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ベゴニアが、咲いた。

人は恋愛をしたとき「華が咲いた」なんて例えをしたりします。

また、恋愛の形をある花で例えたり、花言葉でその気持ちを伝えたりします。

今回はそんな例えとかを使った恋愛ものを書いてみます。

一話のサブタイトルであるベゴニアは「片想い」なんて意味があったりします。

果たしてそのベゴニアが『ブバルディア』になるのか、はたまた『マツムシソウ』になってしまうのか・・・

これを見て花に興味を持ってくれたら幸いです。

「俺、好きな人がいるんだ。」


小さい時からずっと好きだった幼馴染から突然言われた言葉。


「だから、お前の気持ちには応えられない。」


私が、告白する前に、


そう告げられた。










「あ、桜。」

太陽の光が花びらを照らす。


高校生活初日の朝。

地元から少し遠めの学校を目指して弾む足取り。


「私の青春は、ここから始まるんだ。」



中学最後に散った華。


葉もすべて落ち、残ったのはやせ細った幹とそこから伸びるもっと細い枝。


その先には、また花をつけるのかわからない蕾。



私の華はまた、きっと咲く。


そう信じて。みんなとは違う学校を選んだ。


前とは違う。きっと違う。



「って思いたかったけど、ここどこ・・・?」

校門はくぐった。

学校名は私立繚乱高校。間違ってない。何度も確認した。


「そこまでは間違ってない、間違ってないはず、なんだけど~・・・」

クラス分けの掲示板が校門くぐってすぐあるってこの前送られてきた手紙に書いてあった。

でもそんなもの、ここにはないし、見えるのはグラウンドと駐車場。


「迷、子・・・?初日から?」


終わった・・・


校門くぐったらイケメンに名前聞かれて、クラスが一緒になって、仲良くなって、付き合って、ラブラブして、それで、それでそれで・・・


そんな緻密に練られた計画は、校門一つ前に大きな音を立てて崩れてく。


春休み寝る間も惜しんで勉強したのに・・・


「え、っと・・・大丈夫?」

「大丈夫じゃないです。」


・・・ん?


「君、新入生だよね。それだったら正門に行かないと。こっちは車が出入りするところだから、危ないよ?」


大きな瞳。


小さな顔。


身長は私より、小さい。だいぶ。


そして、自然に見せてくれた、かわいい笑顔。


「これが、おとこの娘・・・」


「え?」

「いやなんでもない、ですっ!えっと、すいません。もう一度説明・・・」

「あ、うん。えっと、こっちは裏口で、新入生は正門から入ってこなくちゃいけないんだ。だから、今すぐ正門の方に・・・って聞いてる?」

「っえ!?あ、いえ、大丈夫です!とりあえずその正門に行けばいいんですね!?わかりました!ありがとうございます!」

「え?あ、でも今からじゃ・・・って、行っちゃった・・・」



あぁ~、もう何!?あのかわいい生き物!


あのちっちゃい仕草、見た目、かわいい笑顔!


見とれてたなんて、言えない。言えるわけない。


・・・あの人、何年生なんだろ。



華が、咲いた。


名前も、


学年も、何も知らない人に一目惚れして、


咲いた。


至ってシンプルで、ありきたりな理由かもだけど、


たぶん、これは、この恋は、本物だ。

えっと、自分恋愛をしたことがありません。(笑)

でも、アニメとか見て憧れたりしてはいます。はい。

でも、リア充爆ぜろって思ったり、してませんよ?

とにかく、恋愛感情が羨ましくて仕方ない青春真っ只中人間が恋愛したことないくせに書きます!がんばります!

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