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5話 和式便所に進化した。

「次はダンジョンの強化だ。ナビ、階層は最大で何階層までだ、そして広さはどのくらいだ?」


<最大で300階層まで設置可能です。まだ広さの限界は50kmx50kmとなります。階層は増える毎に必要DPが増し、広さも基本は1kmx1kmで広げる為にDPが必要になります。>


「と、いう事はダンジョンパーツで階層を買うと1km四方の箱型になるって事か、ちなみに必要DPはどのくらい増える?」


<階層は基本DP10,000、1階層増える毎に1000づつ増加し、100層を超えると基本DP100,000、1階層毎に10,000増加します。>


<広さは1kmx1km毎に5,000増加します。1階層目を5kmx5kmで設置すると必要DPは30,000です。>


 なるほどな。設定の幅はかなり広いな、階層毎に設定出来るから自由度もかなり高いぞ。これはやり甲斐がある、実は街作りゲームとか好きだったんだよな。


「そういえば備品にモンスター召喚陣っていうのがあったんだけど、これは何?」


<モンスター召喚陣とは設置する事によって決められたモンスターが半永久的に誕生します。同階層に同時に存在する数には制限がある為、上限に到達すると停止します。また、召喚陣から召喚されたモンスターも成長・進化は可能です。>


「ちなみにダンジョンメンバーの確認のとこで個人の欄に再生っていう文字がグレーアウト状態で載ってたんだけど、これはどういう意味?」


<DPを使って召喚したモンスターと人間はダンジョン内で死亡した場合に限り、購入時の倍のDPを消費する事によって再生が可能です。この場合は記憶、経験を引き継ぎますが、召喚陣のモンスターは死んだら魔石を残して消滅します。>


「良く分かった、ありがとう。」


--------------

ダンジョンLv.3

所有DP:934,898

--------------


 主に召喚で使ったくらいで後は食事か、これ下手したら自給自足した方がいいんじゃないか?


<ダンジョン内での農業や酪農は可能です。基本的に外の世界で出来る事のほぼ全てがダンジョン内で実行可能です。>


 よし、まずは1層目を50kmx50kmにして農場と牧場を作ろう。そこを関係者以外入れない特殊な壁で囲ってマスタールームに直通のゲートを作れば問題ないだろう。ダンジョンは全ての部屋と通路が繋がっている必要があるらしいから裏技みたいなものだろうけど。


<マスターの想像している設定は可能です。ただし、メンバー用の転移ゲートを購入するにはダンジョンLv.5以上が必要です。>


 ふーむ、そうなるとダンジョンのLv上げからか、取り合えず「階層を1つ追加する」「階層が10階層突破」でLv.5まで上げてしまうか。


「階層を追加する1層目は50kmx50kmの草原。2層目は10kmx10kmの森、3~10層目は基本の迷宮を購入。」


<<ダンジョンLvが上がりました。>>

<<ダンジョンLvが上がりました。>>

<<新たな機能が解放されました。>>

<<ダンジョンコアが進化可能です。>>

<<ダンジョンマスターのLvが上がりました。>>

<<ダンジョンマスターのLvが上がりました。>>


 一気にインフォメーションが来たな。DPの使用で俺のLvも上がったみたいだ、あとはなんかコアが進化出来るみたいだな。早速確認しないと。


<ダンジョンコアが進化可能です。ダンジョンコアを操作して下さい。>


 ナビの指示に従ってダンジョンコアを操作する。どうやら確認の為に魔力を流せば自動的に進化するようだ。


「おぉ、これは・・・。和式便所、しかもちゃんと水が流れるヤツ。」


 コアの便器が進化した。初めての進化はちょっと感動的だった。自分で使う訳じゃないんだけど、現代のウォシュレットに慣れてる身としてはボットンは耐えられなかったんだ。


 取り合えずこれで転移ゲートの設置が可能になったし、次は農場と牧場の設定だな、壁の設置と管理人の召喚が必要か。


「1階層とコアルムームを繋ぐ転移ゲートを設置。更に壁を追加する。」


 転移ゲートは初期設置が5,000で追加は1箇所1,000みたいだ。壁は広さのせいもあってか50,000も掛かってしまった・・・。


「次にそれぞれDP5,000を使用し、農場と牧場の管理人に最適な女性を召喚する。」


 現れたのは緑の髪をした植物っぽい部分がある女性と、赤い髪の胸の大きな女性だった。


「始めまして。俺はダンジョンマスターのカイ。まずは落ち着いて話を聞いて欲しい。冷静になって集中するとダンジョンについて理解出来ると思う。これから君達にはこのダンジョンで農場と牧場の管理を任せたいんだ。」


