた。
「おんなのこっぽさ、って、なんだろう…?
胸の大きさ…?
!?
ボク、勝てないよぅ!?」
「あんな、あんな、…アリエスタのやつめ…
そんな邪な手をつかって、ボクを苦しめようとしやがって!!
ふ、ははは!?
いいもん、いいもーん!?
ボクは、ボクだけにしか出来ない、ボクだけの、
ボクだけが!
……
ボク、だけ、の、って、なんだろう…
なにか、なにかが……きっと!
…………
……
………
お金も、はらえない、し、
魅力…的…
魅力……的な…
…
びえーん!!!!