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4話 新しい配下

リリーの召喚で気が付いたのだが、下手にモンスターを召喚するよりも人間を召喚した方が戦闘面でも生活面で豊かになると思う。俺は早速何人か召喚する事にした。ただ、その前に気になった事をナビに確認する。


「ナビ、確認なんだけど。1日経ってもDPが10しか増えてないのは何で?」


<それは配下がまだ1名だからです。DPは配下のモンスター1体、人間1人につき1日10得る事が出来ます。それ以外は外部から得るしかありません。>


「まじか。ちなみに今更だけど初期が100万って普通なの?なんかおかしい気がするんだけど?」


<通常ですと初期値は100,000~1,000,000の間でランダムで決定されます、しかし今回は神の介入により1,000,000固定となったようです。>


あの女神様よっぽど切羽詰ってるんだな。サービスしすぎじゃないのか。


「まぁ、いいか。ありがとう。」


「じゃあ、人間召喚するよ。DP10,000を使用して羊人の執事さん、強くてしっかりした年配の男性でお願いします。」


「何事ですか・・・?」


やっぱり執事さんは羊さんだよね!黒い服の白髪のおじいちゃんが鉄板。だけどなんかこの羊さん角が禍々しいんだけど、羊の角ってこんな黒くて長いっけ?


「ここは俺のダンジョン。あなたをこの世界に召喚しました。カイと言います、あなたの事をお伺いしても?」


「ふむふむ、そういう事ですか。頭の中に知識が流れて来ました。よろしくお願い致します旦那様。私はコクトと申します。」


コクトは見事な作法でお辞儀をする。状況を把握してあっという間に落ち着いた、かなりの人物のようだ。


「リリー、コクトみたいな人ってこの世界では普通なの?あの角とか。」


「いえ、私は見た事がありませんね。」


「わたくしは異世界ダークノヴァで魔王様に仕えておりました執事でございます。この世界の人間では御座いません。種族は暗黒羊で御座います。」


「わたくしは執事として主にお仕えする事が至上の喜び、一度死んだわたくしに生を与えて下さった旦那様に喜んで忠誠を誓います。」


「ちなみに、人間とか殺すの平気?」


「全く問題御座いません。旦那様に楯突く者は何者であろうとも処分致します。」


怖いくらいの忠誠心だけど絶対頼りになる、何より確認した情報がエグかった。


コクト・シュテルフ

暗黒羊

暗黒執事

<スキル>

『神域の執事』『暗黒剣術』『覇気』『暗技』

<魔法>

『暗黒魔法』『死霊魔法』

--------------------------

『神域の執事』・・・執事を極め神の域に辿り着いた者。

『暗黒剣術』・・・剣術の最上位スキル。暗黒の剣を得意とする。

『暗技』・・・闇の技。暗殺を得意とする。

『暗黒魔法』・・・黒魔法の上位魔法。闇と呪いを操る。

『死霊魔法』・・・禁術であり、死者を甦らせ使役する。


「コクト、俺は死者しか召喚出来ないんだがお前の部下に美人で優秀なメイドはいなかったか?2人程探しているんだが。」


やはり、メイドさんは必要。絶対必要。そのうち俺のトイレは王宮クラスまで上がるはずだ、その為にもメイドさんは必要。


「美しく優秀な部下はおります。失礼ですが、コクト様が望んだ最適な者が最適な状態で誕生するのという認識でお間違いないでしょうか?」


「そうだね、この場合どうやったらいいか教えてナビ。」


<この場合、コクトと接触した状態で対象をイメージし、マスターが召喚する事で非常に高い確率で対象の人物が召喚可能です。ただし、絶対に成功する保障はありません。>


「と、いう事らしい。えっとじゃあコクト、その人をイメージして。召喚するから。」


「いつでも大丈夫で御座います。美しく強い完璧なメイドをご用意致します。」