「あの、なんとなく理解出来ました。植物の管理はお任せ下さい、精一杯頑張ります、よろしくお願いします。私はアラウネルのリーフです。」


リーフ

アラウネル

農婦

<スキル>

『光合成』『土壌改良』

<魔法>

『木魔法』『土魔法』『水魔法』

----------------------

『光合成』・・・光を浴びると体力と魔力が回復する。

『土壌改良』・・・土魔法と水魔法を用いて地面を作り変える。

『木魔法』・・・植物を扱う基本魔法。

『土魔法』・・・土を扱う基本魔法。

『水魔法』・・・水を扱う基本魔法。


「あたしは獣使いのアーシャ。牧場なら任せてくんな。」


アーシャ

人間

獣使い

<スキル>

『調教』『獣知識』『斧術』『使役』『木工』

<魔法>

なし

--------------------

『調教』・・・対象を支配下に置く。

『獣知識』・・・獣に関するあらゆる情報を知る事が出来る。

『斧術』・・・斧術の基本スキル。

『使役』・・・調教した獣を操る。

『木工』・・・生産の基本スキルの1つ。木を扱う職人。


 リーフは魔法が得意で、アーシャは逆に肉体のみで戦うタイプのようだ。確認すると冒険者で言うとランクDくらいらしい。2人ともガチガチの戦闘職ではないのでそれくらいで、どちらかと言えば生産活動の方が得意らしい。アーシャは斧で木を切って、それで木工が出来るそうだ。折角なので牧場や農場に柵を作って貰う事にした、木は2層の森に取りに行ってもらった。


「えっと、2人は必要な物はあるかな?取り合えず、農場ではイモ、小麦、米を中心に野菜を。牧場は鳥、牛、豚を考えているけど。」


「私は一通り種を貰えれば後はこちらで作業します。」


「そうだね、こっちも取り合えず獣達が居れば何とかなるよ。細かい部分はリーフに協力して貰うよ。あ、エサは必要かも知れないね。」


 取り合えず種や獣達を購入して2人に引き渡す。これで自給自足が可能になった。次は森にモンスターを配置するのと森の管理人の召喚か。


「DP8,000を使用して森の管理が出来る狩人の女の子を召喚する。」


「・・・ここは・・・?」


「ここは俺のダンジョン。俺はマスターのカイだ、よろしく。まずは落ち着いて話を聞いて欲しい。君にはこの森の管理人として俺の配下になってほしい。」


 現れたのはかわいいエルフの少女だった。リリーとは全く違って、どちらかと言えば控えめな胸のちっちゃい女の子、中学生に間違えられてもおかしくないかもしれない。


「・・・いいよ。わたしはアリス。森の守り手。森なら私に任せて。」


アリス

エルフ

森狩人

<スキル>

『森の守護者』『人鳥一体』『森弓術』『解体』

<魔法>

『木魔法』『光魔法』

<ペット>

『怪鳥ガルーダ』

----------------------

『森の守護者』・・・森フィールドに居る限り全能力上昇。

『人鳥一体』・・・鳥と完全に一体となり戦闘可能。

『森弓術』・・・弓術の上位スキル。エルフ流の弓術。

『解体』・・・解体が上手くなる。

『光魔法』・・・白魔法の上位魔法。


「君には森の管理と侵入者の排除。更に食べ物の確保をお願いしたい。他のメンバーにも出来るだけ力になって欲しい。森に関しては君が一番適任だと思うからね。よろしく頼むよ。」


「この森にモンスターを配置しようと思うんだが何かリクエストはあるかい?」


「・・・獣。沢山居ればいい。」


「分かった。熊の召喚陣、狼の召喚陣、鹿の召喚陣、兎の召喚陣、鳥の召喚陣を取り合えず設置するよ。召喚陣のモンスターは減った分だけ自動的に増えるからね、あとこのダンジョンでは死体が魔石に変換されないように設定しようかな。自然消滅して消えちゃうとお肉食べれないしね。」


 基本設定のままだと倒されたモンスターは消滅して魔石を残すようになっていたのを忘れてた。消えたら肉食べられないから死体を残す設定にして、メンバーだけは死亡したらコアルームに転送するようにしておこう。


 さて森はこれでオッケーっと。次だ、次。っていうかめちゃくちゃ働いてる気がするんだけど・・・。



カイ Lv.3

トイレの妖精

ダンジョンマスター

<スキル>

『吸収』

<魔法>

『トイレ魔法』

----------------

ダンジョンLv.5

所有DP:934,898

    ↓

階層追加-425,000

人間召喚-18,000

ダンジョンパーツ購入-62,000

備品購入-4,800

    ↓

所有DP:425,098



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