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アスモデウス降臨

作者: 小羽0828

古の世界に興味があり、勝手ながら、アスモデウスにつて詳しい訳ではないのですが、書いてみました。

 轟音と共に飛ぶ一機の物体が紺碧の空を切り裂くように羽ばたく様は、異様であった。神々すらも恐れるそれは、北西の島に降り立った。




 「おかえりなさいませ」初めに迎えたのは、アスモデウスの兼執事のセバスチャンである。白髪の頬と眉間に深いしわを称えて長く伸ばした髪を紐で纏めた様は異国人の老獅子のようである。深々と頭を下げる。




 「変わりないようだな」深淵の挟間を見据えた深紅の目、他を圧倒する覇気、2m超の体躯と湾曲した禍々しい2本の角と、吸血鬼のように飛び出た前歯。ネクロマンサーでさえ身じろぎするであろう相貌と凄まじい圧は、上級悪魔であることの烙印のようでもあった。




 『身支度を整えてくれ』南東の諸国に我の力を必要としている人間が居るようだ。現在南東諸国は、勇者に転生した人間と魔族に転生した人間同士で血で血を洗う戦火に陥っている。「アスモデウス様直々にですか」目を見開いているセバスチャン、多少の動揺が目に見えて伝わってくる。『聖杯の名のもと我の供物と幾百幾千の血と人間と魔族の肉を持って我を召喚しようと試みておる不逞の者が居る』セバスチャンのくぐもった声に動揺を隠しきれなく激しく咽頭が鳴った。



 

今のところ連載は考えていませんが、定期的に短編を投稿をします。応援よろしくお願いします。

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