コクトを信じて召喚すると2人が現れた。


「ここは?コクト様?私は一体・・・。」

「コクト様。お久しぶりで御座います。」


落ち着いてる子は多分サキュバスかな、ちょっと混乱してる子はヴァンパイアかな、多分。


「お前達、こちらが新たなる主であるカイ様だ。ご挨拶を。」


「サキュバスのアルナと申します。精一杯勤めさせて頂きます、ご主人様。」


やっぱりサキュバスだった、かなりしっかりした子みたいだ。


「吸血鬼のリルムで御座います。よろしくお願い致しますご主人様。」


吸血鬼のリルムもそうなんだけど2人ともすごい巨乳だった。執事とメイドをイメージしたからなのか今回はみんな服を着てた。それもかなりの品に見える。


「トイレの妖精のカイだ。俺は転生者でダンジョンマスター。神からの使命を受けている。これからみんな俺に力を貸して欲しい。」


俺は改めにみんなに言葉をかけた。そしてそれに敬礼を持って答えてくれた。


「まずはダンジョンの強化を行う。みんなの知恵と知識を貸して欲しい。リリーとコクトは俺の側近として仕えてくれ、アルナとリルムはコクトの下に就け。」


まずはダンジョンのLvアップ条件を確認し、話し合ってある程度の方針を固める。まずは階層を増やし、一般的なモンスターとボスに相応しいモンスターを召喚する、そして罠を仕掛ける。それでいくつかの条件を満たしLvを上げる事が出来る。そして外の世界の情報を得る為に諜報活動に適した人材の召喚が必要という事になった。


「まずは諜報活動に適した人材の召喚をしよう。DP5000を使用して諜報活動のリーダーを1人、部下はそれぞれDP2000を使って10名召喚する。種族は問わない、諜報活動に適した人材を召喚する。」


その場に11名の人間が召喚された全員混乱しているようで落ち着かせてから話を進める。


「俺はこのダンジョンのマスターカイだ。みんな落ち着いて欲しい。そして集中するとこのダンジョンについて理解出来るはずだ。どうだ?」


「お見苦しい姿を見せてしまい、申し訳御座いません主よ。私はリーダーとして召喚された影人族のヤミと申します。新たな生を与えて下さり、ありがとうございます。何なりとお申し付け下さい。」


ヤミが跪き、部下が続く。影人族というのは人間にしか見えないが、後で聞いてみよう。部下達は種族も性別もバラバラなとこを見ると全員が同じ世界という訳ではなさそうだが、きっとうまくやってくれるだろう。


「これからお前達には外の世界の情報を調べて欲しい。まずはこの世界についてリリーから説明を受け、今後の方針を立ててから俺に報告してくれ。」


リリーにヤミ達を任せ、次の作業に取り掛かる。


※新しい配下

コクト・シュテルフ


アルナ

サキュバス

超級メイド

<スキル>

『メイドの極意』『誘惑』『夜の蝶』『暗技』

<魔法>

『暗黒魔法』『回復魔法』


リルム

吸血鬼

超級メイド

<スキル>

『メイドの極意』『吸血』『夜の蝶』『暗技』

<魔法>

『暗黒魔法』『血魔法』


ヤミ

影人族

アサシン

<スキル>

『諜報術』『影渡り』『闇技』

<魔法>

『闇魔法』


------------------

『メイドの極意』・・・メイドの技術を極めた者。

『夜の蝶』・・・夜の技を極め。男性を快楽の虜にする。

『誘惑』・・・男性に対して精神を操作できる。

『吸血』・・・血を吸い。相手から体力と魔力を奪う。

『血魔法』・・・相手や自分の血を操る魔法。一部の回復魔法が使用可能。

『諜報術』・・・諜報活動の技術を持つ者。

『影渡り』・・・影人固有スキル。影に入り移動可能。

『闇技』・・・暗殺技術を扱う。中級スキル。

『闇魔法』・・・黒魔法の上位魔法。闇を操る事も可能。

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